天高く馬肥ゆる秋 ポポーを食す

10/12
先日のキャンプの帰路、道の駅で出会った謎の果実 ポポー。

そのインパクトある響きが頭を離れず、ポポーの事を考えて夜も眠れない。

調べてみると北米原産のトロピカルな果物らしい‥

明治時代に日本へ入って来たがあまり流行らず、現在では愛媛県の大洲で積極的に栽培されているとの事。

色が黒っぽく、表面が柔らかくなってきたら成熟の証。

時は満ちたり、いざ実食。

食レポがてら、裏山へmako散歩にやってきました。

秋の山はマメに通わないと、野生食材の旬を逃してしまいます。

早速落ちていた山栗を拾う。

栗の殻と猪の足跡。

猪も栗が大好物です。

本命のナラタケ系は見当たらず、ヒラタケとキクラゲを採取。

大量のアケビ。

皮はアクがありますが、油料理にするとナスみたいな感じで美味いです。

ハナビラニカワタケ、シロキクラゲ。

可愛いクチベニタケ。大きさ2cmほど。

カメラ欲しい‥

テイカカズラの実の虫こぶ型。

虫が寄生して変形する実を 虫こぶ と呼びます。

沢には小魚が見えます。

一通りの散策が終わったので休憩。

この辺りは前日まで雨だったので、着火剤には乾いた棕櫚の皮を拝借。

焚火台の下にアルミ箔を敷いておけば撤収も楽です。

燃えやすい小枝や枯葉などで火を繋ぎながら、太い枝を炙って乾燥させます。

やがて太い枝に火が着くと安泰。

火力調整用の小枝を焚火台の周囲で乾燥させておきます。

手の平サイズの焚火は難易度が高いですが、火を操っている感が好きです。

コーヒーとドーナツで朝食。

先ほど拾った栗は焚火で焼き栗に。

ホクホクのカリカリです。

いよいよ今日の主役ポポーを剥いてみました。

完熟な感じとトロピカルな香りが凄い。

辺りに充満する香りのせいか、スズメバチが飛んできて周囲をウロウロしています‥

断面のルックスはこんな感じです。

果肉はトロける柔らかさ、口いっぱい広がる南国風味。

が、なんとも巨大な種があります。

歯が折れるかと思った‥

触感も味もマンゴーのような感じで、他のトロピカルフルーツに味は負けておらず、普通に美味しかったです。

種が大きくて可食部が少ない気もしますが‥

また旅先で見たことない食材に出会ったら、積極的にトライしてみようと思います。

コレは庭に植えてみようかな‥