双六岳 テント泊
双六台地から槍ヶ岳が見たい。
そして、槍ヶ岳の頂に立つ。
そんな野望を胸に一年振りのソロ登山テント泊。
気合が入る。
上高地付近は、先月の土砂崩れの影響力で片側通行、もしくは時間帯によっては通行止めになっていたので、行かれる方は道路情報も下調べしておいたほうがいいと思う。
ザックもそこそこ重い。
前回より水多めに持ってきたので、だいたい18kgくらい。
1日目 小池新道ルート
新穂高温泉→わさび平→鏡平山荘→双六小屋(テント泊)→双六岳
2日目 西鎌尾根ルート
双六小屋→→槍ヶ岳山荘(テント泊)
※槍ヶ岳山荘のテント場埋まってたら殺生ヒュッテ(テント泊)
3日目 新穂高右俣
槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳→槍平小屋→新穂高温泉
周回するルート。
3時間程寝てから夜通し走ってきたので、栄養剤で気合を入れる。
今日のコースタイムは7時間位。
それなりに苦戦を強いられそうなので、お腹が空く前に菓子パンを食べれるだけ食べて栄養を補給。
平日にも関わらず、6割は駐車場は埋まっていた。
近道を通り登山口へ。
早朝5時 登山開始。
いつもだったら水を入れ替えたりするけど、今回は、水ではなく家でポカリを仕込んできたのでスルーする。
ビジターセンターはまだ空いてない。
温泉の湯気が立ち昇っている。
帰りに入っていくのもありだろう。
妻に以前言われたが、山の服装が信号みたいだねって言われて、気にしている。
確かに見返して見ると、ザック緑、ウェア青、ハーフパンツ黄、シューズ赤。
確かに信号機だ。
この看板は至る所に設置されていた。
今年はこのテント泊の予約制を取っているところが多い。僻地にあるテント場や、張り数が多いところは例年通りなところが多い気がする。
平日で早朝と言うことで、熊鈴を持ちなら歩く。
登山を始めた頃に購入したもので今でも大事に使っている。
登山道も崩れているところが多かった。
こちらの橋も傾いていて、事故の責任は一切取れませんとの注意表示が、、、
わさび平小屋に到着。
写真で見たことのある光景。
野菜や果物、飲み物も冷やしてある。
野菜や果物を丸噛りしたいところだけど、まだお腹は空いていない。
テント場を覗いてたら1張りのみ。
トイレを使わせてもらったが、とても綺麗。
まだまだ、先は長いので長居はせず先に進む。
2時間程で小池新道に到着。
ここから鏡平までが正念場。
山から降りてくる冷たい風が降りてきたり、太陽で暖められた温い風が吹き付けてきたりと、身体がおかしくなりそう。
緩かな登りが続く。汗ダラダラです。
ついに朝日が差し込んでくる。
登山道の気温が一気に上がるのを肌で感じる。
ひたすら緩やかな登り雲一つなく天気は最高。
明日の登山もあるので、ここで体力を消費する訳にはいかず、ちびちび登り、細々休憩を挟む。
水が冷たくて気持ちいい。
飲みたかったが、顔を洗うだけにした。
登山道自体は特に難所はないので、景色を楽しみながら登っていく。
いい景色ですが、暑い。
大量に家で仕込んできたポカリをどんどん消費。
ここで長めの休憩。
モンベルのボトルのフタをプルトップタイプに交換して使い始めたが、凄く楽。
もっと早く使っていればよかったと後悔。
初めは蓋を回す習慣が根付いてしまって回して飲んでいたけど、慣れるまで時間がかかった。
残雪もほんの少し残っていてコントラストが美しいです。
熊の踊り場という開けた所に到着。
ここまで来れば鏡平山荘までもう少し。
ガンバレ自分。
チビチビ登ったので、思ったよりも体力を温存出来た。
鏡平池に到着。
朝食べ残したパンを食べながら鏡平池を堪能。
雲も無く、風も無く、本当に鏡のような風景。
鏡平山荘へ。トイレを新設中。
かき氷が有名らしい。
手ぬぐいは新色をゲット。
コーラを飲みたいが、双六小屋まで我慢。
明日歩く予定の西鎌尾根。
最後の急登がキツそうだなぁ、、、
ここからはトラバース。
オジさんグループと追いつき追い越されのデットヒート。
弓折岳分岐へ到着。辺りはすっかりガスガスに。
ここで秘蔵の山専ボトルを召喚。
神奈川の水道水だが、氷を入れてきたのでキンキン。いつもお湯の保温メインで使ってきたけど、これからはもっと積極的に使ってもいいのかもしれない。
ここから双六小屋までは尾根歩き。
だいぶ気持ちが楽。途中、花畑も広がっていた。
あと2キロ!!
双六小屋のテント場は今期は予約制を取ってあるので、急いで着いたところでやることもないので、ペースを落として歩いた。こちらの尾根は所々にベンチが設置してあったので、のんびり過ごしながら。
幾分か雲も抜けてきた。
ついに双六小屋がはっきりと見えた。
ここまで遠かった、、、
そして見えてからも遠かった、、、
休憩を抜いたら6時間で到着。1時間は巻くこと出来た。
ザックを降して受付へ。
徹底されたコロナ対策。
牛乳も売っていた。珍しい。
我慢していたコーラを。
沁み渡ります。
水は無料。トイレはテント泊利用者でも100円。
久しぶりにチヌーク1.5P。
風が強くて設営に一苦労した。
お昼ご飯は五目ラーメン。
ロケーションも最高です。
テントへ戻り、濡れた手ぬぐい、衣類を乾かす。
風も強いので、速攻乾いた。
テントで横になって休憩。
仮眠でもしてから双六岳に空荷でピストンしようと思ったが、寝付けずそのまま双六岳へ。
雲も上がってきそうな雰囲気だったので、先を急いだ。
因みに双六小屋はドコモは圏外。
西鎌尾根方面に15分登るか、双六岳の山頂付近まで行けば電波が入るらしい。
双六台地からの槍ヶ岳が見たい。
何処からその景色が望めるのか、調べても分からなかったので、とりあえず山頂を目指してみた。
標高を上げていくと、槍ヶ岳が見えてきた。
カッコいいが、自分が見たい景色はここではない。
おしい!
これです。
この景色を見にここまで来ました。
双六岳の山頂の手前からの景色でした。
山頂に到着。
裏銀座方面。ギリギリ雲がもってくれました。
こちらも行ってみたい気持ちがあったが、基本車で行ける周回ルートが好きなので今回は候補に上がらなかった。
道中、青いアウターの親子と話したりしながら下山。日が暮れる前に双六小屋へ。
天気予報を観る限りは、晴れ予報も出ていたので明日は期待出来そうとウキウキしながらテント場へ戻った。
やはり、テントを買った時から心配していた事が現実に、、、フライシートが裂けてきてます。
何かしら対処しないと。
晩ごはんはルーロー飯。
ビールは明日の槍ヶ岳に着くまで取っておくことにした。
楽しみにしていたルーロー飯。
香辛料が控えめだった。
アルファ米が少し固かった。お湯少なかったかもしれないと後悔。
夕飯を食べた後は、持ってきたポカリの粉と水を混ぜて明日に備えた。怪しい粉ではない。
早朝三時起床。霧と強風。
さすがに槍ヶ岳は諦めて下山することに。
昨日山専ボトルにお湯を作っておいたので、アルファ米とバナナバウムを食べた。
昼から天気が崩れるみたい。
ここから四時間で着くのに、、、
悔しいですが撤退。
途中までは霧だったが、鏡平山荘に着く頃には本降りに。
小池新道の岩場は滑りやすくて気をつけながら。
雨の中、5時間掛けて下山。
大転びは無かったが、小転び一回で済んだ。
小雨での登山は経験があったが、ここまで本降りの雨はしんどかった。
新穂高温泉で五平餅を頂く。美味。
足湯はエキスが出そうだったので遠慮した。笑
帰りは我山のカツ丼。2年前に行って以来久しぶりだったが、相変わらず美味い。
カモシカスポーツでは、双六岳であった親子とバッタリ遭遇。世間話したりと、息子さんが少し心を開いてくれた気がして嬉しかった。
温泉行ったりお土産買いに行って帰宅。
双六小屋にもう一泊して槍ヶ岳を目指すプランも考えたが、翌々日も天気が優れなかったようなので、雨の中下山しておいて良かった。
#双六岳
※2020.8.6-7 total 43km
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効いたよね早めのサトルン
去年双六岳を登ったので懐かしい景色が見れました😆 天候が崩れたのは残念でしたね... 道のりが長くて暑かった記憶があり、双六岳から見る槍ヶ岳と御来光に癒された素晴らしい思い出でした😌
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sagiri-紗霧-
双六大地やはり良いですね。 わたしも来週、双六は通過か、できればテント泊予定なので楽しみです。体力が残っていれば槍ヶ岳まで行きたいですね。 台風が来ませんように(*´-`)
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кочапо
大変お疲れでしたー! 槍は勿体なかったけどナイス判断です。 次の登山は体力不足の為生物禁止にしました。 昨日はフリーズドライの大試食会を開催。 もう5年はノンフリーズドライ生活を送っていたのでだいぶ進化してると思ったんだけど特に変わらずです。1番美味しかったのはアマノフーズのビーフシチュー。ただ140mmしか作れないのに258円とコスパ悪し…市販のルー持参でかさ増ししようと思ってます、