唐松岳 テント泊

天候が優れず、機会を逃していた唐松岳。ついに決行した。

自宅を出たのは深夜0時。
少し仮眠してから出発した。

早朝4時に到着。
無料の駐車場はそこそこ埋まっており、後から来た車は右往左往していた。

ゴンドラの始発が6時30分からだったので、仮眠しようとしたが寝れなかった。

時間に合わせて行くと長蛇の列。
こんな光景を見るのも少し慣れてきた。

思っていたほど時間は掛からず、チケットは買えた。
ザックの重さが15kg以上の場合は追加料金が発生する。
自分はギリギリ15kg未満。相方は13kgだった。
当初は唐松岳テン泊ピストンを計画していたが、唐松岳⇨五竜岳の縦走してみたい欲が出てしまい、体力的行けるかどうかわからないが目標として計画を立て直した。

ゴンドラに乗り込み八方池山荘を目指す。

兎平へ到着。
まだ八方池山荘には着かない。
ゴンドラの次はあとリフトを二回乗り換えないと行けない。
標高が上がってくると少しずつ青空も見え始めた。

白馬のキャラクターが所々出迎えてくれる。もののけ姫のこだまのようだ。

リフトに乗り黒菱平へ。
足元には花畑が広がっていた。

２つ目のリフトに乗り、八方池山荘へ向かう。

風が気持ち良く、リフト一周してもいいくらい良い景色だった。

標高1800mの八方池山荘へ到着。

標高も高いおかげでそこまで暑くはないが、日差しが強くなってきた。

八方尾根に咲く固有種のハッポウアザミ。この尾根にはこの花の他にもここにしか咲かない花が沢山あるらしい。

ツアーの団体さんが多く、登山道は渋滞。

八方池までは整った木道で歩きやすい。

道中たくさんの花々が咲いていた。

まだまだ道のりは長い。

噂に聞いていたトイレ。
山の中とは思えないほど立派なトイレ。
一見の価値あり。中には入っていないけど、、、

標高2000m 第三ケルンに到着。

八方池が見えてきた。少し待っていると雲が晴れて山肌が見えてきた。

鏡のように山肌が写る。
美しいです。

ヤゴが泳いでるのは見つけたが、八方池にはサンショウウオもいるらしい。

景色を堪能して唐松岳を目指す。

森林の中は少し涼しい。
森林限界⇨森林⇨森林限界の不思議な地形。

久しぶりの登山の為、なかなか足が上がらない。

雪渓で休憩。
寝不足のせいか、ペースが遅くて相方の足を引っ張ってしまう。申し訳なくなった。

完全にバテた。
数歩歩いて休憩の繰り返し。
全然足が前に進まない。

2430m 丸山ケルンに到着。

雲も抜けてきて景観も良くなってきた。

相方に鼓舞されるが、身体が言うことを聞かない。
数歩歩いては休憩の繰り返し。
そして眠くなってきた。

体力的に五竜岳への縦走は厳しそうなので諦めた。

雲が抜けて行き、カッコいい山肌が。
テンションが上がる。

唐松岳頂上山荘へ到着。5時間くらいかかってしまった。

とりあえず受付を済ませてテン場へ降りる、燕岳の時も余裕で張れたし大丈夫だろうと甘くみていたが、張れそうな場所がごく僅かしか残っていなかった。

疲れ切った身体にコーラが染み渡る。
なんでだろう、涙が出た。

狭いテン場なのに申し訳ないが、ステラリッジ2とチヌーク1.5を張った。
テン泊装備で二人で手持ちの１つのテントに泊まるのはちょっと厳しい。
もう少しだけ大きいテントも欲しいが狭いテン場だと張るスペースがないし、悩む。

ビールに麻婆春雨とご飯。

時間もまだあるので、唐松岳への山頂へ向かう。

唐松頂上山荘までの道のりがほぼ登山レベルに遠い。
唐松岳山頂山荘から唐松岳は30分程の距離。

少しガスってきたが、こちらも良い景色。

秘境感の強めのテン場。

唐松岳登頂。
五竜岳が綺麗に見渡る。

白馬岳方面はガスで隠れていたが、雲が抜けるのを待った。

日本三大キレットの一つ
不帰ノ嶮（かえらずのけん）

とても自分には行くことが出来ないルートだが、一目見ることが出来て良かった。
カッコよくてしばらく見惚れてしまった。

下山後は山荘で買ったキンキンに冷えた生ビールを飲んだ。最高です。

ソーセージ、ズッキーニ、ガチョカバァロ、一つずつ飲みながら焼いて食べようかと思っていたが、めんどくさくなっていっぺんに焼いて混ぜて食べた。
山補正が働いたかわからないが、美味しかった。

日が暮れるのを眺めながらお酒を飲む。

不安になるような色の入道雲。
天気予報ではこちらに来ない予定だが、相方の話しだと雷で光っていたらしい。

疲れ切っていたので早寝。
初めて相方よりも早く寝落ちした。

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早朝3時に起床。
辺りはまだ暗く星が綺麗だった。
相方を起こし星撮った。
気温は13度くらい。肌寒いくらいがちょうどいい。

寝る前に朝日は唐松岳の山頂でみようという話しになっていたので、2度目の唐松岳へナイトハイク。

ゴールゼロのライトは登山でも使いやすいと思う。

キャパが25張りの所に70張り以上テントが張ってあったらしい。
ちなみに山荘泊まりは四畳に12人という混み具合。

もうすぐ日の出。
相方へ、皆で日の出を共感する為にEXILEさんのライジングサンを流してみてはどうか？と打診したところ、
マジで止めろ。と言われたので、心の中で歌った。

日の出を堪能し、テン場へ向かう。日の出の渋滞発生。まだ朝5時なのに、、、

湯煎時間を誤り、ご飯が硬いので茶漬けに変更。

テン場に日が差して暑くなる前に帰る準備。

テン場の居心地はゴツゴツしていて良くはなかったが、ちょっと名残惜しい。

テン場から山荘に行くまでの道が普通の登山道よりも大変。

自分達が帰る頃にはガラガラになっていた。

帰り道は雲海を眺めながら下山。

下界に近づくにつれて雲が出てきた。
八方池は雲が抜けなそうなので、スルーした。昨日粘って写真を撮っておいてよかった。

下山は3時間くらいで完了。

下山後のソフトクリーム。
格別の味。

またリフト×2 ゴンドラ×1 を使い地上へ帰還。

下山後は温泉、蕎麦を頂いたり、白馬のアウトドアショップを回ったり観光して帰宅。

道具も重要だが、身体が資本というのが身に沁みた登山だった。
縦走に耐えうる体力が欲しい。
次回は万全の体調で。

2019.8.3-4 ※total 22.5km