狩猟生活 始めました

アウトドアを愛するdayouterの皆様、明けましておめでとうございます。

少々ご無沙汰しておりました。

去る11/15は狩猟解禁日。

今期も出猟し、想定していた以上に多忙な日々を過ごしています。

ここは自宅畑の正面に位置する山。

人と野生動物との境界線に防衛ラインを引くようなイメージで仕掛けています。

食痕や足跡などの痕跡をトラッキングしながら、仕掛ける場所を見定める。

獣道にはトレイルカメラを設置。

センサーによる動体検知で自動撮影するので、夜間の野生動物の行動パターンを監視できます。

カメラの映像確認は毎日の楽しみで、本来の目的を忘れてしまいます。

キャンプでは防犯に使えるかも知れませんね。

私が使用する罠は、踏み込み式くくり罠。
市販品を参考に自作しました。

穴を掘って外枠を埋め込みます。

踏み板にはワイヤーをセット。

ワイヤーをセットした踏み板を外枠に乗せます。

安全装置を外して、土や葉で隠して設置完了。

踏み板を踏むと、外枠から外れたワイヤーがバネの力で締まり、脚を捉える仕組みです。

罠による狩猟とは、五感が鋭い野生動物との知恵比べ。

その駆け引きは面白い部分もありますが、命と真摯に向き合うリアルドキュメントです。

相手には敬意と礼を尽くし、色んな事を背負う覚悟をもって臨んでいます。

狩猟で得た肉は野営で豪快に。

鹿の背ロースです。

一昔前は普通に刺身で食べていましたが、最近は人獣共通感染症（E型肝炎など）の影響で、必ず火を通すように指導されています。

大晦日の昨日、実に2カ月ぶりの野営をしました。

頻繁に獲物がある訳ではありませんが、毎日の見回りは必須です。

もし獲物があれば予定もキャンセルになるので、最近は生活が狩猟を中心に回っています。

頂戴した命を余すことなく使いたい想いもあります。

副産物でもある毛皮や骨の加工をしているのですが、コレが中々忙しいです。

いずれは敷物やギアの装飾に用いたり、野営を引き立てるアイテムを作りたいと思っています。

猟期は3月末まで。
狩猟はレジャーとは異なりますし、なかなか野営にも行けないので、それまでdayoutをお休みしようと思います。

良い冬キャンプお過ごし下さい。