無いものねだりのキャンプ

石川県　キャンピングスポットハマノ

海無し県民の憧れ。
それは青い海。

海が見たい！

海の見えるキャンプ場でキャンプが凄くしたい！

しかし、比較的近くにある海の見えるキャンプ場はなかなか予約が取れず、
Google mapを血眼になって探す。

そして、ひとつのキャンプ場から、目が離せなくなってしまった。

皆さま、大変ご無沙汰しております。約2年ぶりの投稿となります。

近場でのキャンプはしておりましたが、遠征してのキャンプは久しぶりです。

今回、あまりにも素敵なキャンプ場に出逢うことができました。自分の拙い写真と文章ではその魅力をお伝えする事は難しいですが、精いっぱいご紹介させていただきます。

こちらは、能登半島のほぼ先端。石川県珠洲市にあるキャンピングスポットハマノさん。

day outでは未登録のキャンプ場です。

まずはこちらを見ていただきたい。

こちらはオーナーさんが倉庫を改装して、ほとんど手作りした受付である。

オシャレ過ぎて、インドア派生活感丸出しキャンパーの自分にはただ眩しい。

最後の写真は、軽トラの荷台に乗せるキャンピングカーで、こちらもDIYとの事。
オーナーさんの本業は瓦屋さんだそうで、そちらで使用しているフォークリフトを使って乗せ下ろしをするそうです。

この為、キャンプ場の場所は、カーナビだと浜野産業さんで検索できます。

サイトは海沿いのサイトと、海から少しだけ離れた2サイト。

車は駐車スペースへ。
荷物の載せ下ろしの時はサイトに乗り入れることが可能です。

風が強く吹く日は、あえて海沿いではないサイトを選ぶ方もいるそうです。

日によっては強風で、ポールと心が折れる方もいるとか。

自分は海沿いのサイトを利用しましたが、初日は風が強く、焚き火は諦めました😅

一見普通の建物ですが、こちら、トイレなんです。
しかも自動でフタが開く、キャンプ場にいるとは思えない、超キレイなトイレです。

配置されたさまざまな小物のセンスが素晴らしく、ゴミ捨て場も美しい。

それもそのはず、オーナーさんやスタッフの方がとても丁寧にゴミ拾いや芝の手入れをされていました。

もちろん、ビニールハウスだってお洒落です。

2泊3日、飽きること無く海を見ていました。

遠く、立山連峰が見えました。

波の音を、じっと聴いていました。

時折、海鳥たちの鳴き声と、街の防災無線が聞こえてきます。

初めて来た場所なのに、何故か懐かしい気分でした。

ずっと、無限に海を見ていたいです。
と言ったら、オーナーさんは笑って、

有限だからだよ。
無いものねだりさ。
自分は海は飽きた。川沿いでキャンプがしたいけど、キャンプ場が軌道に乗ってなかなかキャンプに行けなくなってしまった。
キャンプ道具を買っても、ほとんど自分で使うことは無くてさ。
でもこうして、自分が作ったものを凄いと言ってくれて、喜んでくれるのが、今は楽しいかな。

今回の遠征キャンプは相棒のキャンピングカーのおかげで快適な旅となりました。

仕事終わりにそのまま高速に乗れた事、
車中泊道具は車内に、キャンプ道具は車外のヒッチメンバーに乗せたことで車中泊、キャンプの両方に対応できた事、
氷見で買ったお刺身のお土産に、冷蔵庫とソーラーパネルが大活躍した事。

たくさんの人やモノに感謝しつつ、これからも無いものねだりの、旅は続くのでしょう。