西鎌尾根を渡る。
去年初めて槍ヶ岳に登頂。
今年は妻を連れて登る。
今回はコヤノさん夫婦とも予定を合わせの山登り。10年振りの槍ヶ岳になるそうだ。
去年断念した西鎌尾根経由するルート。
【去年の記録 #双六岳 #槍ヶ岳】
1日目 小池新道ルート
新穂高温泉→わさび平→鏡平山荘→双六小屋(テント泊)
2日目 西鎌尾根ルート
双六小屋→→槍ヶ岳山荘(テント泊)→槍ヶ岳
※槍ヶ岳山荘のテント場埋まってたら殺生ヒュッテ(テント泊)
3日目 新穂高右俣
槍ヶ岳山荘→槍平小屋→新穂高温泉
少し仮眠してから出発しようかと思い、早朝到着したが駐車場は満車。前回は大丈夫だったのに。
しょうがなく有料駐車場に停めることに。
この辺りの駐車場は料金が高いので来られる方は事前にしっかり下調べしたほうがよいかと。
コヤノさん夫婦は先に登っていると連絡があったので、自分達も少し休憩し六時位に出発。
記念に一枚。
汗っかきなのでこういうスポットは非常にありがたい。
腹痛でワサビ平小屋に滑り込む。
小走りギリギリ間に合った。お腹弱々なので危ういところでした。
穂高温泉口より1時間ほどで到着。
ここで手拭いとバッチを購入。
名物の野菜や果物。お腹の調子もあまりだったのでまた今度に。
わさび平山荘から少し歩くと小池新道の入り口に着く。
ここから沢沿いに登る。
小池新道に入り1時間ほど歩くと秩父沢に到着。鏡平山荘まではまだまだかかる。距離したらまだ1/3位だろうか。
ここからは傾斜がキツくなってくるので長め休憩を取った。
鏡平山荘まて2/3くらい来たところでコヤノさん夫婦に合流。
日差しが遮るものがないのでなかなかに辛い。
熊の踊り場を抜けて鏡池に到着。
木がもう少し背が低ければ、槍ヶ岳の山肌が際立つのに。
鏡池から鏡平山荘へ。
自分はコーヒーフロート。
妻はかき氷。最初の一口目で盛大に上に乗ったソーダアイスを落としていた、、、
氷もきめ細かくて口溶けが良かった。
去年来た時より工事が進んでおり、トイレが完成していた。新しい木の匂いがして、ひとときの安らぎを与えてくれました。
弓折乗越まで2時間弱。ここから嫌なトラバースです。
体力を急速に削られながらも地道に登る。辛い。
去年はあまり雲で隠れてしまっていたが、今日は全貌を見ることが出来た。
コヤノさん夫婦と少し離れてしまったので、休憩しながら待つことに。
少し遅れてコヤノさん夫婦も到着です。
ゴロゴロと音がするなぁ、と思っていたら入道曇が迫っていた。のちに大変な目に遭うことに。
雪渓を渡る。
ここからは極端な登りはないですが、小刻みなアップダウン。
ようやく双六小屋が見えてきた。
ほっとした。
雲に追いつかれながらも何とか到着出来そう。
ずっとゴロゴロ鳴っていたので雨に降られるか心配だったが、間に合った。
またコヤノさん夫婦と離れてしまっていたので、少し待ちぼうけ。
無事に合流。
一日目の目的地、双六小屋に到着。
お疲れ様でした。
テントを張る前にとりあえずビールを。
理想の泡比率。沁みる。
鷲羽岳方面はまだ雲が掛かっておらずナイスビューです。
あんかけラーメン。前回も食べたような。
油が太陽の光を取り込みフォトジェニック。
テントを立ててゆったりしていた雷雨が。
結構近くで雷が鳴っており最初はビビっていたが、耳栓のお陰で寝落ちしていた。
夕食はコヤノさん夫婦と食べようかと思っていたが、天候か優れず別々で食べた。
シャウエッセン。お前がNo. 1だ。
山ではめっきり料理はしなくなってしまいました。疲れている時は簡易的に済ませたい思考回路が定着しつつあります。
星を撮ろうと思ったが月が明るくて残念。
そのまま就寝。
朝はバナナバウムと味噌汁。そしてシャウ。
今日も天候は良好。
朝焼けのグラデーションが美しい。
日の出を待つ人。
テント片付けてコヤノさん夫婦を待つ。
先に行っててほしい言われたので、今日も別行動に。
次のテン場は槍ヶ岳山荘にあるテント場に一泊予定。それなりに混み合うので午前中に到着したい。
昨日は双六岳には行かなかったけど、来年はもう一度双六岳に行きたい。今度は三俣にテント泊もしてみたい。
笠ヶ岳のテン場へも泊まってみたい。
行ってみたいところばかりで迷う。
そこまで危険箇所は無いので気分良く稜線歩きを楽しめる。
鏡平山荘も遠くへ見えた。
コバイケイソウと槍ヶ岳。
凄くいい景色だったけど、なかなか写真では伝わらない。
ゼンマイ?だろうか。
西鎌尾根産はどんな味がするのだろう。
双六小屋で買ったパン。凄く美味しかったけど、下山後に同じパンを買って食べたがこの時ほどの感動は無かった。美味しく感じる登山マジック。
ここからは西鎌尾根の核心部。300mの直登。
体力が底をつき、立ち尽くす。
妻に鼓舞されながら最後の力を振り絞ります。
何とか昼前に槍ヶ岳山荘へ到着出来た。
双六小屋を出発して5時間くらいはかかっただろうか。
テント場も確保出来たので、コヤノさんへ連絡。
1200円のビールを頂きます。妻はCCレモンで乾杯。
山荘内はこんな感じです。
いざ山頂へ。
妻は高所がダメなのだが、スルスルと登って行った。もう少し苦戦をしいるかと思ったが少し拍子抜けしてまった。
しかし、山頂の切り立つ岩場は怖いらしく、端には立てず中央に避難していた。
頑張って記念の一枚。初の槍ヶ岳だ。
無事に妻を槍ヶ岳へ連れてくることが出来た。
去年から気がかりだったので念願が叶いました。
ここからの景色は達成がある。
決してこの辺りの山脈で一番高いピークでは無いが、この切り立つ山肌がより一層高度感を感じさせてくれるのだろう。
槍ツナギを着た小屋番さんと遭遇。
ペンキを塗り直しているようだった。
ペンキに注意しながら下山。
コヤノさん夫婦も到着していた。
10年前と同様にB区画。
自分達はA区画にテントを張った。
どちらも槍ヶ岳が目の前の好立地。
ですがダガーストーム2Pではピン張りすることが出来ず、フライも岩で破れる恐れがあったので岩に当たりそうな部分は念の為テープで保護した。
夕日も期待していたが、雲も多く去年同様にガスってしまった。
この時期の天候は湧いた雲でなかなか夕焼けを見ることが少ない気がする。
今日もまた雨降ってきてしまい、コヤノさん夫婦とは別々に食べることに。
コロナ禍でテント泊者は山荘の利用を制限されることが多く、肩身が狭い。来年はもう少し自由度が戻ってほしい、、、
寝酒に一杯頂いて大人しく寝ました。
日の出を山頂で迎える人も。
A区画は日の出スポットと化し、容赦なくプライベート空間が奪われていきました、テントの周りは勘弁して欲しかった。
朝はドライフード和食。
テントを片付けて出発。
槍ヶ岳から槍平小屋を経由して新穂高温泉へ向かう。
ここからひたすら標高を下げていく。
ここからは3日目にして初めてコヤノさん夫婦と道中をフルでご一緒した。
槍平小屋へ到着。
2000円の高級チマキ。
美味しかったが高すぎる。笑
連日稜線を歩いてきたので少し物足りない気もするがコヤノさん達の会話のお陰で楽しく歩けた。
穂高平小屋で最後の休憩。
あと少しで穂高温泉。
下山コーラは格別です。
まだ下山してないがもう心は下山した気分。
ノスタルジーを感じる山小屋。
ここ数日は山価格だったので普通の価格に感謝を覚えます。
3日目雨に降られず、ちょっとぐらい降られてもよかったなんて余裕を見せたらホントに到着10分前位に土砂降りに、、、
そして、有料駐車場は5000円でした。
両替スポットが近くにないので細かいお金を準備しておくことをオススメします。
下山後は山賊焼き。ご馳走様でした。
富士山と槍ヶ岳は、日本の山を代表する2つのタイプである。
(中略)一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。
— 深田久弥、『日本百名山』
※2021.7.21-23 total 50.7km
-
кочапо
50kmも歩いたんだね。ほぇ〜 三日間一緒にいたのにショーマ夫妻との思い出がほぼない(・_・; 山道具軽量化したので次回は何とかついていきたいです!
-
hirozou
こんにちは! 大晦日に素敵日記ありがとうございます いつかお会い出来る日を思い描いています 良いお年を。。。
-
CHAKU
3日間の山旅の記録は凄いボリュームですね どれも綺麗な写真だけど実物はもっと感動するんでしょうね Shomaさんの投稿みると山登りに憧れを抱きます😊 アイコンかわっててアイコンかわると誰かわからなくなるもんだなって思いました😂