ナマステ🇮🇳キャンプ［番外篇］

アウランガーバードの旧市街、ぶらぶらと散歩する好奇心旺盛なひとりの日本人。そんな日本人（というか、なによりも珍しい外国人）に興味津々なインド人。
「ハロー！」「ハァイ！」「ハロー！」
歩くたびに声を掛けられる。

この店からも、視線を感じるーー。

よく見ればステンレスの食器屋さん。
こういうの、実は欲しかった。
ちょっと覗いていこう。

これはなかなか良い。
いくら？ と聞いて、主人が面倒臭そうに秤に載せる。₹70だ。
これは？ ₹60。
これは？ ₹25だな。

じゃあ、この３つくださいな。

おお、本当に買うのかい？ じゃあ₹150でいいよ、₹5はまけとくぜ！

インドの商店では、店員は日本と違ってとても無愛想で、更にやる気なさそうにしていることが多い。
でもほとんどの場面で「ありがとう！」と言うと、とびっきりの笑顔を返してくれる。
決して不機嫌なわけではないのだ。

この店で買ったもの。丸みを帯びた形に一目惚れ。
大きいやつはチャーイを、小さいやつは熱燗を作るのに使おう。
蓋もしっかり閉まるし、キャンプでの使い勝手も良さそうだ。

ステンレスの食器を買った後、ティッシュを切らしたことを思い出す。
日本では、ドラッグストアに行けば大概のものが手に入る（最近は食品も酒も充実していて非常に便利だ）が、ここではそうもいかない。
薬屋には薬しか売ってないし、雑貨屋には雑貨しか置いてない。
いろんな人に聞いて、やっと売っている所を見つけた。

ティッシュは鼻紙としては使わず（鼻をかむ時はハンカチを使う）、レストランで使う紙ナプキンとして需要があるとのこと。

新市街に向かうと、近代的な店があった。
コンビニとスーパーの中間みたいな感じ。食品も雑貨も揃っている。なんと、ティッシュも普通に売ってるじゃないか（高いけどね）。

日本に持って帰ることのできる食品を探してみようーー。

さまざまなスパイスと紅茶を購入。
アールー・マタル、チキン・ビルヤーニー、エトセトラ、エトセトラ。
よし、次のキャンプでは本格的なインドカレーにチャレンジだ。

しばらくいいかな、なんて思いつつ、また１年経つと行きたくなる。
不思議な国、それが “インド”。

次はどこへ旅立とう。それは南インドか、東インドか。あるいは未だ見ぬ他の国か。

そして、どこからキャンプへ向かおうか。ひょっとして、海外でキャンプか。

夢は広がるばかりである。

🇮🇳 नमस्ते डेरा डालना २०१६ 🇮🇳