熊野海道エクスペディション Pt2
Day3:月曜はいよいよ奥伊勢へと進み、さらのその先の紀北、尾鷲を目指します。火曜くらいに低気圧が入るので今日漕がないと翌日は停滞になるかもしれないとのことでした。
このエクスペディションは知床に比べるとエスケープポイントがいくらでもあるので、出発もややのんびりです。7時起床でパンやコーヒーを食べて、出艇準備し9時くらいに和具広の浜を出発。この日は薄曇り、無風、凪の状態でまずは数キロ離れた御座白浜を目指します。のんびり漕ぎつつ、柴田さんとはまさかの洋楽ロックについて語り合っていました。邦楽はあまり聴かないが、80年代洋楽ロックが大好きだそうです笑
御座白浜の脇にあるアルガフォレストさんのクラブハウスに到着。この浜の背後にアルガフォレストさんのカヤックが格納されています。時間が遅くなり、ここでゴールするならばクラブハウスに泊まってシャワーを浴びれるということですが、まだ昼前なので当然漕ぎ続行。
ここから英虞湾の入り口を横断する形で一気に向こう岸を目指しますが、弱い雨と風となってきました。
英虞湾を横断すると雨風がかなり強くなり、この先の五ヶ所湾は越えられないであろうという判断で田曽浦の手前東側にある海岸へ上陸。名前すらついていない浜です。
上陸してテントを張ったあたりで強い雨となり、柴田さんが共同タープを張ってくれました。僕も二人用タープをテントに被せてみたのですが、海だとペグが効かないしちょっとの風で飛ばされるのであまり向いていないですね・・・まだ夕方でしたが、豪雨となり焚き火もできないので、ガスで調理した夕食をいただきすぐに就寝。携帯の電波が良いのでネットを見ながらテント内でゴロゴロしていました。
Day4:雨は夜中に止み、火曜日は打って変わって快晴。しかし強風が吹いているので停滞決定となりました。南側に面している海面は風が当たりませんが、この先に向かう予定の五ヶ所湾では北風が集約されて強烈な陸風になるそうです。
他の皆さんはベテランらしくくつろいで本を読んだりしているのですが、暇なので山道を登って田曽浦の町まで歩いてみることにしました。初級登山道くらいの斜面を登って林道を下ると隣の海岸にあるおしゃれなカフェにたどり着いたので、なんとなくビールとタコスをオーダー。しかしタコスは子供のおやつくらいの大きさでちょっと残念でした笑
冷えたビールを買うことを目的としてひたすら歩きましたが田曽浦まで40分くらいかかりました。(2km強)田曽浦でビール、氷、アジフライと唐揚げを購入しテントへ帰宅。その後はビールを飲みながらひたすらゴロゴロしていました。
ちょうど柴田さんが夕食の準備に取り掛かろうという時、海岸でバシバシッという音が聞こえるので、何かと思ったら大量の小魚が波打ち際に打ち上がっています。イワシの子供で、おそらく大きな魚に追われているのではないかとのことでした。どうせお亡くなりになるのは明らかなので、ボウル一杯に拾って素揚げにしていただきました。缶詰の油とニンニク、唐辛子で良く火を通していただくと非常に美味。
日没後は焚き火をしながらアウトドア談義でまったり。翌日午前は今日の風が残るのではないかという予報で午前中は危険ではないところまで進むという計画です。
To be continued…
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QP
Googleのタイムライン、海の上にあるのはなかなかレアで楽しいですね😆👍 気になってしょうがないんですが、この大きなお鍋とか、全部積んで海へ漕ぎ出してるんですか??😳
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hfj
航路はGarminからエクスポートしたファイルをGoogle EarthでインポートしてMapで表示させたものです。登山ならヤマップ使いますけどカヤック用で海のルートを記録できるアプリないですからね・・・まあGarminはめんどくさいですが距離測るのに使えて便利でした。鍋はもちろん持ち運びますよ!僕は自分のカヤックが細くてあまり荷物を詰めないタイプなので大きな装備は運びませんでしたが、途中から防水バッグに入れた食料を後ろデッキにくくりつけていました。途中で買い出しに行きますが、カヤックにすべて積み込んで移動するのは知床と同じです。