熊野海道エクスペディション Pt1
最近日帰りや一泊二日でカヤックをするモチベーションがわかなくて、さらなるハードなエクスペディションに参加したいと考えていたところ、ぴったりのツアーがあったので参加してきました。伊勢志摩をベースにカヤックガイドを務めるアルガフォレスト柴田さんの主催する熊野海道エクスペディションです。柴田さん略歴↓
知床エクスペディションの新谷さんの古い友人で、一緒に何回もアリューシャン列島遠征へ行ったことがあるそうです。ぱっと見は建築の親方風ですが、30年間カヤックガイドをしているという日本を代表すると言っても過言ではないカヤッカーです。
この熊野海道エクスペディションとは、三重県伊勢志摩から出発し、和歌山県の新宮市をゴールと設定し、漕げるところまで漕いでいくというハードコアなツアー。総距離は170kmとなり、8日間漕ぎ続けますが、新宮市にたどり着けなければ途中の電車に乗れる港で終了するというスタイルです。
出発地は伊勢市の二見浦海水浴場。僕の母は三重県の津出身なので、三重県には子供の頃に来たはずですが、まったく記憶にありません(笑 金曜深夜に自宅を出発し、朝方4時頃二見浦に到着したので車中泊。10時頃準備に取り掛かるはずでしたが、寝過ごして柴田さんじきじきに起こされるという失態。今回の参加メンバーはSさん、Aさん、Iさん、Kさんの40〜60代アウトドア好き親父軍団です。軽く自己紹介をしてから早速荷物を積み込み昼過ぎに出艇しました。
初日はとりあえず伊勢市から鳥羽市を目指します。このあたりは波もなく暖かで、観光気分で船を漕いでいました。
無数の島と入り組んだ湾があり、伊豆や千葉県とは違った景色です。イルカのショーをやっていたイルカ島。海上からイルカが芸をしているところを見ていました。
初日だけあってゆっくりのペースでしたが、ひさびさの運動で体が動かず、疲れ果てたところで石鏡町という町の無人の海岸に上陸。ここでキャンプをします。丘の上にホテルがありますが、歩いてわざわざ海岸に来るためには何十分もかかるらしく誰もいませんでした。焚き火で麺を調理して夕食。この熊野海道エクスペディションは、知床と違って港に上陸して買い出しに行ったり、外食に行ったりすることができる点が違います。大きな満月の下、アウトドア談義が始まり盛り上がりました。柴田さんは日本を代表するカヤッカーとはいえ物腰柔らかな方で楽しく話ができました。
翌日日曜日。天候も良いので志摩市を突破するべくさらに先を目指します。が、出発してすぐに三角波と時折高く持ち上がるうねりに苦戦してまったく前に進みません。後で柴田さんに聞いたところ、このエリアは東向きなのでうねりの影響を受けやすいということでした。途中国分浜という場所の横で休憩し、再度漕ぎ出しますが、さらにうねりは大きくなり、前を漕ぐ人の頭が隠れます。そして小刻みな波で僕はまたしても船酔いし、吐きそうになってきました。
他のメンバーも疲れ果てていましたが、なんとか大王崎灯台を突破、この先は三角波がないので船酔いも治りました。英虞湾の南にある和具広の浜という港の横の海岸に上陸。テントを張った後は定食屋に繰り出しました。海の近くだけあって鯛の刺身が絶品でした。
定食屋から帰ってきた後は焚き火をしながら酒を飲んでいましたが、全員疲れ果てていたので早めに就寝。
To be continued.
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QP
また楽しそうな事やってますね😆✨✨ いちいち地図を見ながら妄想で御同行させていただく気分で楽しませてもらってます🗾 自分で漕いでも船酔いするモノなんですね😨 海の上からはもちろん、陸に上がっても楽しめるのもいいですね😊 続きが楽しみです❤️