笠取山 テント泊
何とか山の紅葉にあり付きたい。
標高の高い山はすでにピークを越えてしまっている。
前から気になっていた笠取山へテント泊を決行。
こちらの作場平登山口は最大30台程停めることが出来る。8時前には到着すれば大丈夫だろうと甘く見ていましたが、ギリギリでした。
紅葉は太陽に照らされてナンボだと思っているので、日が高くなるのを待ち、仮眠をとった。
結局寝れなくてスマホ弄ろうにも電波がなく、ラジオを聴きながら小一時間ほど時間を潰した。
登山口に日が差し込んできた。
苔に飲み込まれている丸太と切り株。
紅葉がきらきらと。というか眩しい。
杉林を抜けると別れ道。
まだ日が上がりきっていないので、日の当たりが良さそうな急登のルートを選んだ。
思っていたより登山口〜中腹は紅葉は残っている。
真っ赤な紅葉もいいけど、こういう淡い自然な紅葉も綺麗。
良いグラデーション。
標高も少しずつ上がっていくと、黄色からオレンジ色へ。
この辺がおそらく紅葉の見頃だと思い、ゆっくり歩いた。
10時のおやつ。
第一キノコ発見。
秋なのでキノコがいっぱいあるかと思ったらこの1つしか見つけられなかった。
この辺りが自分の好みの紅葉のピーク。
風が吹くと舞い落ちる落葉が冬の訪れを感じさせます。
カラマツも辛うじて残ってました。
カラマツは山の上から見ても、下から見るのも雰囲気があるので好きだ。
登山口から2時間もかからずに笠取小屋へ。
小屋番のオジちゃんは気さくな人で、どんどん話かけてくる。
野生のシカを餌付けしてるようで、小屋番さんが独特な声で呼びかけると、シカが集まってきた。笑
是非、生で見て体感して頂きたいイベントです。
近くに寄ると一定の距離を保ち、餌を食べる。
ので、距離を保ちつつ観察。
テントを張る場所は後から合流することを伝えると広いスペースを確保して頂いた。
ありがたい。
元々は妻と二人でテン泊予定だったが、別ルートでシャケさんが偶然同じ日に同じテン場に泊まるらしく合流することに。
さらに、うっちぃさん夫婦もまた別ルートでこちらに来るようで、合計で3つの登山ルートで一つのテン場へ集まることになった。
到着時間は別々で、おそらく全員集まれるのは夕方前。
テントは20張りとは書いてあったけど、全然もっと張れそう。小屋番のオジちゃんに聞いたら、今まで張れなかったことはないから大丈夫だよと、言っていた。
トイレもバイオトイレで、ボットンの中ではかなりの上位。
夕方まで時間もありあまっているので笠取山を目指すことに。ちょうど山頂に着く頃がお昼なので昼食は山頂の景色が良いところで取ることにした。
山頂までの道中にある分水嶺。
こちらは山頂ではないが、ここから荒川、富士川、多摩川へ別れる起点になるようだ。
数メートル、数センチ、雨が落ちたところで流れていく方向を変わる。
目指す、笠取山が見えて来た。
写真で見た通りの急登。
かなり地面が泥濘んでおり、足を取られながらも前に進む。
最後はスキー場を思わせるような斜面に苦戦しながらも登頂。
逆光だが、良い。
笠取山の周辺はカラマツが茂っていたが、紅葉した葉はほとんど落ちてしまっていた。
もう少し早い時期に来ていたら、カラマツの黄色の紅葉も加わって更に良い景色だっただろう。
山頂ではカップラーメンと最近、ハマっているシューマイ。
気温も高く快適な山頂。
ブランケットを持ってきたので妻は昼寝をし始めた。
自分は、ぼーっとして景色を眺めたり、コーヒーを入れたりしてゆったり過ごした。
山頂いる時間はいつもほんの数分だけど、今日は2時間はダラダラしていたと思う。今までは山頂でゆっくり過ごすこともなかったので、こういうのもたまにはいいのかもしれない。
そろそろ、テン場に戻ろうかと思ったが、登ってきた急登を滑らずに降りる自信が無かったので巻道から降りることに。
こちらに本物の標識がありました。
シャクナゲが沢山あった。
帰りの巻道に通過した水干。
写真には見えずらいが木の上には祠があった。
多摩川の沢の行き止まりがここでらしく、ここから多摩川が始まるそう。
枯れていて実感が湧かない。
来た時より日も傾いてきた。
誰か到着しているかと思ったが、まだのようだ。
お酒を飲みながら到着を待ちます。
日が暮れる前に気温も落ちて0℃近くに。
やることも無いので見晴らしが良い分水嶺まで夕陽を見に行くことに。
日が落ちそう。笑
誰も来ない。
夕陽を見ていたらうっちぃさん夫婦が林の中にいるのを発見、合流できました。
テン場まで案内しつつ、シャケさんの到着を分水嶺で待つことに。
シャケさんであろう、光。生存確認。
そんなこんなでシャケさんも無事に合流出来て、皆で笠取小屋へ。
テントを立てて夕食。
トマト鍋を作ろうと妻と話しをしていたが、味の正解が分からないので最初は市販のスープを買って味を確認しようという流れに。次はゼロから作りたい。
寒さに耐えながらも楽しい時間を過ごすことが出来た。
明日は自分達以外は雲取山経由で麓に降りる予定だったそうだが、もう満足したとのことで自分達と同じ作場平登山口に降りることになった。
最後の〆はチーズとご飯を入れてリゾット。
たぶん2人では食べきれないであろう量だったので食べてもらって助かりました。
鍋の食材の加減は難しい、、、
それぞれの寝床に。
------ 2日目 ------
次の日の朝はご来光を見に笠取山へ。
昨日笠取山の急登を登った時はドロドロだったが、今朝はカチカチ。
隣の山で太陽が隠れてしまって、思った感じの照らされ方ではなかったけども。
ほんのり紅葉が照らされました。
霜柱を破壊しながら下山。
朝は太陽の当たるところに集まって朝食。
日の有り難みを感じた。寒くて日陰にはいれなかった。
帰りは自分に時間を合わせて頂いてゆっくり帰り支度。
昨日歩いていない沢沿いを遠回りさせてもらった。ここは日当たりが良くないせいかまだ紅葉は残っていた。遠回りして良かった。
最後はウチのコンパクトカーにギュウギュウになりながら帰路へ。
帰りに寄った温泉の中にある食事所も美味しかった。
なんとか紅葉にありつけた良きテント泊でした。
2020.11.6-7 ※total26.5kn
-
QP
秋のテン泊もステキですね🍁 でも、気温と急登を見たら自信がなくなりました😵 山で焼売、マネしたくなりました😋
-
shoma
何とか紅葉ゲット出来ました! 寒さを耐え凌ぐのがテント泊登山の醍醐味と勝手に思いこんでいるので、寒さを楽しんでおります。笑
-
ulhvy
今回もお世話になりましたー!次は雪山かな!w
-
つかひろ
キャンプ場ですら仲間に遭遇する事ってなかなかないのに山で合流するのって凄い偶然。 紅葉綺麗ですね🍁 あと、急な登り…角度が…もう壁ですね💦
-
☆ZERO★
僕が今やりたいのは正にこれなんですよ❗️とても参考になります✨ もっと知識を深めて来春には挑戦したいです⛰