最高のコーヒーを淹れにいく
涸沢の朝。
日がすぐそこまで来ている。
そして夜が明けた。
キャンプ場にはまだ日が届かず、相変わらず寒い。にもかかわらず、誰もが朝日に照らされる山々をカメラに収めようとしていた。
おはよう。
さあ、この旅の目的のひとつ「最高のモーニングコーヒー」をいれよう。
お気に入りのミルで豆を挽き、お気に入りのポットで湯を落とし、お気に入りのカップで飲む。
荷物は重くなるけど、持ってこない訳にはいかなかった。
用意した豆はブルーボトルで買ったルワンダ。フルーティな甘みが疲れた体に良いと思った。
ザッセンハウスのミルでこりこりと豆を挽き、富士ホーローのポットでゆっくりと湯を落とす。カップは気に入ってる月兎印のホーローマグ。
うまい。フルーティでさわやかな味わいは朝にぴったり。
7時間かけて登ってきた標高2300mで本気で淹れたコーヒー。このために重い荷物をさらに重くして登ってきた。
次回への反省点もある。標高が高いと沸点が低く、寒いからドリップ中にも湯が冷めていく。
どうしても低めの温度での抽出になるから、浅煎りの豆だと酸味が前にでてくる。少し深めに挽いた豆がいいんだと思う。
次はもっと最高のコーヒーを淹れられると思う。
さて、下山。
帰りはパノラマコースを通る。なかなかにハードな山道だった。
少ししかない足場や、へばりついて抜けるしかない崖。さらには重い荷物とひたすら続く下り道に足の裏が痛くなったけど、なんとか無事に登山コースを抜けた。
一息ついて徳沢でお昼。インスタントラーメンと昨日の残りの芋栗ご飯。晴れ渡った空と紅葉のコントラストが美しくて、これはずっと居られるなと思う。
とは言えバスの時間もあるので帰路へ。
登山道とは一転、観光客で賑わう河童橋でソフトクリームを食べてバスに乗った。
素晴らしい旅だった。
次は涸沢が最高の紅葉を迎える時に向かいたい。
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BEKE
お疲れ様でした。ホントに良い山行ですね〜‼︎ザッセンハウスのミル良いですよね⁉︎あれかなり重いので大変だったと思います。また次の記事も楽しみにしてますね〜‼︎
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daimaru
このミルは豆の細かさが均一になるんでかなり気に入ってるんですが、いかんせん重いですね…。 登山のテント泊はこれからの季節厳しくなってくるんで、キャンプの記事を上げて行きますー。
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つよぽん
ブルーボトルコーヒーだ!!まだブルーボトルは飲んだことないので気になります。自分もいつもキャンプでコーヒーを飲んでます♪
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daimaru
つよぽんさん ブルーボトルは話題になりすぎてる感があって避けてたんですが、普通に美味しかったです。 キャンプだとコーヒーがいっそう美味しく感じますよね!
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つよぽん
実はコーヒー好きが高じて自家焙煎をしてるんです。なのでお店で焙煎してある豆を滅多に買わなくなってしまったんですよねσ^_^;
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daimaru
自家焙煎はすごいですね!いつかやってみたい!