絶景を求めて

GW前半は山形へ帰省して、後半はそのまま長野の上高地へ。2年前に訪れて以来なので２回目の上高地となる。

新潟と長野の高速の途中に妙高山が見えて心高ぶる。

今回の目的地は上高地の横尾山荘へテン泊。
天候が良ければ涸沢カールへピストンするコースを計画した。

[10:00]駐車場に着くとGWの後半ということもあってかそこまで混んではいなかった。
駐車場からバスへ乗り上高地へ。

[11:30]バスターミナルへ到着。
天気は良いが暴風。
雲の流れが早い。

小腹が空いたので名物らしきカッパを食べる。

河童橋へ到着。
相変わらず水の色が綺麗。
上流でバブでも流してるんじゃないかと疑いをもってしまう程美しい。

小梨平キャンプ場方面から明神池を目指す。平坦な道なので足取りも軽い。

[12:30]明神池に到着。
こちらも観光客で賑わっていた。

橋を戻って徳沢へ向かう。

川沿いで休憩を取りたいところだったが、風が強いのでそのまま進む。

ニリンソウが咲き誇っていた。
他の野花は名前を知らない。高山植物の本には載っていなかった。野草図鑑にはのっているのだろうか。

新緑が清々しく気持ちいい。

人集りが出来ているのでのぞいて見ると猿の群れがくつろいでいた。
威嚇してくることもなく、子供が親の毛づくろいをしたり、子猿どうし戯れたり、桜を食べたりと忙しいそう。

野生の猿に癒されつつ先に進む。

[14:00]徳沢に到着。
ここまで来ると観光客はほとんどいない。

色とりどりのテント。
テント場が鮮やかになっていた。

徳沢園にて休憩。中はバーの様な雰囲気。

軽い休憩を挟んで横尾へ向けて出発。

猿が橋でくつろいでいた。
爆走する猿がこちらへ向かってくるが、橋の下に逃げて行ってしまった。

立ち代わりに顔を覗かせる山並みに道中飽きが来なかった。

[15:30]今日の目的地、横尾に到着。
受付を済ませる。1張り700円。
トイレや水場もあるので安心。

橋の下は空いていたので、そちらへ設営。

[16:00]設営を急ぐ。
何故ならお腹が空いているから。

コンビニで調達してきた食材を炒める。

大きめの石をテーブルがわりに。

景色も最高でビールが進む。

テン泊登山では２杯までと決めている。３杯飲むと次の日に残ってしまうと最近気がついた。

[17:00]やることがないので仮眠。

[19:00]起床。一瞬寝過ごしたと思って焦った。写真を撮りに外へ出る。

星が綺麗。

月明かりがなく、鮮明に見えた。

[21:00]明日も早いので就寝。

[04:15]起床。気温は0°。

朝は簡単にアルファ米とパンを食べた。

せっかく天気の状態も良いので、涸沢カールを目指すざすことにした。

不要な荷物はテントに置いていく。

[05:00]2日目出発。

平坦な道から徐々に登山道らしくなってきた。沢沿いを登っていく。

本谷橋に到着。ここでアイゼンを装着。
気を引き締める。

雪は締まっているが、道幅が狭くすれ違いも大変だった。序盤の急斜面は精神的に来るのもがあったが、なんとか乗り切った。

足元に気を付けて淡々と歩いていく。

遠くに涸沢ヒュッテが見てきた。

見えてからの道のりが長い。

果てしなく続く雪に心が折れそうになる。

傾斜も徐々にきつくなって息が上がる。
日が出ているお陰で寒さは然程感じないのが救い。

[08:00] 標高2309m
ついに涸沢ヒュッテ到着。

パンやおでんが優しい値段設定。
疲れた身体にccレモンが染み渡る。
軽い休憩をする。

涸沢カールを散策。

白い雪にテントが映える。

ちょっとした雪の塊でも下にいくにつれて大きくなっていくだろうか。

雪の壁も初めてみた。

東北出身なので雪は見慣れているが、このような景色は見たことが無かったので、見入ってしまった。

穂高岳に向かうルートだろうか。アリのように人が小さく見える。

[08:30]長居はせず下山開始。

登りより降りの方が怖かった。
一歩ずつ慎重に降りていく。

登りは大丈夫だった場所が、降りには崩れている場所もあった。

[11:00]横尾に戻る。
テントを片付ける。

[11:30]横尾を出発。バスターミナルを目指す。

[12:30]徳沢園に到着。チーズケーキを楽しみに歩いてきたが売り切れていたので、アイスクリームを食べる。

ここからバスターミナルまで淡々と歩く。

足の疲れも溜まって来て足取りも重くなってくるが、美しい景色に何度も足を止めた。

[14:00]河童橋を経由でしてバスターミナルへ到着。無事に下山。

ちょうどよくバスが来た。
バスに乗っている間は疲れのせいか寝落ちしてしまった。

到着後は駐車場にあった足湯へ
足の疲れも足湯のお陰でだいぶ取れた。

下山後はソースカツ丼を食べに我山へ

肉と油身のバランスが絶妙で衣に付いた甘口のソースがこれまた絶品だった。

今回、相方は初テン泊だったがキャンプでテント泊自体は慣れているので大丈夫そうだった。
涸沢カールのピストンは雪慣れしていない相方には少し申し訳なく感じた。もう少し、暖かくなったまた来よう。

次は夏山シーズンにも横尾から穂高岳や槍ヶ岳でも行ってみたい。

2018.5.5〜6 ※total 38km