これからのことを話そう

色々と話したい事があった。
久しぶりのキャンプはソロ同士で行くことに。
夢を語るならキャンプだ。間違いない。

寒さに備えて、初めて使うストーブや大きめのテントを積む。
小さな車はもうパンパン。

#smartfortwo

ひとり分の料理の買い出しを済ませキャンプ場へ。
ここは小さなキャンプ場。青い建物で受付を済ませて、さっそく設営する。

ストーブを使えるように、ソロには大きいテントを持ってきた。十分な容積と換気しやすい窓がついている。テント生地もなんとなく通気性が良さそうな気がする。

途中のスーパーで買ったコロッケパンで昼食。久しぶりに外で淹れたコーヒーはやっぱりうまい。

落ち着いたらキャンプ場内を少し散策。とても小さいキャンプ場だけど、よく整備されていて建物の雰囲気もいい。

曇りの予報にもかかわらず、ずっと小雨が降っていた。テントの防水性が不安だったけど、それなりに水を弾いてるし雨漏りもない。

お隣のシェルターにお邪魔して、一杯やりながら話し込む。日が暮れ始める頃、夕飯の準備を始めた。

今日は飯盒で作るポトフ。野菜とブロックベーコンをただただ煮るだけ。これがやたらとうまい。

食事をとりつつ、これからのことを話した。
まだ見えない目的地をどう目指そうか、そんな話をした。とてもわくわくする。

自分もまだまだこれからだと実感できる。
キャンプという非日常で話すから、少し風呂敷を広げ気味に。目指すところは少し遠いくらいが良いと思う。

ひとしきり話し込んで、外の雨が止んでいるのに気付いた。

「焚き火をしましょう」と誘われて夜空の下へ。
彼はほどよく酔っていて、隣のサイトに声を掛けた。いつのまにか下のサイトにも声を掛けていて、管理人さんも呼んでキャンプ場にいる全員で焚き火を囲むことに。

きっと「焚火に誘う上戸」なんだろう。彼のこんなシーンを以前にも見たことがある。

遅くまでみんなで色んな話をした。キャンプのことも、キャンプじゃないことも。
うまく言えないけど、みんな人生を頑張ってる。これからの自分に期待している、そんな焚き火の輪。

「後から考えればこのキャンプが分岐点になっていたのかも」となるかもしれない、そんなキャンプだった。