第7野 Баяртай!
7日目の朝。
テントとゲル泊の旅が終わろうとしている。
当初は最後までずっとこの予定だったんだけれど、折角ならウランバートル市内も見てみたいよね、ということで予定を変更しました。
太陽が出ている間に、太陽光パネルでバッテリーに充電。
これで照明やテレビ、冷蔵庫といった生活家電を動かしている。
僕らもこの1週間は、ずっとこれでスマホ、カメラ、ヘッドライトを充電する生活をしていた。
朝ごはんは爽やかに。
タラグ(ヨーグルト)も頂く。
そのあとは、初日はこちらをチラチラ見てるだけだったけど、心を開いてくれたみたいな子供達(実はとてもワンパクな3人の男の子がいる)とボールを投げたり、水を掛け合ったり、車(1番上の写真に写ってる赤いヤツ)を押し走ったりして遊んだ。
こういうのは万国共通で好きみたい。
あ〜楽しい。
けれど、この車を押してひたすら走るのは、31歳の隊長には堪えた。
また膝が死んじゃうよ、そう言っても分からないか。
別れの時間。
「ありがとう」「Баярлалаа」
大変お世話になりました。ガッチリと握手を交わす。
子供達もじゃあね、元気でな。
車でウランバートル市内へ。
まずは地球の歩き方に載っていたゲストハウスに向かう。
トイらンドを曲がったところ、
少し奥まったところに、
チンギスゲストハウスがありました。
※ 去年に引っ越したとのことで、今の住所は、Door-3, Entrance-1,Building-21b, Peace Avenue が正しいです。
ダブルルーム、ひとり一泊US$15。
オーナーとは英語が通じるので不便も感じず、またとても人柄が良くてゲストハウスとしてはかなり居心地が良いです。
さっそく1週間振りのシャワーを浴びる。
くぅぅぅぅぅぅ!!
ところでこのゲストハウスには2匹の猫がいます。
実はモンゴルでは猫を好きな人は少なく、外に出ると追い払われたり、またしょっちゅう車に轢かれちゃったりするので、家からは出さないんだとか。
サッパリしたところで散策開始。
さっそく気になるお店へ。
まずはビールコーナーへ。
輸入品からモンゴルビールまで、かなりの充実。
お、ТАЙГАだ!
お土産に2本購入。
アウトドア関連も売っていて、
KOVEA CUBE は 58,000₮ でした。
もちろんビールも購入していて、
イクラ(4,000₮と激安!)をアテに軽く呑むことに。
やっぱりロシアとの繋がりが強いんだろうなぁ。
ちなみにイクラの語源はロシア語で Икра(イクラ)だって知ってました?
いただきまーす!
……これ、人工イクラだ……
……いらね……
うーん、すると横に並んでたキャビアもあの値段ってことは人工キャビアだったのか。
カニカマみたいに、日本人が作ったら人工イクラも美味しくできるんじゃない?
そう思った瞬間でした。
気を取り直して、市内最大級のノミン・デパートへ。
生鮮食品から、
羊肉のソーセージ、
もちろんテントも売ってます。
こちらのテントは329,990₮。
なんと2個買うと、単価が289,990₮になるセール中でした。
この食器は39,999₮。
4個買うと、単価が35,999₮のディスカウント。
いかがです? 奥さん?
こちらの大きめのテントは、799,990₮。
2個買うと……って、もういいか。
夜になると街は煌びやかに。
夏が終わるまで、毎日お祭りなんだとか。
♫ジャッジャッジャーン
ジャッジャッジャジャジャジャーン
♬ジャッジャッジャーン
ジャッジャッジャジャジャジャーン
〽︎走っしる 街を見ぃ下ぉろして〜
のーんびりぃ雲がぁ泳〜い〜でく
モンゴルの夜。
どこからか聴いたことのある歌が聞こえてきた。
ひとりのストリートミュージシャンが人集りを作っていた。
I'm touring all over the world by bike with the only guitar!
Next Place Улаан-Уул.
Wanted: cost of gasoline 70,000₮
P.S. I want your country food and safety sleeping place zzz.
これからロシア、カザフスタンを経由して、アフリカ大陸に渡ったら、海を越えて日本に戻ってくる。
4年半の長い旅。
そんな彼と出会えたことも、これもまた運命なんだろう。
がんばって!
また日本で会えることを願ってます。
この後、何軒か呑み歩いてみる。
モンゴルの人口は約312万人。
その約半分の人々が暮らす首都ウランバートルは、眠らない街でもありました。
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トム
一週間ぶりの風呂🛁 想像しただけで気持ちよさそう。