第6野 Баярлалаа!

結局、ガイドのスマホは見つからなかった。
それどころか途中で道に迷ってしまったらしく、実は同行した乗馬インストラクターもその暗闇の中でスマホを落としてしまったらしい。
なんという二次災害。

午前中は、昨日通った道をもう一度走ってみよう。

馬銜もすんなり着けられるようになった。
そんな成長も感じる6日目の朝。

「チョッ」「チョッ」

パカラッパカラッパカラッ。

パカラッパカラッパカラッ。

パカラッパカラッパカラッ。

「あったー！！！！」

こんな広い草原で、小さな奇跡が起きた。

感動冷めやらぬ中、昨日立ち寄った店を再訪。

ビールに水、ジュースにコーラを購入。

店の外に出ると、馬たちが犬にめっちゃ吠えられてた。
だが動じない馬を見ていると、もしかしたら会話でもしてるのかもしれない。

「チョーッ」「チョーッ」

「チョーッ！」

草原を颯爽と駆け抜ける。

あっという間に、初日でお世話になった遊牧民のゲルに到着です。

ただいま！

昼ごはんには、豪華にホーショールを作ってくれた。
手のひら大の揚げ餃子、といった感じです。

お腹もいっぱいになったところだし、たまには歩いて、その辺を散歩してみよう。

あっ、羊と山羊の群れだ！

よーし、

おーい！

待てー！

待て待てー！

どこまで追いかけても、羊と山羊が止まってくれることはなかった。

そのあとまた馬に乗って、夕食はシャルサン・マフタイ・ホールガ。
ここではキュウリが入っていて、この食感が堪らない。

あ〜、やっぱり馬に乗って走り回るの最高に楽しいや。

ほんと、夢みたい。

今夜も、星が綺麗だ。