第5野 Тѳлѳѳ!
いやぁ、昨日の夜は愉しかったなぁ。
みんなともすっかり距離が縮まった。
お酒は世界を平和にすることのできる、ひとつのアイテムだと改めて思う。
たとえお酒が駄目な圏に行ったとしても、こんな感じで違うアイテムを見つければいい。
言葉は、その次だ。
ところで、テント泊してる間、相棒の馬たちはどうしてるかご存知でしょうか?
キャンプ地に到着したら、馬たちの前両足をしっかりと歩けない程度にある程度の余裕をもたせて縛ります。
これは、木などに手綱を結んでしまうとご飯(草)を満足に食べることができないからです。しかし何もしないでいると、走ってどこかに行ってしまう(家に帰ってしまう)ので、遠くに行けないように一定の制限をかけてやるのです。
運動神経のいい馬の場合、前両足と後片足を結んだりします。
そんなに歩きにくそうな制限を掛けているにもかかわらず、翌朝には嘘だろ? ってくらい遠くに行ってしまうから馬の根性は凄いです。
また今日も、とんでもなく遠いところまで移動してしまいまた。
分かりますか?
ここに居ます。
ほらね。
そんな馬たちを気にしながら、朝食の時間。
レクサスクン指名で移動を開始。
今日はいくつかの森を抜けていきます。
途中、見つけた井戸に立ち寄って馬たちにに水を与えることに。
井戸はかなり深く、それを滑車のないバケツで組み上げるから結構な重労働。
最近は井戸を見る機会がめっきり減った。折角なのでチャレンジしよう。
水を待つ馬たち。
1番右がご存知ヒザゴロシチャン。
その隣がレクサスクン。
みんな寄り添って水を飲む姿がなんとも可愛らしい。
めっちゃ喉乾いてたんだね。
ここから1時間半ほど移動し、今日のキャンプ地に到着。
今日は先にテントを張ってしまい、町に行ってみます。
みんなでテントを張る。
ここは平らだから、快適間違いなし。
そしてタープも張ってみる。
モンゴルの人たちも興味津々。
馬の隊列が颯爽と通り抜けて行った。
ここは近くに遊牧民がいるようだ。
お昼ご飯、その前に……
ウオッカを喰らう。
今日のお昼はパスタ。
なんだか久し振りの食感。
やっぱりパスタは酒に合う。
ここから1時間、馬をひたすら走らせる。
「チョッ」
パカラッパカラッパカラッパカラッ。
「チョーッ」
パカラッパカラッパカラッパカラッ。
町が見えてきた。
銀ピカに輝くチンギス・ハーン像の近くに、小さな店があった。
品揃えはかなり豊富。
ビールやコーラ、オレンジジュースなんかも結構冷えていた。
そして、ここでとても美味しいモンゴルのウオッカ(ТАЙГА)に出会った。
実はこのナーダムの日に、なんとお子さんが誕生した人が偶然店の外に居た。こりゃめでたい!早速ウオッカの封を切る。
さあ一緒に呑みましょう!
モンゴル人はやっぱり酒が強い。
わずか10分。
まさかの、1瓶が空いた。
日本人2人とモンゴル人3人の出来事。
いい呑みっぷりだねぇ、よし、もうひと瓶買ってくるよ。
え? いいっていいって、今日はお祝いだ、奢るよ。
こうやってみんなで呑むってのが楽しいんだからさ。
ТАЙГАの違う種類を買ってみた。
これはまた違う香りがあってとても美味しい。そして、これもあっという間に空いた。
つまみもないのに、恐るべし。
ほろ酔いになったモンゴル人は言った。
「あなたに、心から感謝します」
「いいってことよ、おめでとう!」
よし、そろそろキャンプ地に戻ろう。
ウオッカを呑んでいい気分。
馬の乗りこなし方も、随分上手くなってきた。
「チョッ、チョーッ」
パカラッパカラッパカラッパカラッ。
今日はとても長い距離を移動した。
キャンプ地に戻ってきた頃には、22時を過ぎていた。
いつものようにテーブルを囲む。
トォローッ!
「言いたいことがあります。心遣いに、本当に心から感謝します」
「もう良いってば!」
小さなタープの中は笑いが絶えなかった。
実は今日、途中の草原でガイドがスマホを落としてしまった。
みんなで探したが見つけられず諦めて戻ってきたのだが、これから探しに行くという。
すっかり真っ暗だが、モンゴル人は目がとても良いらしく、全然普通に見えてるんだとか。
がんばれ!
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кочапо
降水量が少ない国だとタープを張る習慣はあまりなさそうですね〜 アメリカ本土もタープはいっぱい売っていますが張ってる人はあまりいません。 レクサスくんの色可愛いですね!
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つかひろ
モンゴルの人達から見るキャンプギアはどれも驚きばかりなんでしょうね。 星空は桁違いに素晴らしそう…贅沢〜‼️
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chiyo
ヒザゴロシチャン良い毛並みしてるのに〜見た目良くて乗り心地悪いとは外車みたいな子ですね😁 ウォッカ2本とは凄い👀💦私はほとんど飲め無いので尊敬します😅 最後のpicも凄く綺麗✨これでカレンダーとか作ったら良い思い出になりそうですね😊✨