ベリーナイフで◎な夜

先週の平日のある日のログ。

こんな素敵なファイヤーブラスターをいただいた。

自作とは信じがたい仕上がりの一品。

ナイフの達人、A-sukeさんがやっている
カフェバー『BASE CAMP』で呑んだ話。Part3

DayOutの神、daimaruさんが
ある神とその店に行くということで、
仕事場が近い私もお誘いいただいた。

最近キャンプしてないし、
もしかしたら

「1日に何度もアプリを開きすぎだ」

「フィールドへ行け、フィールドへ」

「もう余計な文章を加えるな」

「どこにでもコメントするな！」

「通知がうるさいぞ」

「ハイリ ハイリフレ ハイリホー ハイリハイリ フレっホーホー」

「大きくなれよ〜 ま・る・だ・い・ハンバぁーグ」

そんなことを二人がかりで
言われたりするのかなと
仕事終わりに、少しビビりながら入店。

daimaruさんはまだいらしてなかった。

が、奥に只者ではない神オーラの方が。

あ、この方だ。

「はじめまして。
おしりのごはんです」

想像と全然違った！

おしゃれでかっこいい自作の神、zeroさん。

そして、なんか強そう。
絶対腕っぷしが強い。。

たくましいネイチャー感がするお兄さん。

キャンプになかなか行かない私を
チョークスリーパーで締め上げて
一気にハイリホーするために
招聘されたんだ、きっと。

私には雰囲気で分かる。
匂いで分かる。

超絶花粉症で
鼻がまったく通気してないけど分かるのだ。

そういえば、先日、英会話の先生に
「花粉症」て何て言うのか尋ねたら…

先生「Hi refor」

私「ハイリフォー？」

先生「No, no

Hay fever（ヘイフィーバー）
」

と教えてくれた。

フラワーパウダー・アタッキング
じゃないのか？

と尋ねたら、
笑いながら、それでは通じないと。

笑ってるじゃないか！

通じてるんじゃないか！？

…

zeroさん「おしりのごはんで予約してるって聞いて…」

ああぁ
初対面なのに変な入店の仕方をさせてしまったー

もうミンチでハンバーグになるのも覚悟。

しかし、見れば少年のような
屈託のない笑顔。

自作と呼ぶには神々しすぎるギアをたくさん作っている、zeroさん

はじめてDayOutで自作ギアを拝見したときの衝撃はすごかった。

これ、もう製品じゃん。
プロダクツじゃん。
ブランドメーカーじゃん。

て、そんな話をしたら、
日本に４つしかないある部品メーカーのうちの
１つがzeroさんなんだと教えてくれた。

魚突きのモリの部品。

自らも魚を突いて、

自作の燻製機でスモークしたりするそう。

その魚をさばく刃物もご自身で作られている。

シースもブレードもハンドルも自作だよ。
信じられん。

たくましいネイチャー感は
海から来ていたのか。

そんなzeroさんとdaimaruさんが、
daimaruさんが持ってきた製図らしきものを見ながら
次の自作品の作り方と資材について語り出した。

「コスト的に赤松がいいですね」

「横の力に弱いんでここでは使わないですね」

「ここは13mmですね、12mm以下だと不安です」

木工、革加工、金属加工、溶接、塗装、印刷などなど、
なんでもござれなzeroさん。

酔ったフリして、
そのブ厚い胸板に抱かれにいこうか

質問してるdaimaruさんもやたら詳しい。

そういえば、クオリティ高いものを
いろいろ作ってらっしゃるもんなぁ

2人でもっとマニアックな話をしていたと思うけど、知識不足で書けない。。

もう、私は序盤から得意技の
相槌をフルスロットル！

すごいなぁ
ほんとすごいなぁ
めっちゃすごいなぁ
すごすぎてすごいなぁ

すごいなぁ、ほんと
すごいなぁ、めっちゃ
すごすぎてすごいなぁ
…

単語の前後をひっくり返して
相槌バリエーションを増強する禁じ手、
『すごいドーピング』も
すごいフィールドデビュー

ナイフの神、店主A-suke さんが
予約してた鳥の丸焼きを運んできてくれた。

人生初のダッチオーブン料理。たぶん。

中のガーリックライスがうまい！

「A-sukeさん、狩猟もやるんですか？」

「やりますよー、免許もってますよー」

「スリングショット猟て免許いらないんですかぁあ」

盛り上がる神3人と
高速で相槌するおっさん1人

わな、網、銃などによる狩猟には免許が必要だそう。

鷹猟、スリングショットなどは免許がいらないんだと。

スリングショットてなんだ？

ワシだとダメなのか？？

続いてナイフの話、銃刀法について。

ナイフを携帯するときは
すぐには使えない状態にすべしと。

キャンプの行き帰りや、研ぎに出すときなど、
運んでいる最中は要注意だと。

運が悪いと署まで連行
そして、調書を書かねば帰れなくなるとか。

「タオルでグルグル巻いてテープでとめるだけでもいいんですよね」

「刃付けする前の状態ならいいんですけどね」

盛り上がる神3人と

音速を超えた相槌で、
ほぼ静止しているように見えるおっさん1人

いまアゴの下にこれ持ってきてくれたら
1秒間に160連打はいけると思う。

丸鶏とアウトドア自作話を肴に酒を呑む。

もうビール以外何を呑んだかあんまり覚えていない。

またスコッチだったかな。

daimaruさん「あれも作れますよねー」

zeroさん「材料費これくらいでできますからねー」

「イメージさえできたら作れますよね〜」

は、ハモった？

いま一瞬ハモったんじゃないか？

○（daimaru） と 0（zero）

ふたつの丸が並び重なる時
その可能性は、無限に広がるハーモニー

このクダリを思い付き、
いまドヤ顔で書いている。

2人の話を聞いていると
逆に作れないものの方が気になってくる。

「そうですよねー
既製品なんかで満足してるやつはハイリ…」

と言いかけた私…

zeroさん「でも、既製品ももちろんリスペクトしてますよ。

どういう構造なのか、たくさんインプットさせてもらうと、
そこからカスタムしたり
改良するアイデアが生まれたりしますからねー」

「自分で作った方が愛着わくし、
楽しさ倍増するじゃないですか〜。

なので、誰かにあげるやつも、
なるべく完成品でなくて、
製作キットとして渡すようにしてます。」

「作る楽しさをたくさんの人に
知ってもらいたいんですよね〜」

デカイっ
スケールがでかいぞ！

以前、daimaruさんとここで
初めて会った時と同じ感じだ

長らく自然に触れ合ってきた
ベテランアウトドアマンの懐の大きさ。

ひけらかさない自然体。

意識せずとも
知らず知らず誰かに影響を与えてる人とは
こういう男たちなのだ。

daimaruさんが山で

zeroさんを海とたとえるならば

私なんかもう、

ただのおっさんだ。

ただのイケメン過ぎるおっさん。

ブラッドピッドと
オーランドブルームを足して

2で割って

AC押して

ラッシャー板前を足したくらいのイケメン。

手土産なしの手ぶら軍団。。

あーもう自分が恥ずかしい

「中心が微妙に通ってないかもしれないんですけど…」

と、おっしゃってたけど

いやいや、
もう私なんて鼻も筋も通ってないですから。

もう穴が貫通してなくてもいいレベルの仕上がり。

裁縫だけは初チャレンジに近いとか。

そんな風に全然見えん。。

そもそも、この完成型をイメージできる時点でセンスがすごいよなぁ。

各パーツの接続に接着剤とか使わず、
ピッタリサイズにしてはめ込んでるんだと。

見えない部分なのにコダワリがパない。

ここまで作りこみますか〜

もう完全にハイリフレフレっホッホおおーっ

あっというまに4時間半。

名残惜しくも解散。

いやーすごい刺激もらったわ〜

○（daimaru） と 0（zero）

ふたつの丸が重なる
そんな二重丸◎な夜だった。

あーフーフーしたいっ 自作したいっ

はーキャンプ行きたい