「小 Two-Hearted River  | [タープ] DDHammocks」の1枚目の写真
06
2025

小 Two-Hearted River

[タープ] DDHammocks

県有林の某二級河川の上流。前回の野営地より更に数百メートル上流に、新たな野営地を見つけた。この河川のこのあたりは、その例に漏れず、砂防ダムがしばらく置きにあるらしく、おそらくは前回の野営地より、3か所程度の砂防ダムを経た上流部だと思う。
場所は兎も角として、前回の野営より、週末の度に天気が崩れるというなんともウンザリな日々が続いていて、けれど週明けには梅雨入りするだろうと囁かれるこの週末、なんとか滑り込み野営敢行。しかも新天地発見というウキウキな展開になった。

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DDタープ3×3で今回も張り方はビークフライ。実際的にはパスファインダーと二択になると思うんだけど、寝転んだときに景色がよく見えるのはこっちの張り方で、背面を折り込んで一部を下敷きにする構造上、背後からの地虫の侵入を防げるっていう利点もある。

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軽量化のためにペグは現地で作る。枝を尖らせる斧は鋳造ペグ数本より遥かに重い。

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けれど倒木の細い枝を打つのと薪割りで使うから結局は必要。キャンプ場だと購入した薪をナイフでバトニングしたりするけど、野営地では刃物の必要順位が変わってくる。まず、ノコギリが最強。ノコギリがないと何にも出来ない。斧は手斧にしたりナタにしたりしても良いかもしれない。ナイフはあまり使わなくなる。しかしナイフはロマンである(伏線)。

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とりあえず設営して火を確保して湯を沸かすとコーヒーで甘いものを食べるというのが最近のルーティン。前回はドリップバッグだったコーヒーも、今回は豆で持ってきた。ギミックが気に入って持ってきたキャンピングムーンのドリッパーが、バッグパックを益々重くする。鹿番長のミルとユニフレームのキャニスターで珈琲周りはパッキングを含めたぶんとうざは満足です。

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夕食はプレモルとキリンの白いのとバーボンのオレンジジュース割りを飲みながら肉を焼いて、シメの炭水化物はクルクルしたパスタをペペロンチーノにして食べた。今回は水を現地調達にしたので、ヴァストランドの真空ボトルをアイスジャグにでき、バーボンはよく冷えて飲みやすかった。氷を使い切ったあとは、沸かした湯を保温したりと、コレは役に立ってくれた。

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キャノピーをクローズしないまま寝たけど、夜明けまで快眠で熟睡できた。寝起きにさっぱりした水分が欲しかったので、杉の苗木から若葉を頂いて煮出した、杉の葉茶を飲んだ。胃が落ち着いてくると食欲が増してきたので、薪を集めてから、朝食の準備を始めた。

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朝食をお米でシッカリ食べるっていうのが、最近の野営での大きな楽しみ。目玉焼きとイワシの缶詰めと、フリーズドライのほうれん草の味噌汁を、清潔な朝の空気のなか、小川のせせらぎと野鳥やカエルたちの鳴き声を聴きながら食べる幸せ。

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蚊取り線香を焚いてはみたけど、淀んだ水がないためか、蚊はまるでいなかった。カゲロウが灯りに誘われてやってきては、その羽を休めたりしていた。前回から持参しているこのHRD-700というラジオが面白くて、ダイヤルで選曲する感覚を含め昭和レトロ感たっぷりで、Bluetooth接続もでき、JBLのGO シリーズより遥かに小型で軽量なのに、音質もそこそこ良い。アカガエルとトノサマガエルの声が充満するこの谷間で、それを聴くのに飽きてくると、ラジオで知らないパーソナリティが、どうでもいいような事を話すのを聴いたりしていた。

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水の確保において、公式でもコラボしてるソーヤーとクノックという無敵の布陣。クノックのウォーターコンテナはプロモーション通り車で踏んでも破裂しないか定かではないが、口がガバッと開くので川の水を容易に汲み取れる。帰宅後スポンジで内側を洗いやすいというメンテナス性も高い。水の残量をうかがいながら調理をしなくてすむというのは、実に素晴らしい。

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革砥で鏡面まで磨いた中2心をくすぐりまくるダマスカス鋼のフルタングナイフ。数年前にオクで安く入手したものだけど、作りが堅牢で切れ味も良く、なんと言っても一点物という魅力がある。野営だと麻紐を切ったりポールに使う枝に切り込みを入れたりする程度だけれど、ナイフにはやはりロマンがある(伏線回収)ので、お気に入りを帯びていたい。いま気になってるのは付属のシースの携帯性が良くないという事で、代わりになる物を探してるところ。

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朝食のあと1時間ほどパラパラとした降雨があり、タープを叩く雨音も楽しめた。それからしばらくして撤収に取り掛かり、装備をバックパックにパッキングした。昨日家を出るとき計ってみたところ、重さは22kgあった。アルコールや食材がなくなった分、帰りは2kgくらい軽くなっているかもしれない。

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私という人間がここで過ごした痕跡が残らないように野営地を片付けた。帰りは急な斜面を登り続けなくちゃならないけど、それも楽しみに思た。暑くなる前にもう一度くらいここに来たいなと、考えていた。そろそろキャンプ場でファミキャンもしたい。

#DDタープ
#ビークフライ
#ブッシュクラフト
#ソーヤー

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