本沢温泉大寒波
楽しみにしてた、久々の厳冬期登山。
本沢温泉から天狗岳へ登ろうと計画してきた。
なのに大寒波予報。ままならないのが人生。
今回は2人パーティ。もちろんテント泊。
本沢温泉駐車場から登るのが一番近いんだけど、冬季は四駆でも厳しい。
仕方なく稲子湯近くの林道ゲート前からスタート。
目指すテン場は本沢温泉。
稲子湯〜しらびそ小屋〜本沢温泉のルート。
しらびそ小屋までは基本的に登り。
寒波の影響で雪もちらついてる。
厳冬期の荷物の重さ、久々の雪道で足にくる。
自分から吹き出す熱気で、メガネはもう曇りっぱなし。
やっとこ、しらびそ小屋。
小屋前のみどり池は真っ白。
小屋は冬には営業は週末だけに。でもトイレは開けてくれてる。ありがたい。
みどり池を越えると、登りは少なくなる。
ようやく雪のハイキングを楽しめる感じに。
でももう足がなあ…。左足痛いなぁ…。
ようやくテント場に着いた。
ここ、なんと水場。
いつもは管からちょろちょろ水が出てるんだけど、当然凍結。給水は川から直接。
かなりの降雪量で立ち止まってると寒い。
ゆっくりする間もなく設営。
フカフカの新雪だったからスコップ大活躍。
そして設営終わった頃に止む雪。ままならないのが人生。
設営で身体が芯から冷え切ったので、温泉につかりにいく。
ここ本沢温泉の名物は野天風呂だけど、そこまでの道は割と険しい。
雪が深くなってきた。足の調子もいまひとつ。
安全を取って内風呂へ。無理しないのも人生。
本沢温泉の内風呂ははじめて。
あっつい湯に肌をピリピリさせながらも、短い時間で芯からぬくもる。
野天風呂の野趣も良いけど、これはこれで良いな。
テントに戻ってティータイム。
最近は登山に鳩サブレーが定番。なぜなら鳩サブレー1個だけ入る缶をゲットしたから。
鳩サブレーを割らずに持ち運べる逸品。
晩ご飯は生ハムとよくわからない草を入れた、トリュフラーメン。
うまいのなんの。これ定番化しても良いな。
夜はたぶんマイナス20度くらいまで冷え込んだけど、テント内は快適だった。
雪山はフロアレステントで十分だと思ってたけど、ダブルウォールって暖かいんだなと。
ダウンを着込んでスリーピングマットの上にいれば平気。
まったり映画タイムはすずめの戸締り。爽やかな読後感と共に就寝。
夜中に何度か、木から落ちた雪がテントを揺らした。
ずっと降り続いたようで、テントから出るのに雪をどかす。
半自立テントは少し雪に押し込まれたものの、不安なく朝を迎えられた。
天気はどうやら荒れ模様。雪もちらついてるし、風もある。それでも一応登山準備。
あ、これ、無理なやつだ。
遅めの出発だけど、トレースなし。誰も登ってない。そりゃそうか。
おとなしく引き返す。ままならないのが人生。
テントでお茶沸かしてひと休みのあと下山かなと、水を汲む。
めっちゃ冷たいし、小石いっぱい入るし、水筒はすぐ凍って開かなくなる。正解がわからないよ。
テント撤収してそそくさ下山。
目指すは下界の昼ご飯。
そして約束された美味さの蕎麦を決める。
荷物を軽くするのも大切だけど、重い荷物を持てるようにしとくのも大切。次回までの宿題だな。
登頂は叶わなかったけど、本当に良い旅だった。
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気球
数年前の12月に天狗岳登った時はマイナス10℃でした。 マイナス20℃の世界は未体験だなぁ🥶 この中でテン泊とは凄過ぎる😆 -
hirozou
危険もありますが、雪山歩くのもテント泊も楽しいですね 行動食、自分もいろいろと試しましたがは柿ピーとカロリーメイトに落ち着きました。。。