「ヒルバーグ・アラックについて考える  | [テント] HILLEBERG」の1枚目の写真
08
2022

ヒルバーグ・アラックについて考える

[テント] HILLEBERG

我が家の主力テント「ヒルバーグ・アラック」
購入は2016年1月、中古品をヤフオクにて。

購入から約6年半。改めてこのメーカーのこのテント、良く出来ていて使いやすいと感じましたので少し掘り下げてみようと思います。

自慢でも何でもない、どなたかの今後の比較検討のご参考になれば幸いであります。

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当時はヒルバーグというメーカーを知ったばかりで、「スタイカ」というモデルを使っていた先輩に倣って購入。

先輩曰く「モスやMSR等…色々使って来たが、結局ヒルバーグのスタイカが一番だった。」と聞いたから。
当時はキャンプを始めて3〜4年だったので何故一番なのかは分かる筈も無かった。

上記のスタイカを更に改良を施した後発がアラック。スタイカはブラックレーベルという、エクストリームな環境に耐え得るハイスペックモデル。アラックはレッドレーベルという、前述のモデルをエクストリームよりバックパッカーやロングトレイル向けに生地を薄く・フレームポールを細くして少し軽量化したモデル。

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主にオートキャンプにて4シーズン全て使用。
風も吹かない穏やかな日も、暴風雨の過酷な環境やテントが凍りつく真冬にも使用し、その設営の速さ・居住性・安心感…全てにおいて確かに一番。最強だと理解しました。

いや、ますます理解を深めた、と言う方が正しいかな。

ヒルバーグは確かに人気が有りますが、見た目やスペックよりも使い込んだ時にその価値が漸く理解出来るモノなんじゃ無いか、と最近思います。

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特に先日の北岳肩ノ小屋テント場にも、インナーテントを外して軽量化。ぎゅうぎゅうにコンプレッションして運び、設営。
因みに、幕体1.8、ポール0.6の計2.4kg。夫婦2人での使用に対して軽いか重いかは考え方次第。

前回のテント泊で使用したローカスギアのワンポールテント(1.6kg)より、堅牢な自立式は設営ラクラク、私と妻を広々・快適に守ってくれました。0.8kg(800g)の差なら私はメリットが多いアラックを選びたい。

お水1L背負えば1kgな訳で…ザックの容量と自分の体力次第で全てが決まる山行は実に奥深い。

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つい先日は青森の酸ヶ湯温泉キャンプ場でのオートキャンプでも。メッシュインナーを久しぶりに吊り下げて使用。

明け方から雨に土砂降られましたが、全く問題無し。

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翌朝は強風に襲われ、早朝撤収しましたが🥱…

私の張り方か…タープは風には勝てませんでした。

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インナーレスだとこんな感じ。下に寸法図をブランドサイトよりお借りしてみました。

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インナーレスの場合は、フットプリント(グランドシート)部分の6角形をフルに使えてかなり広い。

インナー有りの場合でも前後の三角形部分にかなり荷物が置けます。三角形部分にも長辺・短辺が有り、長辺側を捲って出入りします。

我が家は私と妻で、出入りと荷物スペースを各々三角形部分で別々に使用しています。前後に出入り口が有るのは地味にストレスフリー。これ結構重要🤟🏻

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北岳肩ノ小屋では雨は降らなかったんですが、万が一土砂降りだったら本当に平気だったのか…ふと心配になり、耐久テストしてみる事に。

インナーが無いのでフライシートを通過した雨がそのまま寝袋や顔に滴って来たら…寒さと不安感で多分寝れません。

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洗車用のホースシャワー🚿で土砂降り雨をしつこく再現。

縫い目、ジッパーにも高圧シャワーをジャンジャン。

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結論。全く雨漏り無し。

※左の水はテンション掛けてないフライから少しはみ出ていたフットプリントに溜まってしまっただけ

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アラックはレインフライという雨蓋がフライシートの更に上に有るので、インナーレスでもダブルウォールになっている為、安心なんだと改めて理解。

ヒルバーグのテントやタープは特殊な縫製で縫い目にシームシールをしていないらしいが…本当に雨漏りしないし、ケルロンというヒルバーグの生地はシリコンを染み込ませた特殊生地で裂けにくく、しかもあまり劣化しない。

知れば知るほど、なるほど。良いテントだなぁ。

ヤフオクにヒルバーグテントがあまり多く出品されないのは、納得して長く大事に使う(使える)人が多いからかもしれません。

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ポールのフックも方向が互い違いになっていて、強風で一気に外れたりしないし、エクストリームな環境の場合はもう一本フレームを追加出来る様になっている。

テントの固定もフレームに巻き付けてペグダウン出来る様になっており、幕体そのものを引っ張るタイプよりも頑丈に設営出来る。

そんな日にテント泊はしないが、台風の中で朝まで寝ていられそうな位の安心感が有る。山のテント場なら急な天候悪化は起こり得るかもしれないし。

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前室の荷物スペースはこの様に使う👆🏻

山だと特にこの広さが快適さを手助けしてくれました。

最近は山歩きが多いけど、久しぶりのオートキャンプをすると…持ち出す道具が自然と減る不思議。

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テントとバックパックはいつまで経っても正解が見つからない様な気はしますが…2人用テントはコレが我が家の正解なのかもしれません。

少しお高い価格帯ですが「長く大事に使う」なら、このマジメなメーカー、ヒルバーグのテント。おすすめです。

珍しいレアな道具にワレ先にと群がる昨今。
そんなムーブメントもそろそろ下降↘️気味です。貴方にとっての本当に必要な良い道具とは何でしょうか😚

おしまい🤗

  • panda🐼
    大変ためになる情報ありがとうございます🙇‍♂️ 参考に教えて頂きたいのですが、4シーズン使うと考えた時に、夏の暑い時期は風が通らずに暑いのでは?と思うのですが、何か夏使用でも優位なポイントがあるのでしょうか?
  • k-ta
    テントがない昨今大変為になりました👍 
  • iso
    たまには、僕のことも考えて下さい🤣 また🏕行きましょう
  • UGO
    僕はヒルバーグのことをアルバーグと呼んでいます!
信天翁と書いてアホウドリ アホウドリはalbatross 静岡は富士の裾野より🗻
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