熊野海道エクスペディション2021Pt3
Day6:
尾鷲湾まで到達してしまったのでどことなく楽勝ムードだったのですが、朝は相変わらず6時起床7:45出発です。和歌山へのゴールを確実にするためこの日も可能な限り南下する予定。個人的にはこの辺りからもうちょっとゆっくり進んでもいいんじゃないかと思いましたが・・・
尾鷲湾を越えて去年は疲労でほぼ記憶が飛んでいた休憩地点に到着。早田漁港の横の湾です。昨年のエクスペディションでは疲れきっていてこの辺りから記憶が曖昧でした。写真も撮っていなかったし。今年は船酔い以外は快調で、力を使わずに漕ぐテクニックが身についたんだと思います。
さて、休憩地点を出発し、新鹿海岸を目指すことになったのですが、この辺り特有の柱状石の断崖絶壁かなりの沖合でテニスボールのようなものが動いているのを発見。ゴミかと思いましたが、よく見ると飛べずにもがいている雛鳥でした!
長年カヤックをやっていますが、溺れている鳥を助けたのは初めてですね・・・どうやら飛ぶのもおぼつかないメジロの雛鳥で、何らかの理由で海に落ちて飛び上がれなくなったようです。すくい上げてからはお疲れの様子で、顔を羽に埋めて20分くらいガン寝していました。その間、しぶきがかからないように静かに漕いで皆さんから引き離されます笑
数十分カヤックの上で休憩していた雛鳥ですが、羽が乾いてきたところで飛び立ちました!巨大なカモメやトンビのうようよしている海岸沿いで生き残れるのか甚だ疑問ですが、頑張れ雛鳥。
14時頃には新鹿海岸到着しゴール。距離は短いかと思い込んでいましたが本日の漕行距離32kmでした。すぐ近くに小さい商店があるので冷えたビールを買いに走り🍺乾杯🍻
この日はひもの屋で仕入れた一夜干しなどを炙って頂きました。そして皆が酔っ払ってきたところ、柴田さんのファンです、と公言していたYさんが何故か「私を柔道技で投げてください!」と謎のリクエスト。(柴田さんは柔道初段)もちろんゆっくりとですが、砂浜の上で投げられ嬉しそうなYさんを眺めながら皆で爆笑していました(笑)
Day7:
計画より1日早いのですが、この先は道路沿いの単調な海岸になるし、一気に新宮市を目指すことになりました。距離的には30km弱あるのでいつも通り7:45出発。
鬼ヶ城を越えて七里御浜の北端で最後の休憩。この時点では無風でうねりもなかったので楽勝ムードと思いきや・・・
七里御浜の後半10数キロくらいの地点から斜め横の強風と共に大きなうねりが立ってきました!全員斜め横のうねりでブレーキをかけられてしまい苦戦します。
風は強くはなりませんでしたが、そこそこの強さで吹いたまま、結局最後の休憩からほぼ手を止めることもできず、ハードな漕ぎを4時間続けて遂に熊野川河口に到着!しかし去年上陸した河口付近は波が高いので、引き返して鵜殿漁港に上陸することとなりました。
今年も人力で伊勢志摩から和歌山へやってきました!社会の役には立ちませんがカヤックってすごいですよね!しかも1日早く到着したという。漕行距離は33kmでした。
装備をざっと片付けると近所の居酒屋へGo!和気あいあいと打ち上げし、久しぶりの鶏肉と生ビールで満腹になりました。その後港の横の公園に帰還、しかし港付近ではテントを張れないので公園の東屋下で雑魚寝しました!
Day8:
車回収のため電車でスタート地点の二見浦へ帰還。4時間かかります!ゴールしたとなると仕事の都合でナルハヤで帰宅したい人や親戚を訪問したい人など色々な要望が出ます。旅が終わったのでしょうがないとはいえ寂しさを感じつつ二見浦でレンタル艇のメンバーとはお別れ。そして自艇を回収した後には本当の解散です。柴田さんにはまた来ます!と伝えてお別れ。Aさんと一緒に温泉に入った後、こちらも再会を約束しお別れ。こうして熊野海道エクスペディションは無事終了したのでありました。来年もまた行きます!宣言。
長文お読みいただきありがとうございました。
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mamis
hfjさんのお人柄が伝わってきました‼️静かにオール漕いでくれたおかげで、メジロちゃん飛び立てたんですね😊寝ちゃうほど疲れてたなんて😆 それにしても💡みなさん凄い体力ですね✨一体車はどうするんだろ⁉️って謎が解決しました😊🚃4時間とは😅
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QP
今回もお疲れ様でした😊 図々しく一緒に行ってる妄想で楽しませてもらいました😆👍 雛鳥ちゃんのくだり、こんな事があるのかとびっくりです😳 リアル浦島太郎じゃないですか!! 思わず竜宮城に行くhfjさんまで妄想してしまいました🙄