ダムの中心で謎の骨を見つけるソロキャンプ

その日、私は車を走らせていた。

最寄りのキャンプ場はどこも予約でいっぱい。

仕方なく、高速をぶっ飛ばし20分。
北斗市中央インターチェンジを下りて
どんどこ山の中へ行く事数分。

さらに、ずんずん山奥へ。

熊出没注意！の看板が見えてくると

到着！！

上磯ダム公園キャンプ場。

ダム公園！？

いや、ダムしか無いんだけど。

公園といえるものは、唯一キャンプ場の一画に年季の入った滑り台があるだけ。

しかし、細かい事は気にしてはいけない。

ここは無料のキャンプ場。

無料なのに管理人さんが居て、トイレもキレイ。

新しくはないが立派な広い洗い場もある。

そして、美しい芝生に、この清々しい程の

あんまり人が居ない静かなキャンプ場。

キャンプシーズンの7月の土曜日で

このテントの少なさ。

コロナ禍の世において、ソーシャルディスタンスを守りまくりです。

今日はソロでデイキャンプに来ました。

一人でのんびり。

混雑を避けてのびのびキャンプ。

だが、しかし。

このキャンプ場が混雑しない理由に到着早々、

気付いてしまうのです。

スマホの電波が無い。

それ位、山奥なんです。

付近で熊が出没するのは知っているけど、

ここは北海道。

付近でヒグマが目撃されているキャンプ場なんて、沢山あるけど、

時折、

「ドォォーーン」

…と、大きな音。

銃声だと思う。

猟師さんが熊を狩っているのか鹿を狩っているのだと思うけど、

知らない人が聞いたら、ちょっとビックリしちゃうかも。

でも、熊は臆病だから全く人が居ない山奥なら、遭遇率が高いかもしれないが

キャンプ場には適度に人は居るので、人の気配を感じると熊も怖がって逃げると聞くので大丈夫でしょう。

そう思い、どんな感じのキャンプ場かな？と

来てみました。

今回は新しく買ったテントのインナーテント無しでシェルター的な使い方をしてみました。

白樺の木立が生い茂る所に設営。

設営の疲れをケーキの甘さで癒す。

気温は30度。

夏キャンプがこんなに過酷だとは思わなかった。

扇風機とテント内にはセブンイレブンで売っていた

コールマンのハンディファンを吊るしてみたが、

暑いものは暑かった。

暑くても、せっかく来たんだから楽しまなくては…

気を取り直しキャンプ場内を散歩していると

「？」

これ…骨だよね。

辺りに写真のような骨みたいなのが散らばっている。

キャンプ場の隅の方でテントを張るような場所じゃ無いので

誰かがフライドチキンでも食べて骨をポイ捨てしたとは思えない。

何の骨だYo!

ちょっと怖くなったので散策終わり！

キャンプ飯は炭火で焼いて焦がしたコロッケとフォカッチャと牛肉。

あと、暇だったので格好良い薪の置き方を研究してみた。

そして、昼寝。

起きてキャンプ麺。

食っちゃ寝の夏の気怠い昼下がりの怠惰なキャンプ。

そして、日が沈む頃、撤収。

今朝、出かける時に

甥っ子「ねーねー。どこ行くの？」

私「日帰りキャンプだよ」

甥っ子「えっ！？1人で？1人で楽しいの？」　

…などと言われ鼻で笑われましたが、

子供には分かるまい(*´ｪ`*)

控えめに言って

ソロキャンプ最高！！！

次はどこに行こうかな。