PEAK1 400A という沼

[バーナー・コンロ] Coleman

じゃじゃ馬を飼っている事は、以前お話ししたと思います。400Aは既に廃盤となっており、このじゃじゃ馬の為にスペアパーツをコツコツ集めていました。
そのパーツを使って一台組み立ててみようと思ったわけです。

しかし、単純に組み上げるだけでは面白く無いと、一つ考えてみました。
400Aはしばらく使っていると、バーナー部分のメッキが焼け落ち、燻んだ灰色になり錆びやすくなります。
この独特な風合は個人的には凄く好きなのですが、今回の組み立て品はバイクのエキゾーストパイプ(エキパイ)の様な金属的な焼け色にしてみたいと思い、クロームメッキ仕上げを施すことにしました。

全てのパーツ(バルブAssyとジェネレーター、ポンププランジャー以外)にクロームメッキを施し、じゃじゃ馬も使用しながら各パーツ(バルブの燃料漏れやジェネレーター、チェックバルブなど)の点検を念入りに行います。新品とは言え、NOS品は使用していないだけで製造からはかなり時間が経過している為、慎重に点検する必要があります。

「PEAK1 400A という沼  | [バーナー・コンロ] Coleman」の4枚目の写真

・焼け色がどの様になるのか想像付かないので、トップディスクとバーナーボールをテスト用に用意。じゃじゃ馬に装着して点火してみる。
・ブルーの炎がバーナーボールのメッキに反射してとても綺麗でした。この炎はおそらく初めの一回しか見られないでしょう。(あとは焼けてくるので…)
・バーナーボールが暖まってくると、赤くなって来ます。この色も心なしか、いつもより鮮やかだった気がします。
・そして火を消し、冷めるのを待ちます。

「PEAK1 400A という沼  | [バーナー・コンロ] Coleman」の6枚目の写真

テスト結果。
左がクロームメッキ施工の状態。
真ん中がテスト品。燃焼時間は、ヤカンでお湯が沸く迄。
右が我が愛機、じゃじゃ馬400A。

テストは期待通りの結果でした。
バーナーボックスは未テストですが、きっと使い込む程に色づいていくことと思います。

ところで、製品のタンクには黒い塗装がされ、デカールもぐるり一周貼っているので、使用直後に素手でタンクを持っても火傷になる程熱くはなりません。しかしこのメッキタンクはどうでしょう?
使ってみないとわからないので、専用のデカールを作ってみることにしました。

「PEAK1 400A という沼  | [バーナー・コンロ] Coleman」の10枚目の写真

この前の連休をフルに使って作りました。
素人のお遊びですが、上手に出来たと思っています。

「PEAK1 400A という沼  | [バーナー・コンロ] Coleman」の12枚目の写真
「PEAK1 400A という沼  | [バーナー・コンロ] Coleman」の13枚目の写真
「PEAK1 400A という沼  | [バーナー・コンロ] Coleman」の14枚目の写真
「PEAK1 400A という沼  | [バーナー・コンロ] Coleman」の15枚目の写真

楽しくなって、じゃじゃ馬にも付けてバシバシ写真を撮っていました。

すると、うちのカミさんが…

(*゚▽゚* )「貼らない方が良いんじゃない?」
(;Д;) 「ヘウッ…」

連休の苦労は・・・

「PEAK1 400A という沼  | [バーナー・コンロ] Coleman」の18枚目の写真

そんなこんなで、良いものが出来ました。

クローン400A。さて、どうしようかな。

Coleman MODEL 400A STOVE

peak1の名を冠すストーブ。
400Aは1984~1989年ごろに作られ、今は廃盤となっています。
茶ピーク400をほぼ継承した前期の物は、フューエルチューブの素材が真鍮から樹脂へ変更されました。
中期ではゴトクの形状が波形からストレートに変わりました。
最後の89年代途中からはタンクとラグ付け根の仕様が溶接留めの四角錐形状からリベット留めのコの字形状へ変更になっています。

その後、シングルレバー式のフェザーストーブ400Bへと引き継がれていきます。そして442になると、タンク底ラグ付け根のくぼみもフラットに変更されました。
現在では、登山やハイクではOD缶やCB缶のストーブに主役を奪われてpeak1の名も名乗らなくなり、真っ黒なフェザーストーブ442として密やかにファンに愛され続けています。

イイものを末長く…と、念仏のように唱える。
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