八ヶ岳冬季縦走

ほぼ1年ぶりに登山復帰しました!以前から冬山縦走を考えていたのですが、これ以上雪解けが進むと岩と雪のミックスで歩くのが難しくなるため、SCWの予報に合わせてド平日に有給を取得し、フリーランスのK君をダメもとで誘ったところ、是非行きたいということで、赤岳鉱泉1泊にて硫黄岳ー横岳ー赤岳という標高2800m越えの縦走を決行しました。

初日は美濃戸口から赤岳鉱泉小屋まで北沢ルートでアプローチ。沢に入るところからガッツリ雪が残っています。昼過ぎから粉雪が降ってきました。しかしこれは予報通りで2日目に期待。

小屋に着いてからは2人でビールを飲みまくり、夕食時にはへべれけでした（笑 夕食は赤岳鉱泉名物のステーキ定食。肉が柔らかくびっくりしました。食事も美味しかったし赤岳鉱泉はとても綺麗で室内トイレ完備。人気なのも頷けます。

翌日は快晴、麓は無風、6:30に赤岳鉱泉を出発しました。トレースが残っており雪も締まっているので順調に登って行きます。

順調に硫黄岳登頂。しかし本番はこれから!硫黄岳山荘あたりから強烈な風で足がもつれます。ただ爆風は硫黄岳山荘先でだいぶ収まりました。ハイドレーションの水が凍っているのでまさかと思い温度計を見ると-5度!鼻が霜焼けになってしまいました・・・

強風で足を取られますが慎重に登り続け、横岳直下のナイフリッジに到達。左右共に切り立っているので、ここで転倒すると大事故になる箇所です。無事にナイフリッジをクリアし横岳到着。ただ数年前GWに歩いた時の方が岩雪ミックスで怖かったですね。横岳直下の鎖場と梯子はアイゼンを引っ掛けたりしないよう細心の注意が必要です。

横岳の少し先から赤岳天望荘が見えますが、前回同様なかなか着かない。アップダウンがかなりあり、岩場が多いのでゆっくり慎重に進むしかありません。雪が硬い急斜面は谷に背を向けアックスを刺して下りました。

急斜面を下り赤岳天望荘到着。今年は冬季閉鎖で営業していません。屋根の陰でフリーズドライ炒飯を食べ復活。赤岳登頂を目指します。

無事赤岳登頂。何度も来ていますがやはり八ヶ岳最高峰は気分最高!

ここからは文三郎尾根を下り南沢で帰還します。凍っている箇所もありましたが、鎖がしっかり出ているのでそれほど怖くありませんでした。

行者小屋で小休憩してから南沢ルートを下ります。K君とおしゃべりしながらのんびり歩いていましたが、林道まで長いです！数回休憩して結局南沢経由の美濃戸駐車場まで3時間かかりました。

時間はかかってしまいましたが、冬季縦走を達成できて充実した山行でした!普段運動していない割にはしっかり歩けたのが収穫です笑