未知の国でキャンプと入院2
入国日
荷物検査で賄賂を請求されるなど聞いていたのでかなり警戒していた。
しかし何事もなくすんなり入国。
緩衝地帯を越えいよいよトルクメニスタンに入国!
しばらくは建物も少ない牧草地帯を走る。最初はメインルートを走るができるだけロスがないように最短ルートで走りたい。
近道があるはずだ、なんとか探さないと。
僕には時間がない。地元の人に身振り手ぶりで道を聞く、ローカルな細い道を進み、橋を渡って何とか50㎞程ショートカットできた。
その情報は後に走る人の為にコマ地図としてノートに書き残した。
徐々にあたりは砂地になり、砂漠化していく。トルクメニスタン中央部のカラコム砂漠に突入。道と並行して線路があるだけ。日陰もなく頭がボーとする。
集落エリアにたどり着き水を分けてもらおうとしたらその村には水道がなく、なんと井戸で生活していた。水をくださいと農家に頼み、井戸からバケツで引き揚げた水をそのまま飲みほした。
底を見たら、ボウフラみたいなものが浮いていた...
道はひび割れガタガタ↑
↓情報が少なかったので次に走る人の為に書き残したコマ地図。食料や水の情報も書き残した。
トククメニスタンは原油産出国で国自体は豊かなはずだが人々の暮らしは豊かとはいえない。水を分けていただいた家庭で昼食に招かれた。
中庭に通され中庭に布を引きその上で食べ物が運ばれてくる。ナン、フルーツ、羊の肉、その他・・・なんや意外に裕福やん。めっちゃ豪華な食事やな~
民族衣装を着たこの家の主が「この先もたくさん走らなくてはいけないから体力付けるためにお腹いっぱい食べなさい!」って言ってくれた。なんていい国なんだろう~
食事が始まって違和感を覚えた。僕と大人は食べているが子供たちが手を付けていない。でもお腹減ってるようにじ~っと僕の食べる姿を見ている。
客人が残すのを待っているのだ。僕はそれに気付いてお腹いっぱいのフリをすると子供たちが食べだした。やはり裕福ではないが精一杯おもてなししてくれたのだ。
その場を立ち去り走りながらそのやさなのに見ず知らずの旅人にごちそうを用意してくれるなんて
感謝してもしきれない。
ある日、小さな商店とレストランがあったので昼食をとる。油で揚げたサモサとナン、ちょっと油ギッシュやなと思いつつ食べた。その夜、テントで寝ていたら気持ち悪くなり2回ほど嘔吐、朝を迎えたが起き上がれないほどフラフラする。テントを張らせていただいた商店のおじさんに頼み
病院に連絡してもらい救急車で運ばれることに・・・。
意識が遠のきあまり覚えていないがめちゃくちゃ古いロシア時代の救急車。乗り心地が最悪で揺れすぎてさらに嘔吐を繰り返した。
着いた病院もかなり老朽化した建物でボロボロ。病院内は薄暗くまるでお化け屋敷。床に注射針が落ちていたりする。
しまった!注射針ぐらい持参したらよかった。使いまわした針を使われたら「食あたり」だけでは済まない。
やたらと沈み込むスプリングベットの上に寝かされ、この先いったいどうなるんだろうと天井をぼんやり眺めながら思った。
つづく
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めぐらいだー
良かったぁ🤣病院って思ったけど、その病院😱😱😱怖すぎる😰 寝ようかなぁと思ってたとこで読んだのでめちゃくちゃ気になります🙋♀️
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Usa
ども! 続編きましたねー🤤 修羅場過ぎますね笑 優しくもてなされたと思ったら嘔吐して運ばれて…ジェットコースターな展開がワクワクします🥺
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okan846
読んでて吐きそうに…笑 わたしもよく腹痛に襲われるので 海外で気を失うような腹痛 しかも、トルクメニスタン🇹🇲とは… 大事なくて本当に良かったですねー!
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mamis
今後行くとしたら是非是非✨ 荷物増えてもお薬持参で🤚 ・・現在は発展してることを願いたいですね。特に子供の食事事情💡 満腹のフリをする穴虫さんの優しさ✨ 素敵です🍀