「こんな時こそちょっとメンテしてみます?  | [ランタン] Coleman」の1枚目の写真
09
2020

こんな時こそちょっとメンテしてみます?

[ランタン] Coleman

皆さまお久しぶりです。

投稿を拝見しているとキャンプに行く方も増えてきたようですが、現状ではまだ安心して出かけられる状態ではないと思いますし、控えている方も多いかとは思います。

そんな状況ですので我が家も今年はまだ1度も行けてません😭

と、堅苦しい書き出しになってしまいましたが、キャンプに行く方も行かない方もこのタイミングでランタンのメンテナンスでもしませんか?

ようやくキャンプに行けるー❗️って時に、キャンプ場でランタンが点かなくなったら悲しくないですか🤣笑

実は以前にもメンテナンスについての記事をまとめて出しました。そちらの方がより詳しく載っていますので、興味のある方はそちらも読んでいただけると分かりやすいかと思います。

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メンテナンスと聞くとめんどくさそうで難しそうですが、実際はそんなこともありません。

あまりに酷いものをレストアしようと思うと大変かもしれませんが、普段使っているものをこまめにメンテナンスするのは難しくないですし、より愛着もわきますのでトライしてみましょう😊

キャンプに行く前に確認しておきたいポイントは3つです。

①ジェネレーター
②ポンプassy
③マントル

①のジェネレーターは消耗品です。
そこそこ値段はするんですが、ダメになる時は数回でダメになってしまいます。
主なポイントとしては、ロッドの曲がりや先端部分の詰まりによる点火不良や燃料供給不足、インナー(スプリング状の部分)にカーボンが溜まったことによる燃料供給不足。
大体がこの2点です。

※ジェネレーターの構造は下に写真を貼っておきます。

ニードルの曲がりや先端部分の詰まりは直すこともできますが、付着したカーボンは諦めた方がいいです。
応急処置としてバーナーでカーボンを焼き切る方法もありますが、あくまでその場しのぎですので、オススメは出来ません。
キャンプ場で調子が悪くなって仕方なくやる分にはオススメの方法ですが…

ジェネレーターを確認してそのような状態になっているようでしたら、予備を持って出かけると安心です。
もちろん交換してから行くのがオススメですが、使えるうちはもったいないですからね😏

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次に②のポンプassyですが、普段のメンテナンスとしてチェックするのは

・しっかりと加圧できるか
・エア漏れが無いか
・ポンプカップ(革製の場合)が乾いていないか

この3点で十分です。

加圧ができないとそもそも点火できませんし、エア漏れしてるとポンピングしてもエアが溜まりませんし、燃焼中にこまめにポンピングをしないと消えてしまいます。
そして最悪の場合燃焼中に引火します。
最後のポンプカップですが、ポンプカップが乾いているとポンピングができません。

ですので、この3点がしっかりと出来ていれば最低限使える状態にはなっているということです。

確認方法としてはまず普通にポンピングをしてみます。
変に硬くもなくしっかりとポンピングができるようでしたら1つ目はクリアです。
そしてしっかりとエアーが溜まっているようでしたらポンプカップも大丈夫です。

エアー漏れのチェック方法ですが、これはまずしっかりとポンピングをしてエアーを溜めます。
その後にエアーステムを緩めた状態で、ステムを奥まで押し込みます。
エアー漏れしている場合はステムが押し返されて徐々に上がってきます。
もしくはエアーステムの持ち手部分の真ん中に穴が開いていますが、そこから空気が漏れているかを確認します。
漏れている場合にライターを近づけると、漏れている空気に火がつきますが、この方法はあまりおすすめしません。
耳元に近づけると漏れているのが分かりやすいです。

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ポンプassyに問題があった場合の対処方法ですが、基本的には面倒です😥

ポンプカップの給油だけなら上記写真の方法で良いのですが、エア漏れや加圧不良はチェックバルブに問題がある場合がほとんどです。

チェックバルブは特殊な工具がないと取り外すのが大変ですし、エアーステムとチェックバルブの不良は基本的に交換するしかありません。
たまにチェックバルブ内のボールの動きが悪いだけの場合があり、その場合はパーツクリーナーで洗浄すれば直ることもあります。
しかし、基本的には交換が必要になります😞

チェックバルブの交換方法や仕組み、役割などは過去の投稿に写真付きで詳しく解説していますので、興味のある方は是非ご覧ください。

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最後にマントルですが、これが意外な盲点でマントルに小さい穴が空いていませんか?

実はこの穴のせいでグローブが破損します。

マントルに空いた小さな穴が燃焼中はバーナーに変身するのです😥
燃焼中にその小さな穴からは細い炎がバーナーのように噴き出すことがあり、長時間燃焼させるとグローブに曇りやヒビを発生させるのです。

これは意外と気付く人が少なく、後日グローブを見てビックリすることがあります。

マントルも消耗品ですし、持ち運びの際にマントルが壊れることも多々あります。
多少コストはかかってしまいますけど、マントルはこまめにチェックして交換することをオススメします。

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実はこれ、右側はAma○onで売ってる639Cという現行のケロシンランタンなんです。
カスタムするとビンテージ風になってとても14,000円のランタンには見えなくなりますよね。
カスタムしたい方は協力しますよ〜😜

それはさておき、簡単なメンテナンスについて書きましたが、これくらいなら苦にならずにチェックできるのではないでしょうか?
ジェネレーターの予備とマントルの予備を持って、ポンプ周りをチェックしておくだけである程度のトラブルは未然に防ぐことができます😊

修理やメンテナンスに出すと高いお金を取られますし、なによりもキャンプ場に行ってランタンが使えなかったら悲しいですよね。

これからキャンプに行かれる方も、夏休みキャンプに行ってきた方も、暇な時に軽くメンテナンスして次のキャンプに備えておきましょう👍🏻

  • fu.u
    お久しぶりですw 素晴らしく為になるお話ですね👍 カスタムバージョンは塗装剥いでるんですか?
キャンプ場に出没するマジシャンです。
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