知床エクスペディション2020 Pt2
Day2:
4:30起床でとにかく早めに出発するため、パンとソーセージのみ食し、手早く出発準備をして予定通り6:30出発。この日に限らず少人数なので準備はいつも早めにできました。ペキンノ鼻以北は強風で有名なのですが、結局この日もほぼ風は吹きませんでした。
ペキンノ鼻の北側の岩場ではカヤックの底が当たってしまい、コックピットから降りてズルズル引きずる箇所もあります。まあ風がないからできることですが。昔は多くの漁船が座礁した遭難多発地帯だそうです。
男滝と女滝を経過し、いよいよ知床岬へ入ります。
岬先端部は昨年、2m以上のうねりで近づけず、沖合1km以上先の巨大なうねりの中を滑り落ちながら漕ぎ続け、船酔いして漕ぎながら吐きそうになったところです。今回は結局波すらほとんど無く、回り込むと完全に風裏となったのであっさりと静かな知床岬に到着。
灯台を眺めつつのんびりと漕ぎ、文吉湾隣の浜へ上陸し、朝食兼昼食のラーメンをいただきます。ここで焚火用の金網をペキンノ鼻へ忘れてきたことに気づき、新谷さんが若干不機嫌に。浜にあった冷蔵庫の部品らしき鉄板を拾って代用することにしてことなきを得ました。
文吉湾を出発後ものんびり漕ぎ進め、11時にはキャンプ地の落合湾へと到着しました。ここも昨年はうねりが高く、上陸時に波に巻かれて沈没し、ドライスーツのお尻は破け、指を岩にぶつけて負傷した所なのですが今年はのんびり上陸。ただし一番干潮の時間で岩場から岸までカヤックを引きずる必要がありました。
上陸後にテント設営し、湧水でビールを冷やします。最高のロケーションですが、この日から気温が高く、Tシャツ短パンでも暑くてたまりません。
干潮時に出てくる岩場へお散歩へ行き、みんなで貝を観察したりして楽しみます。
この日から新谷さんはNHKラジオ4時の気象情報で天気図を書き、天気予報を始めました。知床は携帯が一切通じないのでラジオが唯一の情報源です。天気は高気圧が動かず、明日も安定しそうとのことでした。
酒を飲みつつ夕日を眺め最高かよ。なのですが、酔っぱらいすぎて早めに就寝。8時には寝ていました。
(続く)
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QP
Google Mapで地名を調べながら、ご一緒した気分で妄想しながら楽しませていただいてます🤗 今から続きも読んできまーす✨✨