知床エクスペディション2020 Pt1

今年も参加してきました。知床エクスペディション!
GWのエクスペディションは非常事態宣言で中止となり、7月も女満別や中標津への直行便が減便となっているので直前まで迷いましたが、新千歳空港から送迎をしてくれることになったので迷わず申し込みをしました。(新千歳空港からの送迎はイレギュラーなので今回のみになるかもしれないとのこと)

知床半島一周のルートについては去年と同じなので、名所の説明などは昨年のポストをご覧ください。(手抜き)

今年はコロナの影響でベースキャンプは相泊港の漁師さんの作業場となっていました。アシスタントのユキエさんに新千歳空港で再会した後、延々6時間のドライブで相泊港へ到着。久しぶりに再開した新谷さんは相変わらず元気でした。他の参加者は、陶芸家見習いのYさん、会社員のSGさん、フリーランスライターのSDさんと僕の4人です。

相泊港の番屋で相変わらずの焚火調理による晩ごはんの後、早めに就寝。翌日は5:30起床で7:30出発です。レンタル艇も昨年と同じウォーターフィールドカヤックの知床モデルで、今回もヤカンの運搬という重要な任務が割り当てられました。

濃霧の中を出発。風も無く波も穏やかなので皆さんのんびり漕ぎ進めます。途中で一頭のヒグマが斜面を登っているのを見かけました。のんびりでしたが、波が無く追い風だったので、11時過ぎには最初のキャンプ地となるペキンノ鼻へ到着。上陸後にテントを張っているとあっという間に霧が晴れて快晴となりました。昨年泊まった番屋の横にある倉庫がバラバラに倒壊しているのにびっくり。強風で屋根が飛んでしまい、柱も倒れたそうです。

昨年は強風で周囲をお散歩どころではなかったので、ペキンノ鼻につく前から高台の方を歩いてみたいです!とアピールしていたので、昼ごはんの後、みんなでお散歩へ連れて行ってもらいました。(ヒグマがいるので単独行動は禁止)

キャンプ地から斜めに崖を登って行くと、赤い鳥居があります。古くからある航海の安全を祈る鳥居だそうで、壊れると新谷さんが木材とペンキをカヤックに積んで修理をしているそうです。この高台からは国後島がくっきりと見え、海の青さとあいまって絶景でした。

3時からアルコールを解禁し、談笑。沢でビールとワインを冷やし、皆さん飲みまくります。今回はビールを日数分より多めに持ってきました（笑）

明日は風が出るかもしれないということで4:30起床、6:30出発との指示が出て、これまた早めに就寝。夜中にはテントがかなり揺れる程度の風がでてきました。果たして難関の知床岬を越えることができるのか?

(続く)