GARUDA

バイロン シュッツがバックパッキングの旅を続けるうちに、オリジナルテントを作るようになり1990年に設立したのがGARUDA TENT

バイロテックスという、ゴアテックスよりも透湿性に優れる（らしい）生地を使ったシングルウォールテントが有名。シングルウォールなのに結露しない（らしい）点も革新的だった。ダブルウォールもある。
ベンチレーターによる、空気を循環させて、結露の軽減させる構造も、実はガルーダから。

1995年にK2社に買収され、同じ傘下にあったデイナデザインに吸収される。
そして、2005年両ブランドともに消滅。

その後、デイナデザインの権利はマーモットに、しばらくマーモットのザックにデイナデザインのロゴleaping foolが付いていたのは懐かしい思い出。

長々と、説明から入りましたがデイナデザインというブランドは昔から好きで、ロゴのleaping foolの意味は、「跳ねるお馬鹿」クレイジーな奴がザック背負って走り回るなんて言葉聞いてワクワクしていたのがもう20年近く前になるか…

上野のOD BOXで毎日のように、見つめていた…
高過ぎて買えなかったから…

そして、今から8〜9年位前にようやくザックをゲット。
テントの存在は知っていても、まだまだネット社会でも無いし、簡単に買える物でも無かった。

そして、トップ画像のガルーダは、インドネシア製の物で我が家の2階にある物、約1m程の高さがある。

ガルーダには、思い入れがあり、若かりし頃、東南アジアを一人旅していた時（期間は短いけど）、小さなガルーダをお守りとしてずっと一緒に持ち歩いていた。

トップの大きな木像は、帰国後に知り合いのお店にあった物を格安で譲ってもらった。

このガルーダという名前と、DANA DESIGN
この２つの名前が入るテントを欲しがらないワケがない…

しかし、GARUDA TENTは、moss程の知名度こそ無いが、その分入手も困難。

探し始めて何年経っただろうか、その間にmoss tentは手に入れてしまった。

もう無理か、どんな状態かわからない物を高額で買うしかないか？

もう、探すのも諦めかけていた時、出会ってしまった…

金額もびっくりする位、安い。
状態は分からないが、ついに購入を決意した。

届いて驚いたのが、思っていたよりもだいぶ状態が良い事。

縫い目という縫い目には、シームグリップもしてある。

前オーナーさんがいかに大事にしていたか、分かる。

ロゴを見ると、GARUDAとDANA名義なので、95年以降の物だと分かる。

約20年前の物にしては、綺麗だしペグこそ足りないがフットプリントまで、揃っている。

moss Olympic程ではないが若干のベタ付き、臭いも確認。

多分まだ初期症状であろう。

まずは、これ以上の劣化を抑える為にも、今回はプロにお願いする事に。

今回、お願いしたのは、きたじょう工房さん。

こちらは、まさにビンテージテント専門と言っても過言ではない職人さんがいます。

MSRなどの輸入代理店モチヅキさん専門のリペアもしています。

そのほかにもmossやノースなどのビンテージテントをいくつも復活させているその道20年以上の職人さんです。

お願いすると、1週間程でと言っていたが、4日程で帰って来た。

びっくりする位サラサラ‼︎

メールでのやり取りも丁寧で、素晴らしい方でした。

ついに試し張り。

お尻がカワイイ。

このダサかっこいい感じたまらんです！

近いうちに、本番を迎える予定だから楽しみだっなぁ〜‼︎