換気扇を作る
久々の投稿は物作りです。
本来はダメな行為だと思いますので、あまりおおっぴらに言うことでもないですが、テント内で暖房や火器を使われる方ってそれなりにいますよね?
我が家も冬場はテント内でフジカを使用しています。
もちろん換気と警報機は必需品ですが。
今までは天井、もしくは上部にベンチレーションが付いているテントを使用していたのですが、今年手に入れたウトガルドは天井にベンチレーションがありません。
サイドにはメッシュが多めなのでそれを開け放てば換気は出来るのでしょうが、あまり開けると寒くなるし…
ということで換気扇を作ります。
それでは作りましょう。
使うのはこれ。
PCなどのクーリングファンです。
2連ファンに3段階コントローラーが付いて¥1,400しないくらいです。
これをちょっと加工して、テントのメッシュ部分に取り付けて強制換気をします。
強制換気ですので、無風時も警報機と併用すれば安心できそうです。
取り付けにはアクリル板を使用します。
今回は黒色の5mmをチョイス。
実際に作ってみると3mmで良かった気がします。
厚みは5mmでいい気もしますが、重量が…
オーダーカットしてくれる業者に頼んで、メインの穴開けだけはお願いしました。
あとは本体に合わせてネジ穴を開けていきます。
保護材が付いているので、その上に直接下穴の位置を書いてドリルで穴を開けます。
ちなみに寸法はこんな感じ。
下穴を開け終わって保護材を剥がしました。
こんな感じの色です。
これに本体を取り付けるのですが、ファンガードを一旦外して、アクリル板の上から再度ファンガードを取り付けます。
その方が見栄えも収まりもいいです。
ちなみに裏はこんな感じです。
裏側は何も手を加えてません。
2連ファンなので、同じように2つ並べてアクリル板に固定します。
これは途中ですので、もちろん全部ネジ止めしますよ↓
ファンをアクリル板に取り付けたら、次は固定用の磁石を取り付けますので、まずは下穴を開けます。
使用する磁石は強力なネオジム(ネオジウム)磁石です。
ネジ穴が開いているタイプをチョイス。
磁石をボルトとナットでアクリル板に固定します。
これを4隅に取り付けたら次は固定用のフレームを作ります。
仕組みとしては、テントのメッシュ部分や幕本体を内側と外側から磁石で挟んで固定します。
つまりアクリル板側の磁石をくっ付かせる為の金具が必要になるので、それを取り付けたフレームを作ります。
で、使う材料はこれだけです。
木の棒をアクリル板の長辺と同じ長さにカットして、両サイドに金具を取り付けます。
ネオジム磁石は強力なので、この金具に付くようにしておけば十分なはずです。
これを上下2セット作って4点で支えます。
ちょっと見にくいですが、フレームと本体をくっ付けてみました。
これで一通り完成です。
とりあえず完成したので、網戸に取り付けてみました。
これも分かりにくいですが、こんな感じで網戸を挟んでます。
こんな感じで換気扇作りは終わりです。
例えばこれを2組作って、吸気側と排気側に分けて付ければかなり効率良く換気が出来そうです。
そもそもテント内は完全な密閉空間ではないので、ファンを使って常時排気をしてれば必ず吸気もされるはずです。
ファンから常時吸気をすると冷たい風が気になるかもしれないので、排気用にファンを回すのが良さそうです。
そうすれば排気した分はテントの隙間や開けてあるメッシュから吸気されるはずなので、ダイレクトに冷たい風が吹く事もなさそうですし。
最後にお決まりのあれ。
もちろんテント内での暖房や火器の使用は自己責任です。