蒼き鋼のデッカイドー🌊vol-1

高丘ベースを出撃し、高速を走って目的の新潟港を目指す。

新潟港から北海道の小樽まで、新日本海フェリー「あざれあ」で向かう事になるが、当初は乗船前に受け付け後、ハイエースからバイクを降ろして別々に載せて行く予定だった。

それは旅行代理店から、車に危険物(ガソリンなどの燃料だと思われる)を積んでの乗船は出来ないとの判断をされた為であった。

その為、時間的にも余裕を持って現地に到着する必要があったのだ。

SAで休憩、朝食を済ませ、ひたすらに港を目指す。

手前の建物が小さく見えるほどの威容を誇る、
フェリー「あざれあ」

何年か前に新造されたフェリーは、外から見ただけで圧倒される大きさだった。

待合室で、早速カロリー補給に余念の無いタキさんにホッコリしながらも、乗船時間が迫る。

この前に、車にバイクは積載したままでも、荷物扱いで構わないとの事実が判明し、覚悟していた一番の労力と、バイク分の料金が払戻されるという幸運に恵まれて、幸先の良い出発となった。

バイクを積載している為、一応窓は開けておいてくださいとの事なので、乗船後開窓してデッキに向かう。

こちらの車両スペースには、出航すると立ち入りが出来ないので、忘れ物には充分な注意が必要だ。

高級なホテルかと見間違うばかりの船内に驚きを隠せない。

乗船してしまえばする事も無くなり、翌朝4時半の到着まで船旅を楽しむ事となる。

携帯は圏外、ネットもWIFIがあるにもかかわらず繋がらず、若干後悔しながらも入港の時間となり、乗車して北海道上陸に備えた。

いよいよ楽しみにしていた北海道遠征が始まった。

次回

蒼き鋼のデッカイドー

第2話「笑の中へ」