北海道 車中泊旅 後編

北海道 車中泊旅 前編の続きです。

5月2日、早朝4時。
クッチャロ湖畔キャンプ場。
白鳥達の大合唱で起床。

白鳥に起こされるなんて初めてです。
さすが北海道。

今回の北海道 車中泊旅も早いものでもう折り返し。
これから北海道を南下して行きます。

中頓別町を抜け、旭川市方面へ。

途中、鹿との追突注意を促す看板や

「宅地100坪 タダで差し上げます！！」

と書いてある看板がありました。

これは浜頓別町が町外からの移住促進のため造成した宅地に、住居を建て居住する事で無償で譲渡されるふるさと定住促進制度の看板でした。

しかし100坪タダとは、さすが北海道！

続いて旭山動物園へ。

この日はあいにくの雨☔️でしたが、さすが大人気の動物園。たくさんの人で賑わっていました。

それも動物達の行動展示、
飼育員さん達が書いた手書き看板やパネルの面白さと情報量、
動物達のストーリーの奥深さに納得です。

子供達もパネルを見つけては時間を忘れ、熟読していました。

ん？

時間を忘れ？

この日のキャンプ予定地は、旭川市21世紀の森ファミリーゾーンキャンプ場。

地図上では旭山動物園のすぐ近くに見えます。

すぐ、裏手の公園だよね？

くらいに考えていました。

そうです。この期に及んで北海道の雄大さをナメていたのです。

旭山動物園から旭川市21世紀の森ファミリーゾーンまで、

21km。所要時間28分。

ヤバイヤバイヤバイ。

現在時刻は16時30分。
キャンプ場の受付は17時まで。

実は悪天候だったこの日、ホテル泊に切り替えることも考え、グーグルマップで周囲50キロのホテルなど宿泊施設を検索し、動物を見るかたわら数十件に電話して空室を探していました。

しかし、このGWの真っ只中家族3人分の空室は無し。

ここを逃せば宿無しが確定してしまう。
なるべくなら、道の駅での車中泊ではなく、キャンプ場を活用したい。

キャンプ場に電話すると、

「気をつけてお越しくださいね。」

と神対応。
法定速度に気をつけながら向かうも16時57分。
滑り込みセーフ！

旭川市21世紀の森ファミリーゾーンキャンプ場は、

なんと！ 無料のキャンプ場です。

広大な敷地は、一周およそ14キロで、中には無料の温泉まであるそうです！

トイレ、炊事場も整備されて綺麗です。

また、ゴミもステーションに分別する事で引き取っていただけます。

うーん🤔 価格破壊‼️

なお、写真は雨の上がった翌朝に撮ったものです。

車内の様子はこんな感じ。
雨が強いので、食事は全て車内のキッチンで簡単に済ませました。

キャンプ場に着いたらケシュアのポップアップテントを展開し、すぐに使わない荷物を移動します。

雨の時は特に、素早く設営できる事がありがたい。
また、テント内も一切浸水しませんでした。

一方、キャンピングカーの中から荷物を移せる事で、限られた車内空間を有効に活用できます。

この日は明け方まで雨が降り続く中、相棒は自分や子供達を守ってくれました。

5月3日、美瑛町の青い池へ。

前日降り続いた雨と曇天の影響で、この日は青ではなくエメラルドグリーンになっていました。

これはこれで良し。

また来よう。いつかまた。

富良野を抜け、むかわ町の穂別キャンプ場へ。

電源付きのオートサイトを利用しましたが、

天候に恵まれた事、
目の前を小川の流れ、
隣のサイトとは樹木によって仕切られ適度なプライベート感もあり、
今回の北海道キャンプ旅でも最高にリラックスできました。

また、宿泊許可証は手作りの木札になっており、良い記念になります。

温泉は数キロ離れた樹海温泉♨️はくあに。

北海道はナトリウム泉が多かったですが、とてもよく温まりました。

穂別キャンプ場の近隣にお店はありませんが、キャンプ場の売店が物凄く充実していて、薪や炭はもちろん、お肉まで取り扱っています。

町指定のゴミ袋などもばら売りされていて、生活に必要な物は揃ってしまうのではないでしょうか。

スタッフの皆さんが、まるで親戚を迎え入れているかのようにあたたかく、本当に居心地が良かったです。

ここで暮らしたい…。

本日は久々のテント泊。
マットの上に電気毛布を敷いて、準備完了です。

ゆったりとした時間。

北海道4泊目にして、ようやく星が見えました。

旅に出る前は、9日間は長いと思っていました。

しかし、やはり楽しい時間はあっという間。

北海道とも今日でお別れ。

お世話になったサイトをチェックして、ゴミがないか確認。

来た時よりも美しく。

さあ、荷物を積んで、帰ろうか。

苫小牧港からフェリーさんふらわあに乗って大洗港まで19時間の船旅へ。

一番乗りで乗船して、お風呂へ。

しかし、脱衣所が乗船してくるお客さん達に丸見え。
全裸で手を振る次男（本人曰く、大事なところは隠した）を羽交い締めにして連行。

乾杯！

事故や病気、怪我も無く（当て逃げは除く）、安全で健康に旅が出来たこと。
たくさんの良い出逢いに感謝！

遠ざかる港の灯り。

北海道、ありがとう。

いつかまた！

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。