08
2018
刃が立たない
仙台の夏は暑い。テントを張るのに大量の汗をかいた。夏休みの少しの間、東京の暑さを忘れたかったが、やはりそんなに甘くなかった。
薪を割った。薪ストーブ用に積み上げられた薪。クヌギだ。広葉樹は堅い。愛用のモーラでは歯が立たなかった。薪ストーブ用の太いクヌギには全く刃が入っていかない。薪を舐めていた様だ。
正直モーラナイフが有れば斧なんて要らないと思っていたが、それは幻想だった。
使い慣れない斧を持った。集中して腰を落として真っ直ぐに振り下ろした。距離感が少し掴みづらい。
スコッと薪は真っ二つに割れた。モーラでは話にならなかったクヌギに、斧が突き刺さり、そして薪は弾け飛んだ。爽快。斧を振り下ろす際、遠心力が掛かりイメージより少し遠めにヒットする様だ。
ひたすらに斧を振り下ろす。細い焚き火用の薪が出来上がってゆく。
陽が暮れはじめ、焚き火を始める。やはりクヌギには火が点きづらいが、落ちていた細い木を集め、とにかく火を増やした。少しづつ炎が大きくなる。
もはや日は完全に落ちた。焚き火の隣にお気に入りのHelinoxのビーチチェアを置いた。
いつでもどこでも、焚き火とヘリノックスとウイスキーの組み合わせは無敵だ。
何故焚き火はウイスキーと相性が良いのか。
炎が目を楽しませ、煙の匂いが鼻を刺激し、パチパチという音が耳から癒しを与える。
焚き火はアウトドアの王様だ。
何というか、焚き火はいつまでやっていても飽きない。気付くと3時間以上は経っている。
今日も斧で薪を割った。少し慣れて上手くなった。
今度はまた、別のシチュエーションで楽しめたら良いな。
焚き火とウイスキー。
尚、今回は設営撤収は完全ソロでいけました。
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mako
面白いことに、斧を必須とするのはキャンプ場での硬い薪割りだけなんですよね😄 山でも使う場面ってほとんどありませんが、使いたくて持っていく場合が多い気がします😊
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「みっちゃん」ことMK82 ^_^
広葉樹の薪を使い出すと針葉樹は火付けにしか使わなくなりますよね。😊 ほんと太い薪を割り分けるの固いです。🤣