一緒にキャンプしましょう

梅雨の晴れ間。
バイクで向かう先は日光。

受付を済ませて橋を渡る。
リアカーを貸してくれるけど、大した荷物じゃないから手に持って進む。

今日はDayOut Day。
DayOutを使ってる人が集まって、場所と時間をゆるやかに共有する日。

いつもなら先に到着してる人を探すことになるのだけれど、今回は違う。
場内に入るとすぐにそれとわかるテントの集まりが見えた。

こんなに多くの人が集まるのは初めて。

フラッグを張る。
もう何度目だろう。ようやく張るのにも慣れてきた。
さあ、はじまる。

挨拶もそこそこに湖畔にテントを立てた。
フラッグのワークショップの準備。立て続けにワークショップをする予定なので、なかなかにせわしない。

少しの合間に湖畔の景色に目をやる。
雲が厚くかかっているけど、澄んだ水は美しく、たまに吹く風は心地よく。

あっという間に夕方になり、ご飯の準備を始めた。

そして皆が一品ずつ持ち寄って、晩餐の時間。

いつもなら全員の顔を見ながら話せるくらいの輪。
でも今回はとても大きな輪になった。
とても楽しい。パーティーみたい。

夜も更けて、焚火へ集まる。
人数が多いから、そこここで焚火をしてる。
焚火から焚火へ移動しながら、たくさんの話をした。

翌朝。
あまりの楽しさと高揚感に、飲み過ぎて少し頭が重い。
寝ぼけたままでテントからでて、朝の湖を見る。
風が凪いで、水面に樹々が映っていた。

今日は昼過ぎから雨らしい。
梅雨の晴れ間は短い。帰り支度を始めよう。

こんなにも多くの人に集まってもらえるようになったことが、とてもうれしい。

多くの人が集まるからこその課題もたくさんあるけど、少しずつ解決していこうと思う。

いろんな人が一緒にキャンプして、一緒にご飯を食べて、一緒に焚火を囲む。
それだけしかしない贅沢。それがDayOut Day。

これから少し変わっていくかもしれないけど、いつもここから始めたい。

「一緒にキャンプしましょう」