07
2015
ひとり、バイクで行く
バイクでキャンプへ。必要最低限だけの荷物を積む。それでもバイクだと大荷物。
のんびり走ってたどり着いたのは、シラカバの木が清々しい、こじんまりとしたキャンプ場。
ここ金山山荘キャンプ場は、いわゆる高規格キャンプ場とは異なる。
設備は流し台とトイレ。それだけ。
それだけだけど、それで十分。
ここには林があって、遠くでせせらぐ川の流れが聞こえて、見上げれば立派な山々。
気持ちいい。
チェックインは道路を挟んで向かいにある金山山荘で。管理人のおじいさんによると「バイクは500円」とのこと。安い。
普通の土日でもおそらく混むことはなさそう。
山荘入口では氷水を張った容器でジュース販売。「一本130円」の文字。こういうの、グッとくる。
キャンプ場は決して新しくないけど、きちんと整備されている。
さっそく設営。今日はキャンプ場に自分だけ。
小さいけど、林間サイトと芝生サイトにわかれている。
少し辺りを散歩して、とりあえずコーヒーをいれた。羽虫がダイブしてくるけど、めげない。
ここは直火がOK。そこらに落ちている枯れ木を拾い集め、ドラクエみたいな焚火を組んだ。満足。
それにしても、ひとり。
誰もいない。
だから、とても静か。
時間がゆっくりと進む。
幸福な時間だと思う。
簡単に食事を済ませ、持ってきた本を読んでると、程なく暗くなってきた。テントに入って早々に寝る準備。
夜中、車のイモビライザーのような鹿の鳴き声にびっくりして、あまり眠れなかったのは秘密。
翌日は早起きして瑞牆山へ登山。
岩がかっこいい良い山だった。
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