ハンモック泊(長編)

The Hidden Woodsmen🌲🌲🌲Deep Woods 35

よく食べるわんぱくキッズの様なこの荷姿を、恍惚な表情を浮かべ眺める、中年太りを少しだけ気にしているソロキャンプマン。私氏。

吊るされる、キッズ。

お泊まりは久しくしていなかった昭和の森。
私の全力を見ていただくために、タープは張らなかった。

私にしては良く出来たフェザースティック。

夕方になれどいまだ蒸し暑いが、着火をしていく。

マルちゃん焼きそばのお好み焼きソース味。

美味すぎ問題。

マルシンのハンバーグも。

美味すぎ問題審議入り。

焦げと、ソースを忘れた事が、ただただ悔やまれる。

最近は、暗くなる前に夕食を済ませている。

後は闇夜で、ただ静かに酒に溺れたいのだ。

昭和の森の夜が、やってきた。

空はまだ、いくらか明るいが、森の木々の葉の陰にもたらされた闇が、木々を伝いまた昇っていった。

朝焚火。

昨夜は熱帯夜だったのか、それはそれは寝苦しく、暑かった。いやもう、熱かった。

焚火も早々に切り上げる程にだ。

中年太りを少しだけ気にするソロキャンプマンは、地獄のゆりかごに揺られ、蚊帳から足を放り出し、何とか眠った。

やっぱ私は、地べたの方が好きかも。

昨夜の影の立役者達を眺めながら、そう思った。

いつもいつも、代わり映えのしない朝食をとりながら、また、そう思った。

野鳥の訪問。

ふと、うちの愛娘を思い出す。
(桜文鳥ね)

かわええじゃろ。

私達夫婦は出先で様々な鳥を見かけては、満面の笑みを浮かべ、熱い熱い、いやしかし温かい眼差しを送っている。

60l(最大)から35lのバックパックに変えた事で、荷物も減らさないといけないなと、そう思っていたが、何故か普通に収まった。
(寝袋は外付けだけど)

約3ヶ月振りのオーバーナイト、楽しめました。