転生魔王ののんびりキャンプライフ🌋⑥
10月某日
かねてよりインスタで仲良く話させて頂いている
Aさんと、Tさんから伊豆のキャンプビーンでキャンプしない?とお誘いを受ける
しかし仕事の予定が不明だった為に即答出来ず、ギリギリになってなんとか1泊は参加出来そうになり、Aさんにご無理を言って参加させて頂く事になった
キャンプが絡むと仕事の効率も上がる
出発前日も空ける事が出来、準備万端で当日を迎える
当日は朝4時前に出発、自分にとっては高速で4時間のそこそこ遠距離の遠征だ
途中2度ばかり、SAや道の駅で休憩
お2人と連絡を取り合うと、Tさんは既にキャンプ場最寄りのコンビニで待機しているとの事で、そちらで一足先に合流する
「ホントにこの道であってんのか?」という程の山道を走ると、なんとかキャンプビーンさんに到着
早めのチェックインながら、サイトに案内して頂き
テンションが上がったままの乾杯だ
ブッシュクラフトサイトという野営感満点のサイトで、ぼちぼち設営しながらAさんご夫妻の到着を待つ
Tさんのチェコ軍幕
コレで寝るの?というくらいアケスケ
自分は久々のDDハンモックXL
雨は降らなさそうだったのでタープもかけず
寒さが不安なのでアンブラとエアマットを装備した
そうこうするうちに、Aさんと旦那様のBさんが到着
まずは乾杯
渋すぎるツマミ
イナゴの佃煮とうなぎボーン
Tさんの差し入れの濁り酒がすすむ
ローホルにウィンナー
楽しい時間を満喫
会話も弾み酒もすすむが、ココで体調に異変
そー言えば、朝飯にコンビニおにぎり1個食べただけで呑み続けていた
多少の吐き気と共にポンポン痛い💦
Bさんにお薬を頂き、ハンモックにてダウン
目覚めたときには既に真っ暗になっていた
4時間くらい寝たら気分も回復
腹の調子も戻り、Aさん特製石狩汁を頂きながら、ヒソヒソとまた会話を楽しむ
準備してきた食材を出す間もなく、再び眠りに落ちた
翌朝は早朝から焚き火
キャンプビーンさんは直火OKのキャンプ場なので、テンションも上がる
朝食はスパイスカレーとナン(写真無し)に、目玉焼き
Tさんの富士宮やきそば
Aさん自作の、中綿入りハンモック「フトンモック」を試させて頂く
ヌクヌクと良い寝心地
Aさんの場所で発見
空になってるやんけ
その後は、今日帰る自分だけは撤収し、場内を散策
記念写真を撮ったりしながらも笑いの絶えない時間を過ごさせて頂いた
後ろ髪引かれる想いで皆さんに別れを告げ、次回もまたやろうと約束をしてキャンプビーンを後にする
帰り道も順調で、予定通りに帰宅
約半年ぶりのキャンプを楽しませて頂いた
次回は是非もっとゆっくりとキャンプを御一緒させて頂きたい
side others
T
「、、、で?、其方らの見立を聞こうか?」
B
「ふむ、『異界の元魔王』でまず間違い無かろう。
ただ、今は本当に普通の人間として生活しとるようじゃのう、、、」
A
「我が竜眼をもってしても、概ねそんな感じに見えていたわね」
T
「、、、おい、アレキサンダー、貴様、彼奴に竜王覇気かましただろ!?
今が普通の人間なら、下手すりゃ消し飛んでたぞ!」
A
「、、、悪かったわよ、、、でもかなり加減したから大丈夫だと思ってはいたわよ?」
T
「馬鹿野郎!寝込んじまってたじゃねぇか!
、、、バハムートも気づいてたなら止めろよ!?」
B
「くくっ!済まなかったな、儂も少し見極めたかった事があったでな。
彼奴の加護はやはり異界の勇者のモノに間違いあるまい」
T
「は〜、やはり神界の噂はホントだったか。
魔王に勇者、敵対するのが普通の奴等が手を組んでるとみて良さそうだが、一体何が目的なんだ?」
A
「そんな事までは分からないわよ、私達も表側の世界では神竜としてのチカラはほぼ使えないからね」
B
「裏の世界ならともかく、な?
我等よりは亜神たる貴殿の方が彼奴よりは格上なのではないのか?それほど心配なら抑えてしまえば良かろう」
T
「、、、そーいう単純なもんじゃねぇんだよ。」
この世界には表向き、いわゆるファンタジーな存在は居ない事になっている
俺も元は人間だが、ひょんな事が原因で神族から亜神認定され、こちら側(表世界)の管理者として一部の権限を任されている
とは言っても裏の世界からすると亜神なんて微々たる力を持った存在に過ぎない
いわゆる、神族の使い走りみたいなもんだ
表世界と重なり合うように存在する裏の世界には、それこそこちらで見る創作物のようなあらゆる存在が実在している
基本的に裏の世界は表の世界には不干渉が原則なのだが、稀に今回のような厄介な案件が担当に回ってくる
目的のハッキリしない『異界の』魔王と勇者
裏の世界とも異なる世界から転生してきたと思われるイレギュラーに裏世界の神族も興味を持たれているらしい
異界の神々とはある程度の話が通っているようだが、我等のような下っ端の亜神にまで詳しい説明は無い
一体、何を仕出かすつもりなのか?分からないまま、俺の担当する世界の一端に転生してきた2人
表世界で人間として生活している裏の世界の神竜なら何か分かるか?と思ったが、どうやら期待外れだったようだ
全く、奴等、表の世界に馴染み過ぎだろ?
裏の世界で神竜といえば7体しか存在しない、神族にも比肩しうる高位存在だ
わざわざそんな彼等に来てもらったが、当初の目的を忘れているのか?やりたい放題だ
まぁ、元魔王本人はこちら側の世界の人間として何ら問題は無さそうだが、今回出て来なかった勇者の存在が怪しい
表世界には無いハズの魔力を操る技術を持っていたり、加護などという普通の人間には到底ムリなスキルも持っているとみて良かろう
、、、今後も気を抜かずに付き合っていくしか無さそうだが、魔王自身との関係は実は至って良好だ
今回、直接会ったのはまだ2回目だが、魔王からはこちらに対する警戒などというものは感じられず、今回も前回初めて会った時のような気楽な雰囲気のまま終始した
このまま「気の合う普通の友人」として何事も無く済めば、それに越したことはない
そこまで考えて、俺は目の前でもう一泊するからとまた呑み始めた神竜二人から、そっと目を逸らした
転生魔王ののんびりキャンプライフ⑥
[ 〜完〜 ]
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あっちん
神竜たち酒の飲み過ぎですね🤔🤣
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O-DEN
どうも、お久しぶりです😅 いなごの佃煮はブッシュクラフトすぎる😆😆😆 じょうさんしばらく見ないうちに転生魔王になったんですか(笑) 面白かったんで、次はインテリジェンスウェポン的なキャンプギア登場させてください🪓
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shunout
神龍ってアレでしょ? 玉を7つ集めると出てくるヤツでしょ? え?違う❓ フォレストヒル7つ集めると出てくるんでしたっけ❓🤔
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まさたろう
途中に入ってる寝てる写真が浮世絵みたいっす😂