バックパックキャンプ.

初めてのバックパックでキャンプをしてきた。20年振りのソロキャンプ。快く行かせてくれた家族に感謝と、自分だけ遊びに行くのは忍びないので、スウィーツ代を置いて来た。

ずっと雨の予報だったが、これも修行かと予定を変えず出発。

手持ちは嫌なのでクーラーも背負ったら21.5kg。さすがに次は荷物を減らして軽量化しなければ‥

サイバトロンではこれで10分も歩かぬ内に肩の食い込みがキツくなってくる。

奥多摩には何度も訪れているのに、電車で来るのも駅を見るのも初めて。

木造の駅舎がレトロで素敵だが、駅前はシャッターが閉まっている店舗が多く、活気が無く寂しげ。

駅から歩いて5分でキャンプ場なので、非常に便利。

最後まで軍幕での無骨スタイルと悩んだが、赤が好きなのでパンダにした。

雨予報だけど、この時は降っていなかったのでちゃちゃっと設営して一服。

持って来たギアは全ては出さず、でも初めましてのギアも多く思ったより少し時間がかかった。やはり慣れって大切なんだなぁ。

思えばこのジッポも20年振りに使った。

雨続きで川も増水していて、濁りと流れも急だった。

駅前も閑散としているし、午前中には散歩がてらの散策も終える。

ずっとファミキャンをしてからのソロは、驚くほど自由な時間がある。

さすが奥多摩。ハイキングコースが幾つかあるようだ。今度来た時にはこれで遊ぼう。

SOTOのフィールドホッパー。ソロをするならコレと決めていたギア。

テーブルが人と獣の境界線と誰かが言っていたが、1人なら意外とテーブルいらない派かも。

お腹が空いたので焼きそばを作って食べる。小さなトングでこじんまり作っていると、おままごとのようですごく楽しかった。そして最高に美味い！

最近ずっと寝不足だったので少し昼寝。何て自由なんだろう。

ずっと雨の予報だったので半ば諦めていた焚き火も、雨も舞う程度だったので強行してみる。

直火OKのサイトだが、火入れ出来るかなと一応持ってきた焚き火台を使えて良かった。

ちなみに薪はコンテナ一杯で700円。塩野さんありがとう！

少しシワが気になるけど、このフォルム好きだなぁ。

まだ雨は持ち堪えていたので、夜は焚き火でステーキを焼く。

祝.初バックパック記念パーティーを1人で開催。

予報は覆り、焚き火も満足行くくらい出来たのがすごく良かった。

やはりGoal Zeroの戦闘力は高く、ソロならこれ一灯あれば充分だろう。

夕方までは、ソロキャン最高！またすぐ来よう！なんて思っていたのに、夜になると急に家族に会いたくなってくる。

思えばソロに来た目的はこれで、普段どれだけ贅沢をしているかとか、ママへの感謝や子供ともっと遊びたいとか、自分として原点に立ち返る為のソロ。

結婚して家族が出来て、毎日の中で忘れていた寂しいとか、いろいろ当たり前だと感じていたことは、当たり前ではなく幸せなんだと思い出せた。

でも不思議と早く帰りたいとは思わなかったのは、やはりキャンプが楽しいからなのか。

ファミキャンでは光源豊かなので、存在感が薄くなっていたソーラーパフも間接照明として活躍した。

少々無理して持って来たDIETZ。最高に雰囲気を盛り上げてくれた。連れて来て良かった。

21時半頃から雨も本格的に振り出し、まだ眠くないのでタープ下でゆっくり読めてない雑誌を楽しむ。

雨と川音のオーケストラ。次第に眠くなってくる。

夜中降り続けた雨も、朝まだ止まず。

男のロマン、袋麺。僕にとってソロではこういう食事も楽しみの１つ。

雨撤収だったけど、だいぶ小雨になっていたので助かった。

帰りは近くの温泉へ。都民だと、役所の国民健康保険課で割引き券がもらえ、300円オフになる。

憧れだった初めてのバックパック。そして20年振りのソロ。

キャンプとしても、人としても本当に良い経験になった。

まだやりたい事や感じたい事もあるし、またバックパックでソロキャンに行こう。