MAN-KITSU-CAMP⭐️ 前編

その週は仕事でトラブルが続いた週でした。

前の週の乗り込み以来、打ち合わせの不十分さが露見し、溜まるストレスの中で仕事をこなしていましたが、ついに水曜日に堪忍袋の緒が切れて、翌日木曜日には撤収、心身共に疲れもピークなので金曜日から休もうと決めました。

そんな金曜日

インスタのグループDMでユルい会話をしている中で、メンバーの一人が

T氏
「明日明後日、キャンプ行きたいなぁ、じょうさん長野でいいトコあります？」

じょう
「コッチは近場は今、ほとんど冬季閉鎖だから厳しいと思いますよ？
白馬辺りならいくらかあるみたいですね」

T氏
「松本くらいであるといいなぁ、距離的にも」

じょう
「そうですね〜、ちょっと検索してみます」

そんな会話から、松本市近郊で通年営業のキャンプ場を調べてみると松本からは少し離れているが、青木村に[まるべりーオートキャンプ場(通年営業)]を発見！

とりあえずT氏に打診すると、経路から2時間半くらいらしく、ノリノリでグループDMに

T氏
「マルベルン、行くん💕」

とキャンプ場名すら合ってないカキコミが🤣

電話して予約も済ませたらしく、いつも以上にテンションが上がっている様子でした。

ひとしきり考えましたが、自分もこの週末はコレという予定は無く、彼のあまりのテンションの高さに羨ましさが募り、今年まだキャンプしてない欲求もあって一緒に行っていいかお聞きしたところ、お子様達も一緒で良かったら是非、と言って頂き、衝動的に予約の電話を入れてしまいました。

そうと決まれば、即準備！！

一緒にいらっしゃるお子様は2名、お姉ちゃんと弟くんらしいのですが、お姉ちゃんはアニメ「鬼滅の刃」の大ファンで、自分でイラストも描くほどの入れ込みよう。

T氏に伺ったところ、アニメは観たが原作漫画はまだとのことで、コミックス19巻分を持って行く旨を伝えると、彼女の上の中3の長女さんまで読みに来ることが決まりました。

当日、食材を買いこんで出発するも、ウチからは高速使って約一時間の距離、予約時に

「インは8時からなら大丈夫ですよ👌」

と言われていましたから、早めに到着し、10時にはサイトを物色しつつ、彼等の到着を待ちます。

かなり狭く、急な道を上がって着いた「まるべりーオートキャンプ場」は、元々が桑畑だったらしく、段々畑がそのまんまサイト区間になっているようでした。

場所によっては広かったり、狭かったりしますが、60サイトくらいあるにもかかわらず、この日の予約は4〜5組、飛び込みでもそんなに来ないので、好きな所に設営して下さいと、オススメの場所まで教えて頂きました。

とりあえず場所を確保して、少し遅れて到着するT氏達を待ちながら設営を開始します。

まずは、ここのところかかりっきりだった、ハンガリー軍幕🇭🇺カスタムを設営。

一杯やりながら、今日の寝床を確保します。

そうこうするウチにT氏一家も到着、幕内でヌクヌク過ごす為、ツインピルツにアラジンストーブをインされてお座敷スタイルです

T氏との二人での呑み会用、あと、ハンガリーとの比較用にUSパップも設営しました。

カスタムしたハンガリーに比べると、こちらの方が若干狭い印象ですがT氏には気に入って頂けた様子です。

ハイエースだから、とギアも厳選せずに積んできた為、T氏から、
「これでソロ用ですか⁉️」
と呆れられる程の大荷物💦

まだまだベテランへの道は遠いと実感します。

ちなみに持って行ったものは、半分以上は使いませんでした。

T氏はと言えば、ブッシュクラフト班班長の肩書き通り、ポールやポットハンガー、薪などを場内でテキパキと準備し、お子様達のスペースを作ってしまいました。

逢うのは初めてですが、グループDMでよくお話しさせて頂いているせいか、さほどの違和感も感じずに、すぐに打ち解けて、まずは一杯です。

ホロ酔いながら、漫画は読まないという末っ子次男君とミニチュアで遊びまくります。

大分打ち解けてきたかな？と思っていたら、彼から

「友達になってあげるよ！」

と、真っ直ぐな目で言われ、ふいの一言に胸がいっぱいになってしまいました。

こんな気持ちは一体いつ以来だろうかと考えながらも、新しい小さな友達が出来た事に少し照れ臭いながらもホッコリさせて頂きました。

一方で、お姉ちゃん二人は完全に幕内に引きこもり、黙々と読書に勤しんでいました。

当初より、「漫画喫茶キャンプ」と銘打った通りのブレないスタイルです。

今回持って行った漫画は、自分の娘達が喜んで読んでいたものをセレクトしました。

「鬼滅の刃」=1〜最新19巻

「転生したらスライムだった件」=1〜最新12巻

「操操れ(ぐぐれ)コックリさん」=1〜完結12巻

「転生したら剣でした」=1〜最新6巻

あとは、子供達にはまずそうですが、コンビニ版の
「稲中卓球部」、、、😅

予想通りというか、それ以上というか、娘さん二人はほぼ顔を合わせずに過ごしてしまいました。

娘に感化されたのか、

「獣の呼吸、壱の型！」

を、斧で再現するT氏、、、🤣

焚き火を楽しみ、酒を酌み交わしながら、楽しい夜は更けていきました。

後編へ続く、、、