確かめたい事があるんだ……

今回は、仙流荘に前夜車中泊からの日帰り仙丈ヶ岳です⛰
ところで。
前回の山行。お盆休みに行ってきた、鳳凰三山から見えた山。
綺麗なカールが見えていて、方角的にきっと仙丈ヶ岳だと思い込んでいました。
……が。

もしかして、これって北岳じゃないか……?
という疑惑が浮上。
いやでも、地図見ると……

東側の斜面に、小仙丈カールがある
小仙丈沢と大仙丈沢がある

現地で見てた時はそうだと思ったが、時間が経つにつれて自信がなくなってくる😨
仙丈ヶ岳にしては、山頂の東側が険しいような?

果たして、我々が見ていたのは仙丈ヶ岳なのか北岳なのか……。
確かめるために、やってきました❗️

中秋の名月のこの日。竹トモ夫婦は北沢峠への入り口である仙流荘へ。
超絶明るい名月に照らされつつ、車中泊です。

翌朝4時半起床。
周囲のゴソゴソする気配を感じて行動開始です。
とりあえずザックをバス乗車列に並ばせてから、車内で朝ご飯。そしてチケット列に並びます。

5時を回りましたが、流石に先月と比べるとまだ暗い……。

5時30分、始発のバスで仙流荘を出発します🚌💨

道中、今回登るのと反対側の甲斐駒ヶ岳から連なる鋸岳の姿も。
鹿の窓と呼ばれる、岩壁に空いた穴もくっきり🕳
見つければはっきり穴が見えますが、果たして皆さんこの写真から見つけることが出来るか⁉️🤣


午前6時過ぎ、北沢峠に到着❗️
協力金を回収箱へ投入し、トイレセーブを済ませて、いざ出発💪
ちなみに、この何でもないトイレセーブが、後に大事件を巻き起こす……。
そう、ここが運命の分かれ道、北沢峠。
(正しくは甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の分かれ道)


前回の鳳凰三山とは比較にならないくらい、穏やかな樹林帯の登り。
5合目の大滝頭まで、あっという間の1時間ちょっと。

ここから6合目辺りは多少の急登。
しかし、ドンドコ沢のエンドレス急登に比べればどうっていうこともないです😅
完全に、前回の山行が我々夫婦を鍛え上げてます。
※主にメンタル


6合目から先は視界が開けますが、仙丈ヶ岳方面も、後ろの甲斐駒ヶ岳方面も、どっちも真っ白……。
こりゃ、北岳かどうか確かめるどころでは😓
……と、思ったその時❗️

ら、ら、雷鳥さぁ〜〜〜ん😍😍😍😍
山登りを始めて2年、初めて雷鳥さんと遭遇❗️
しかもご夫婦なのか雄雌のペア❤️
微妙な天気が奏功したようです❗️



奥様は一心不乱に砂浴び。人間が、びっくりさせないよう気を遣いつつも鼻息荒く興奮していようが、どこ吹く風😅
そんな、身だしなみを整えるのに夢中な奥様の向こうで、旦那様はどこか遠くを見ながら、只々ひたすらに待機。
まるで、出かける前、お化粧中の奥様に待ちぼうけをくわされている旦那様そのもの🤣
人も鳥も、夫婦とはそんなものなのだ……ww
サービスタイムの終わらないご夫婦とお別れし、先へ進みます。


8時20分、小仙丈ヶ岳に到着❗️
相変わらずの真っ白具合。そして風が出てきて寒い❗
️風が無ければ気温はそれほど低くないのですが、容赦なく吹かれて体感温度がダダ下がり🥶すぐに上着をザックから取り出して着込みます。


景色が微妙な時は、植物で間を稼ぐ。
しばし進むと……

ちょっと視界が晴れてきた❗️

来た来た来た〜✨✨✨

遂にお目見え、仙丈ヶ岳❗️
そして、竹トモは悟った。
あれは北岳だった。


仙丈ヶ岳の東面には、鳳凰三山から見た、あんなまん丸の黄緑色のカール❓は無い。
そして、どう考えても山頂下の斜面の角度が違う。
仙丈ヶ岳はもっと穏やかな角度。だと思う。
結論。
竹トモ達が鳳凰三山から見たのは、少なくとも仙丈ヶ岳では、ない。
もっと地図が読めるようになりたい……😓


稜線の右手には、大滝頭から分岐するコース上の、藪沢小屋?馬の背ヒュッテ?らしき建物が。
小仙丈尾根から見下ろすと、ミニチュアのおもちゃのよう。



仙丈小屋への分岐を過ぎれば、山頂はもうすぐ。

ガスの向こう側に、沢山の人影❗️


9時20分、仙丈ヶ岳山頂に到着〜❗️
コースタイム4時間を、1時間巻いて到着。なんだかあっという間に着いてしまった気分😅
やはり、前回の山行の鬼畜具合が際立ちますねw

三角点もゲット👍

伊那谷を挟んで向こう側には、中央アルプス。

足元の藪沢カールの中には、仙丈小屋がポツン。

南を見渡せば、南アルプスのヘソ塩見岳へと続く、長い長い仙塩尾根。
残念ながら、富士山方面はガスの彼方でした。
お昼には早い時間ですが、手抜きで持ってきたおにぎりランチを堪能して、今度は藪沢カールを右手に見つつ、仙丈小屋方面へ降ります。

途中、赤く色付いたナナカマドを発見。
秋はすぐそこまで来てます🍁

ものの10分で、仙丈小屋に到着❗️

可愛らしい看板に書かれた生ビールに凄く惹かれますが、今日は日帰りなので我慢我慢……。

藪沢カールの下から見上げる仙丈ヶ岳も壮観です❗️

小仙丈ヶ岳辺りをうろついていた時よりも風は穏やかに。(カール内だからかもしれません)
のんびり回る風車に癒されて、さぁおトイレをお借りして下山しよう❗️、と、ザックの雨蓋に入れたお財布を出して。
……出し、て。
………………出て、こ、ない……。
え、
財布がない……❓
え、マジで❓❓
あらゆるポッケというポッケをひっくり返し。
ザックの中身も出して底まであさり。
…………ないです😨
ど、どうする⁉️
とりあえず来た道を戻って、ザックをいじったポイントを探す。
道行く人に、財布が落ちてなかったか聞く。
…………ないです😱
どうする、帰りのバスのチケットも財布の中だぞ💦
もしかして雷鳥さんたちが見物料としてこっそり持ち去ったのでは⁉️
なんて深刻な顔で訳の分からん事を喋りつつ降る。
…………ないんです〜😭
もう探すべきポイントは、北沢峠で寄ったセーブポイント🚽しかない💦
そこになかったら、我々は帰れない💦💦
財布の事で頭が一杯で、帰りは1枚も写真がない😓

辛うじて、コースタイム把握の為に撮ったというか撮影ボタンを押しただけの北沢峠着。そのままトイレの向こうのバス待合所にいた係の人に、藁をも縋る気持ちで、財布がトイレに忘れてなかったか聞こうとしたその時。
マイクロバスのフロントガラスに、一枚のメモ。
「〇〇様、落し物を預かっております」
私です〜〜😭❗️❗️❗️
財布の中の免許証を確認して、朝から保管してくださっていました😂
こうして、無事に財布を回収し、帰路についたのでした🚌💨
帰りは仙丈小屋から北沢峠まで2時間。焦りもあってまたしても大幅にコースタイムを巻いて到着でした😅
最後は、北岳がどうのとかは吹っ飛びましたが💦
皆さん。
忘れ物、落し物にはくれぐれもご注意を😂

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shoma
なんだろうーあの山。ってよく自分もなります笑 自分も初めて雷鳥を見たのは、仙丈ヶ岳でした! -
Koyabu🔰Gohan
お恥ずかしながら山登ったことないのですが( ´∀`) じっくり最後まで楽しませていただきました 笑 絶景と達成感、雷鳥初めて見ましたけどかわいい(*´꒳`*) 綺麗な山々、癒されました☺️ -
Takelt400
財布が見つかってよかったですね(งᐛ )ง 最後はかなり臨場感があってドキ(✱°⌂°✱)ドキしました!