晩夏の電車キャンプ

池袋から東武東上線を乗り継いで秩父鉄道。

9月に入ってもまだ夏の日差し。
親鼻駅から日陰をたどって道の駅へ。

キャンプは小さな旅だ。
その土地の風土や名物を気の向くままに味わえる。

何気ない風景も秩父鉄道ならではの風景。
砂をたくさん運んでる貨物列車がかわいい。

今はほとんどない券売機のない駅。上質な厚紙の切符を駅員さんが切ってくれる。

のんびりキャンプ場にあるいて向かう。

荒川上流の奇岩がなんとも特徴的な風景

駅から15分。長瀞キャンプヴィレッジに到着。天然温泉が楽しめる人気のキャンプ場だ。

ザックからテントを出してサクッと設営。

川が見えるサイト。

ハンモックに揺られながら飲む酒は格別。休日のささやかな贅沢。

荒川に降りてみる。
主流は急流で遊泳は禁止されている。

キャンプ場の受付で薪を調達。
針葉樹の薪の束と、広葉樹の薪は一本づつ購入できる。

温泉に入って汗を流す。
内湯と露天があり、開放的で気持ちのいい温泉だった。

陽も傾き、ハンモックで風呂上がりの夕涼み。

地元のスーパーで秩父の美味しそうな豆腐を買った。

食べ方はこれが一番うまい！大豆の甘味と旨味を感じる。ああうまい。

夜は焚き火を楽しんだ。

特大のしいたけを肴に秩父のワインを味わう。

荷物は夫婦で30Lのバックパック2個。使わなかったけどタープとタープポールも入っている。

翌日は長瀞を観光。昨日の貨物列車が帰ってきていた。

都心にはないのんびりとした時間が過ぎている。

帰りは秩父鉄道の御花畑駅から西武秩父駅で西武池袋線に乗り換える。SANAA 妹島和世のデザインした車両は窓が大きく、座席もモダンな家具のようで居心地の良い空間だった。

地ビールと地酒を味わいながら帰路につく電車旅がよきかな〜。