尾瀬縦断HIKE 初日

長めにもらったお盆休み。
機会があればやりたいと思っていたロングハイク。

シェルパ斉藤さんの著書、『ニッポン10大トレイル』に紹介されているトレイルの１つ、「尾瀬縦断トレイル」を歩いてみることにした。

会津駒ケ岳登山口にほど近い、道の駅尾瀬檜枝岐をスタートし、会津駒ケ岳から尾瀬御池を通り七入という集落へ降りる。
七入から燧ケ岳を巻くように尾瀬沼に入って尾瀬ヶ原まで続く湿原を抜けて山の鼻へ。山の鼻から至仏山、悪沢岳、笠ヶ岳を縦走し、ゴールの湯の小屋に下山するトレイルだ。

総歩行距離約60km
所要日数4日
オススメの時期7-10月
難易度中級者向き
とある。

初日はスタート地点の道の駅 尾瀬檜枝岐を目指す。
東京からのアクセスは、浅草から会津田島を結ぶ東部鉄道で会津高原尾瀬口駅まで向かい、そこからはバスで森の温泉館アルザ前下車の長旅となる。
東部鉄道には特急東武日光きぬがわリバティ号で浅草から会津高原尾瀬口まで一本で行けるのだが、お盆ということもあり満席。急行を乗り継いで向かった。

自宅を8時に出発して、会津高原尾瀬口に着いたのは13:00過ぎだった。

駅の近くの山の王さまという食堂で会津ラーメンをいただいた。沢山のキノコが入った山のラーメン。

バスは1日なんと3本のみ。
最終の14:30に乗れば16:00にはキャンプ場に着く予定。
憩の家という駅のお土産屋でバスのチケットが買える。

バスに揺られてようやくキャンプ場へ。
泉キャンプ場というカフェが経営する、カフェ裏のこじんまりしたオートキャンプ場。メールで問い合わせしたところ、レスポンス良く空いてるとの連絡をいただいた。

区画は緩くフリーサイトのよう。
サイト利用料は1,000円。
カフェの裏に綺麗なトイレがあり、炊事場も使いやすくゴミも捨てられる。
コテージも２棟あり、小さいけど設備が整った良いキャンプ場だ。

スタッフの方にサイトに案内され「この辺にはりますね」と申告して設営した。
ちなみにキャンプの受付で、近くの温泉が500円のところ300円で入れるチケットを購入でき、ためらいなく購入した。

歩いて3分で道の駅。ビールを調達しようと思ったが、売店には売っていなかった。しかも17:00でこの辺の店は閉まってしまうそう。

隣にある温泉は18:00まで。露天のみでこの時期はアブが大量発生しているらしい。

そういえば設営中も何匹か飛んでいたが、受付で「アブが大量発生中です。気をつけてくださいね」と言われて不安になる。

露天風呂には言われた通りアブが飛び交っていた。
首まで浸かっている分には問題ないが、半身浴でもしようものならアブがたかってくる状況に、長居はできなかった。洗い場は屋内にあり問題なし。

風呂上がり、自販機でコーラを買いクールダウン。サイトに戻ってもアブがいるし、夕食と寝るだけなので、コーラを飲みながら日が落ちてアブがいなくなるのを待った。

サイトに戻るとテント内にアブが10匹ほど迷い込んでいる。今夜の寝床にするつもりだとしたら勘弁してほしいので、虫除けをテント内に振り撒き退散してもらった。

夕食を簡単に済ませ、持ってきたウィスキーをちびちびやりながら早々に就寝。
初日は移動のみだったが、翌日からいよいよ尾瀬縦断トレイルに入っていく。