ソウナンですよ?
先日久し振りに山に行きました。
私が秘密基地を作っている山ではありません。
この日写真を全然撮れなかったので載せる写真もありませんし、途中アクシデントがあり目的地まで着けなかったしブログにする内容でもないのですが、、
あまりにも私のこのブログはモノづくりばかりで面白みがない気がしたのでとりあえず載せてみます^ ^
目的地に向かう途中の"龍の木"です。
頭と目と鼻と口と牙と下顎まで全てが完璧ですね。
山を歩いていると色んなものが色んなものに見えてきますね^ ^
ところで、この日のアクシデントというのは遭難です。
3人で山に入り私がケツでタイミング悪く先導の2人が其々別の道に入ってしまったという状況に置かれてしまいました。
岐路を左に入ったAさんは多少この山を知っている位の人
岐路を右に行ったBさんは毎週この山に入っている人
でした。
私は10年前に一度来たっきり。
全く道を覚えていません。
この龍の木の少し先の岐路でそんな状況に陥り、一先ずは龍の木で仮ベースを作ってお茶飲んでどうしようか考えました。
この日はずっと小雨でしたのでとりあえず雨宿りです。
リュックは木にぶら下げ雨避けに雨合羽着せてます。
タープはオガワのグランドシートです。
とりあえず座ったりこんな風に雨避けに使えるので、私のキャンプ腰装備の中に入れてたのを使いました。
とりあえず、重たい物は置いといて、必要なものだけを腰装備に移して、次の行動に出ます。
遭難した時の鉄則
その場を動かない
ですよね。
スタート地点からここまでの道は覚えていますので、スタート地点に戻ることは可能です。
ですが、、
実際、この山を知っているBさんを追いかけ本来の目的である岐路を右に向かっていればそのうちBさんがおかしいと思い引き返し来るのに遭遇するかもしれませんが、リスクが高すぎます。
それよりも、確実に間違った道を進んだAさんを探すのが先決だと判断しました。
今、3人がそれぞれバラバラになっている状況を知っているのは私だけです。
多分AさんBさんそれぞれは自分と他2人で行動していると思っているはずです。
一先ず、Aさんを探しに岐路を左に入ってみます。
岐路の手前の龍の木には私のリュックがありますのでBさんが引き返してきてもおそらくここで待機してくれるでしょう。
時折ホイッスルを吹きながら声を掛けて歩くこと10分
登山道ではない方角からAさんの声が聞こえてきました
ので、ホイッスルと声を上げ、無事Aさんと合流する事が出来ました^ ^
状況を説明し、一先ずは龍の木のベース地へ二人で戻りました
そこで15分程待機していたのですが、一向にBさんは引き返してはこず、しかも雨も強くなってきました
※あっそういえば、写真はもうないです。結構必死だったので撮る暇が汗
ビデオは回してましたが^ ^
戻ります
雨も強くなってきたので、Aさんと相談して一旦スタート地点に戻ることにしました。
スタート地点に戻って、車で装備を整えて、おにぎり食べて、、、、
さてどうしよう。
何故引き返してこないのかは謎ですが、Bさんの性格を考えると一人で目的地まで向かったという事もあり得る人です。
私は悩みました。
山に詳しいBさんですが、なんといっても結構な御年配の方ですし、小雨の中もしかして足を滑らせたとか、、、
いろんな不安が頭をよぎりました。
車の中に買い溜めしておいたケミカルライトを大量に腰袋に詰めて、Bさんを探しに行く事にしました。
Aさんはここで待機してもらいました。
で、まずは龍の木まで、ケミカルライト2本程使いました。
正直ここまでは迷う事もないとは思いますが、帰りがもし暗くなってはとも思い、念の為です。
で、龍の木の岐路にケミカルライトを下げ、右へと進んで行きます。
ホイッスルと声掛けと、人が滑ったような跡がないか気をつけながら進みました。
ケミカルライト2本くらい使い15分程歩くと、10年前の記憶が蘇ってきたのか、見覚えのある道やルートがありました。
あっ。ここ右だ!
と確信し、ケミカルライトを下げさらに進みました。
意外なもので、これからしばらくはほんとなんとなくですが道を覚えてました。
道というか、大きな木を覚えていた感じですね。
更にケミカル3本くらい使って30分ほど進んだ所で一旦休憩。
ケミカルも後5本程でした。
少し休憩し、ちょっと元気になったので、今一度大きな声で声かけをしました。
すると、、
Bさんの声が聞こえました!
よかったーーーー
2分程声かけ合いながら、ようやく合流!!!
ふぅーーー
まじ焦ったーーーー
って感じでした。
結果、どうやらBさんは僕たちが先に目的地まで行ったので頑張って追いかけていたつもりだったようです
いやいや、僕後ろ歩いてたでしょ。
と思いましたが、、まぁ、いいです。
結果として、私が状況を把握出来て行動出来たので。
まぁ、私が行動しなくても、Bさんは勝手にスタート地点まで戻ってきたでしょうが汗
とにかく、Aさんを見つけれたのは私がケツ歩いていたからだと、勝手に思っています笑
ちなみに、この山には10年前に出会った仙人が住んでいます。
私の秘密基地とはレベルの違う秘密基地を作った方です。
この日はこの基地を借りる許可を得ていたのですが、ご本人は不在。
というか、今は病床に伏しておられます。
知人からの話だと、もう長くはないとの事です。
この仙人もかなりの御老体でしたので、、、
で、この方はですね、山の湧き水から水を引いてなんと水洗便所(下水は土の中)とお風呂まで作りあげました。
この日、アクシデントもありましたが、無事3人で基地に入る事は出来たので、仙人への感謝の気持も込めて、お風呂を頂きました。
山の中、暖かいお風呂に入れるなんて夢のようです。
ボイラーの中の錆が少し出てお湯は色付きですが、鉄分多めの温泉だと思えば問題なしですね^ ^
お風呂に入ってコーヒー飲んで帰りました。
ほとんど文字だけのこのブログ
だれが読むのか笑
みなさん。遭難には気をつけましょう
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kuma
皆さん無事で良かったです! 非常時の備えは大事ですね!
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Tucker
とても読み応えのある内容でした✨本当にみなさんご無事で良かったです😁とっさに冷静に的確な判断が出来る方尊敬します❗️ 実際そんな仙人のような方がいらっしゃるのですね😳自分はキャンプ場ばかりで山はほぼ経験ないのですが、備えあれば憂いなしと心得ました🙆♂️