色なき風吹く台地を

11/12(日)
すすき野原を歩きたくて、
秋吉台へでかけました。

すすきの穂に光が透ける様子がきれいで
何度も立ち止まり、カメラを向ける。

カメラを持たない相方が何度も立ち止まり、私を振り返る。

歩くペースだったり、食事のタイミングだったり…アウトドアのいろんな場面で感じる2人を隔てる壁。それは写真への温度差ww

どこを歩いていても視界が開けていて
いい気持ち。

お隣の山(北山)。
広大な秋吉台には
いろいろなコース整備されていて、
時間や体力などを考慮して
自分なりのトレッキングが楽しめる。

私達が目指すのは、
秋吉台北部にある冠山。

すすき野原が終わり、
石灰岩が現れ始めたら…

\登頂ー！/

…と言っても、
標高377m、
所要時間、約20分…

トレッキングではなく散策ですねw

それでも背中にじんわりと汗。

早くも休憩。

登頂(←あくまでも)のご褒美は
「別府弁天池」で汲んできた水で淹れる
コーヒーと紅茶。

そして秋吉台にある「ブーランジュリーKURA」のサンドイッチ。

たった20分だけど、ご褒美だけは抜かりなく！

冠山を選んだのは、
休憩のためのベンチ目当て。

いただきまーす！

ハムチーズとたまごサンド
豚のソテーのライ麦パンのサンド

もうおいしいと見た目でわかる。

頬張る姿は人に見せられない。
オシャレなサンドイッチ、どうやったら
スマートに食べられるんだろ？

さあ、次はどの道を行く？

北山も気になりけど…
反対側に光るすすき野原に惹かれて、
歩みは長者ヶ森方面へ。

五行説思想によると秋の色は「白」
それを日本人は無色透明と捉え、
秋風のことを「色なき風」と呼んだそう。

透き通る風の存在を物語るように揺れるすすきの群れ。

そんな台地を歩きながら、物思いや靄みたいなものが晴れていくような感覚。

すすきを吹き抜け、自分の身や心も吹き抜けていくような、色なき風の仕業だと思う。

時期によって、全く違う表情を見せる秋の秋吉台。

まだ鮮やかな緑と白銀に光るすすきの穂のコントラストが美しい初秋。
広大な草原を一面の草紅葉が彩る晩秋。
(ネット調べ)

そのあいだの、まさに「白秋」と呼べるような季節を味わえた休日でした。

↓ここからおまけ↓
立ち寄ったところいろいろ。

スタート地点となる長者ヶ森駐車場。
時間のない方はここからでもすすき野原が見れますよー。カルストロードドライブの際にぜひ。

長者ヶ森や散策コースは、トイレの通路を通って、道路の下をくぐった先。

秋吉台唯一の原生林「長者ヶ森」

秋吉台の南部に位置する拠点施設
「カルスター」

情報やマップが手に入るのはもちろん、カルスト台地を眺めながら、コーヒーや特産品を使ったジェラートが楽しめる場所。
外には展望台もあり。

今回はサンドイッチを引き取りに立ち寄りました。
ブーランジュリーKURAのサンドイッチはカルスターに卸されていて、自店舗では基本扱ってないそう。(事前予約でお店で受取可とのこと。)
念のため、当日朝一でカルスターに電話してお取り置きをお願いしておきました。

ここからスタートする若竹山へのコースが1番お手軽で、設置されている看板にかかれたクイズを楽しみながら散策できるみたい。

ちなみに秋吉台一の景色を誇るのは、西部にある「西の西山」だそうです！

パン屋さんの実店舗は、秋吉台オートキャンプ場(秋吉台リフレッシュパーク)内にあります。

水を手に入れに立ち寄った
「別府弁天池」
カルスト台地の地下水が湧水する、名水百選の1つ。
広い場所ではありませんが、気持ちがよくて、つい長居してしまいました。きれいな水のそばは空気が違いますね♪

帰りに立ち寄った「道の駅おふく」
現在改修中ですが、温泉や足湯は利用できました。

気軽に楽しめる足湯が大好き。
出先で足湯に出会ったときのために
タイツは履かない主義www

仮店舗でも地酒のセレクトは秀逸！
プーチンさん来日時の会食でだされた
「東洋美人」
別府弁天池の水しか使わないという
「Ohmine」
そして相方のお気に入り「雁木」

山口の地酒は獺祭だけではありません♪

山口に来てもうすぐ2年。
初めての秋吉台散策でした♪