乾徳山

とても久しぶりの投稿です。

秋晴れの続いた週末。
雨の期間中、心の中で渦巻いてた気持ちが一気に爆発した。

「山に登りたい」

ずっとずっと登りに行きたかった。

天気もいい絶好の三連休。山に行ってきた。

連休初日。二日目から新潟に行くと言っていた相方に無理を言って乾徳山に連れて行ってもらった。

私たちの登山は前日、時には当日になるまでどこに行くか決まってない。
ぎりぎりまで天気予報を見て決めている。

登るなら天気のいい場所に登りたいから

今回もそんな理由で前日に乾徳山と決まった

陽も出ぬ午前4時半、家を出発。

高速を走って山梨に向かう。
今年山梨に向かうのは何度目だろう。そんなことを思いながら助手席に乗っていた

三連休初日だからか、いつもよりあの時間にしては車の量が多く感じられた。

アウトドアのステッカーを貼ってる車もチラホラ…

関東のキャンパーさんやハイカーさんもきっと、私たちのように今週だ！と思って動いてるのかも…と思うとすごく気持ちがわかるから思わず笑ってしまった

朝日の登る頃、山梨到着。
なんだか、この風景を見慣れてしまって不思議な感覚。

数十分かけて乾徳山の駐車場へ

まだ8時だというのにほぼほぼ埋まってた。
ぎりぎり空いてた場所に車を停めて支度をする。

とりあえず乾徳山登山口を目指して出発

登山口までが意外と長い…

ようやく登山口。

気合いは十分、いざ！

登山口からすぐに現れたのは沢の流れる道。

途中途中、黄色く色づいた木々が綺麗だった

山に登るのは先月行った谷川岳、日光白根山以来だったので少し身体が重く感じた。

無理をせず、景色を楽しみながらゆっくり歩いた

この日は現れなかったが、高原ヒュッテ周辺では鹿がみれるらしい…
お会いしたかった…鹿さん…

役小角像を通り過ぎ、しばらく歩くと高原が広がった

高原に現れたのは大きな岩。

月見岩。

月見岩から広がる景色は本当に素晴らしかった

ずっとみていたい、そう思ったが目指す頂上はまだまだ先。

一息ついて頂上を目指す。

ここから険しい岩場と鎖場が続く

最後は鳳岩の鎖場。
噂には聞いていたがなかなかの高さ

乾徳山の登山経験がある相方に先に登ってもらい、足のかけ方などをイメージする。

うんうん、

はいはい、

ほー、

なるほど、

よし、

いくっきゃない！

高所恐怖症なんて言ってらんねーーー！

うおおおおあおおお

ふんぬーーーー！

ふぃーー…。

落ちなくてよかった…本当に…

心を落ち着かせていると
「絶景、絶景」
そんな声が周りから聞こえてきた

思わず口から声が出た。

なんて素敵な光景

ほんとに絶景だった。

見惚れた。

頂上でお昼を食べることに。

今回はマジックパスタなるものを食べてみた。
この手のインスタント食品は初めて

そしてこの日のために、ではないが、スノーピークのチタンマグ300を先日追加した。

220のマグがすっぽり綺麗に収まる300は前々から狙っていた。

前回登山に興味を持ってくれた知り合いと山に登った時にちゃんとしたコップを用意することができなかった。
次は一緒に美味しい温かいものが飲みたいという思いからの購入。

この日は相方にコーヒーをふるまった
(コーヒーの粉は相方のだが←)

マジックパスタはお湯を注水線より少なめに注いだつもりだったが薄く感じた。

こういうものなのかな
でもお湯で3分、水でも20分で食べれる上にスプーンまでが付属されているのはもしもの時にはとても魅力的だと思った

重さもそれほどないし、ザックに忍ばせておくのもいいかもしれない。

名残惜しいが、そろそろ下山しなければ…

今回ピストンの予定ではなかったけど、私に恐怖心が芽生えたのと左手親指突き指のためピストンへと変更。

相方に荷物をほとんど持ってもらっての下山。

申し訳ない気持ちと情けない気持ち、感謝の気持ちで泣きそうになった。

山をナメる、なんてこと
山に登れば登るほど、できることではないと思い知らされてきたのだが、どこかで気持ちが舞い上がってしまってたのかもしれない。

気をつけていたはずなのに、
本当に情けなかった。

帰りは登りよりゆっくりゆっくり歩いた。

コースタイムは休憩を含み8時間。

相方のありがたみ、私の未熟さを実感した登山となった。

ちょっと落ち込んだ最後になってしまったが、乾徳山は本当に素晴らしい場所だった。

途中で出会った人たちによると、テントが張れる場所があるらしい。
いつか、私も。
月見岩で大きい月を見ながらお団子を食べてみたいものだ。

かっこよく撮ってもらったのに相方にほとんどの荷物を持ってもらっているためザックがペシャンコ…

いつもありがとう、相方。
これからもよろしく、相方。

エジプトの壁画の目！

(満足)