奥多摩小屋キャンプ場/雲取山

テントと食料、ビールを全てザックに入れて友人達と一泊二日で東京都最高峰である雲取山へ行ってきました。このレポは奥多摩小屋のキャンプサイトと最近中古で入手したMSR Skinny Oneテントのレポを兼ねています。

自給自足を目指し、レトルト食品やビールを4本詰め込んだところザックの重量は18kg!奥多摩小屋は奥多摩駅から見て雲取山山頂の手前（東側）1キロ弱の地点ですが、最短のルートでも登山口から4時間くらいらしい。鴨沢バス停という登山口から10時に出発。「早めに着くんじゃないの？」などと適当なことを言ったけれど、久々の登山で自分は最初の段階から足が重くおしゃべりをする余裕もなく。他の二人も途中の七ツ石山手前での激登りで無口にひたすら根性で登り続ける。

昼休憩以外は歩き続け、結局午後2:30頃に奥多摩小屋前に到着。七ツ石山を越え、広くてなだらかな尾根に出るとヘリポートの広場があり、そのすぐ先に奥多摩小屋があります。小屋の前からヘリポートまでの尾根がキャンプ可。しかし平坦な場所はすでに埋まっていました。

初日のうちに山頂へ行っておきたかったので、素早くテントを設営。

テントを設営した後に空荷で山頂まで往復。山頂付近。

K君はおニューのヒルバーグ。TKNK君はK君のお父さんが数十年前に使っていたというアライテント。

そして自分はヤフオクで入手したMSR Skinny One。もともとはお世話になったカヤックショップのガイドさんがキャンプツーリングで使っていたのを見てカッコいいなと思っていたのですが、「シングルウォールは結露するからやめたほうがいいよ」と止められました（笑）

しかし以前の安いテントが1年も使っていないのに伊豆旅行の時にポールが折れ、生地も破け。それなりのブランドで耐久性があり（ありそうで）安くて軽量で他人とかぶらず。そんなテントを探してMSRでも絶版で非常にお安い落札だったので買っときました。非自立ですが最低4本のペグで設営できます。中はチューブ型で狭いですが圧迫感はありません。

後部は外側がメッシュで内側がパネルという変わったつくりで、内側のパネルを
開けるとメッシュ越しに星空を見ながら寝れるらしいです。が、ここは標高1700mなので日が暮れると都内真冬のような寒さ。しかも前室あたりの地面の凸凹でパネル下から風が吹き込み。（シングルなので前室の次の層はメッシュ）フリースと雨具を着て夏用シュラフで寝ましたが、あまりの寒さにほとんど寝れませんでした。気温はおそらく深夜で5℃くらいのはず。テント室内8℃でした。まあヒルバーグのK君も寒くて寝れなかったと言っていましたが。風があったせいか、内部
の結露はしっとり程度でたいしたことはありませんでした。

二日目は違うルートで下山したいと意見が一致し、鷹ノ巣山へ向かいます。雲取山から出発すれば緩やかな尾根の先に鷹ノ巣山があり、楽です。通常の登山口から登ると
すると鷹ノ巣山はすさまじい急登です。鷹ノ巣山から奥多摩湖まで下りました。

鷹ノ巣山を下りて水根というエリアに向かうと延々と終わらない沢沿いの急斜面があります。ハイペースで下っても2時間以上
。このルートで鷹ノ巣山を登るのはドMとしか言えません笑

夜寒すぎだったけれども、やはり稜線キャンプ最高でした！