取り戻したい憩いの場

ミニテーブル、チェア、ピラミッドグリルを持参して花見がてらのデイキャンプ。
桜が見頃で天気も良く最高の花見日和。

牛肉の塊をピラミッドの網に乗せ、表面を焼いて適当な薄さにカットした牛肉のたたきを頬張る。

風が吹く度に散り舞う桜の葉。
仰向けに寝転がると桜のカーテンに包まれる感覚。
徐ろにスマホを掲げてパシャり。

桜の樹の下で特に何する訳でもなく、ただただ春を感じるためだけに。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

でも、ここはそもそも『キャンプ場』…ではなく、あくまで『スポーツ公園』。
ゴミ捨て場も無ければ、炊事場も無い。
食べ残しやゴミ等は全て持ち帰りが基本ルール。

無料で、手軽にスポーツからキャンプも出来る憩いの場として多くの子供連れや友人・家族グループらが方々から訪れている。

しかし…

近年、ゴミの散乱、不法投棄や駐車違反、また飲酒による利用者同士のトラブルが頻繁になり、悲しい事にこの年の9月末で火気厳禁となり広場そのものは残るが、今まで出来たBQや焚き火等が禁止になるという発表があった。

とても悲し過ぎる…。

身近に、そして手軽に楽しめた憩いの場がこの様な事態により失われた。

取り戻したい…憩いの場を