星座占い最下位だった日
久しぶりに家族全員の予定を
合わせる事ができた三連休。
欲を出して連休前日も休みを取って
金曜日から2泊3日のキャンプでしたが・・・。
今回はプレオープン中という
POPO OOKUBO BASEというキャンプ場にて
記憶に残るキャンプの思い出を。
1ヶ月前に予約を入れてから
忙しい日々を送り、1週間前から
天気予報と睨めっこ。
日々変わる予報にヤキモキしながら
決行か?キャンセルか?
前日の家族会議にて
悩みに悩んで出した結論は決行です!!
初日の予報は曇りのち弱雨
2日目は1日雨で夕方に一時強雨の予報
最終日は曇り
設営と撤収は雨が降らないだろうという想定です。
しかし、2日目の一時強雨の予報が
後々自然の脅威を感じ、
命を守る決断を迫られる事になるとは・・・。
ちなみに今回のキャンプは
愛犬のキャンプデビューでもありました。
初めての家族4人+1匹での軽キャンプです。
今回は川沿いの区画サイトですが、
他のサイトとは離れたプライベート感
たっぷりの広々としたサイトを予約しました。
サイトのすぐ脇に河川が流れています。
当日はPM12:00チェックインなので
朝から荷物の積み込みを開始しました。
雨予報と愛犬グッズで普段より荷物が
多くなりがちですが、
厳選したギアとテトリス的神技積載にて
なんとか積み込み完了です。
自宅を出発して1時間30分
現地到着して受付完了です。
スタッフの方に、明日は天気が荒れそうですが
大丈夫ですか?と聞かれたので、
サイトの横に流れている川を指差して、
もし凄い大雨が降ったらここまで氾濫します?
と聞いたら、今までの感じだとここまで水が
きた事はないのでたぶん大丈夫でしょうとの返答。
では、
もし万が一の場合は
こちらから連絡を入れますのでお願いします。
と、挨拶をして設営開始です。
よもやこの時の会話の万が一が
実際に起こる事になるとは
この時点では誰も知る由がないのでした。
しかも初日は平日という事もあってか、
全17サイトの中で我が家だけの貸切でした。
結果的に2日目も貸切状態になるのですが、
この事と、他のサイトから離れた人目につかない
川沿いの場所というのが後々更に恐怖心を煽る
要因になるのでした。
兎にも角にも
設営を無事に終えました。
広々サイトという事もあり、
真ん中にタープを張ってそのタープを挟んで
テントを2張り設営しました。
さぁキャンプ開始!です。
焚き火をして炭を熾して
酒を煽りながら調理します。
焚き火や炭火で料理を作るのが
良い気分転換になります。
初使用の焼き鳥台グッジョブです。
焚き火フライパン大活躍です。
焼き鳥
ステーキ
餃子
ブロッコリーのガーリック炒め
カップ麺
etc.
雑食です。
暴飲暴食です。
こうして初日の夜は更け、
まだ心地良く感じる雨音をBGMに
それぞれ眠りにつきました。
愛犬も普段と違う環境に戸惑いながらも
思ったより落ち着いて過ごせていました。
翌朝、目が覚めるとまだ小雨。
とりあえず火を熾してお湯を沸かし
珈琲とココアを淹れます。
2日目は夕方から大雨になる予報なので、
明るいうちに料理を済ませて暗くなる前に
テントに籠れるようにある程度片付けを
済ませておく段取りを組んでおきます。
それから、
雨の状況によってはどうするかという
シュミレーションを頭の中でしながらも、
まったりと過ごします。
ホットドッグ
ステーキ
おじや
コロッケ
おにぎり
etc.
またもや暴飲暴食です。
そんなこんなで夕方を迎え、
陽が落ちて辺りが暗くなってきた頃
どんどん雨足が強くなってきました。
この時にはテントの中で過ごしていたのですが、
家族4人のスマホのうち3台は電波が圏外。
残る1台の電波が頼りの綱です。
天気予報を確認すると雨量予測は80mm強
その間もテントに打ちつける雨風の強さは増し、
外で聞こえる川の音は激しさを増していきます。
時間はPM5:30
タープのポールが倒れる音が聞こえ、
愛犬も異常を感じたのか吠えだしました。
大雨の中、意を決して外の状況を確認しに出ます。
倒れたタープ越しに川の方へライトを向けると、
ついさっきまでの川の流れとは豹変して
濁流・激流と化し今にも氾濫しそうな状況に
最悪の事態も頭に浮かびます。
テントに戻ると、
圏外だった妻のスマホの電波が奇跡的に入り、
キャンプ場の管理人さんからのメールを受信
しました。豪雨により川の状況が不安定なので、
受付付近に避難して下さいとの連絡。
PM5:45サイトをそのままの状態で残し、
氾濫しそうな川沿いの細道をなんとか車で脱出して
受付付近までエスケープしました。
渓流釣りをやっている経験から
すぐには川の状況は好転しないだろうし、
しばらく時間が経ったとしても
サイトに戻るのは危険と判断して、
管理人さんに連絡を入れ、
一度撤退して自宅に戻り、
明朝サイトを片付けにキャンプ場に戻ってきます
と伝え、了承を得て帰路につきました。
帰りの車中では
今回のこの経験を今後に生かすべく
家族4人で話をしました。
状況判断の大切さや危機管理
自然は時に猛威を振るうという事
興奮と疲れの入り混じる中でしたが、
話は尽きませんでした。
学びの多かった今回のキャンプ
子供達には今後の教訓として生かして
いってほしい、なかなか経験出来ない
良い経験ができたんではないかと思います。
経験しないのが一番良いと言われれば
それまでなんですが・・・。
ちなみに帰宅中も暴風雨は凄まじく、
冠水した道路や通行止めの道をくぐり抜け、
なんとか無事に帰宅することができました。
帰宅後にテレビをつけるとニュースでは
記録的短時間大雨情報
道路の通行止めや土砂崩れ
洪水警報・避難指示なんかの情報が。
生きてて良かった。
温かい風呂に浸かり
ゆっくり眠れる自宅のありがたみも
より一層実感できた日になりました。
皆んなぐっすり睡眠をとることが出来て
翌日は前日と打って変わって快晴の中、
AM7:00に自宅を出発して
キャンプ場に撤収しに向かいました。
どうなっているか心配していましたが、
着いて確認すると、何事も無かったように
サイトも荒れてはなく、川も穏やかに
なっていました。
濡れたテントやタープ、シュラフやグッズを
撤収し、少し写真を撮ってから
受付で挨拶をして、スタッフさんの
「また晴れた時に遊びに来て下さい」
の声を聴き終え帰宅しました。
帰宅後は庭で
テント・タープを洗い天日乾燥。
シュラフ・ブランケット類はコインランドリーで
洗濯乾燥して今回のキャンプを終えました。
記録にも記憶にも残る家族キャンプとなりました。
そういえば、
初日出発前の朝のテレビ番組での
星座占いは最下位だったなぁ。
おしまい。
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Jose 5人家族キャンプ
ご無事で何よりです😌と読んでいて素直に思いました😅 最近は設備が整ったキャンプ場が多いけど、どこまでいってもアウトドア。自然の脅威は付き物。ということを忘れてはいけないですね💦