蝶ヶ岳〜常念岳縦走
四連休の始まり
それは待ちに待った山登りの始まりでもある。
久しぶりのテント泊、初めての本格的な縦走。
今回もドキドキとワクワクが止まらない
まずは登山届け。
吊り橋。よく揺れる。
高所恐怖症と弱小三半規管なので揺れると震える。
これが噂のゴジラ(みたいな)の木か…なるほどなるほど
ここまで結構余裕、なーんだ、こんなもんか、
と歩みを進める
進める
進める、が
やばい
完全にバテる。
だめだ足が石のように重くて上がらない。
山を登ってツライときは「なんでこんなことしてるんだろう」「でも楽しいんだよね〜」と1人で思うことはある。
しかし今回は「もう帰りたい」「下りたい」が頭をよぎる。
いやいや、まだ早すぎる
せめて蝶には登らねば
いや、しんどい
早く頂上に着いて休みたいが、これ以上スピードが上がる気がしない…
数歩進んでは止まり、木霊のように待ってくれる旦那に
「いいから先行って」と伝えて先に行ってもらう。
そこからは牛歩。ほぼ牛歩。
足が上がらないとはこのことだ。
あーーつらい
でもここまで来たし!
自分に言い聞かせて歩く。
偉いものでチビチビ歩いても頂上には着く。
待ってたのはたくさんの人とテント、それに絶景
あー疲れた…
いやー、最高…
情緒が安定しないままテント設営予定地に腰を下ろす。
登って良かった、本当よかった…
テントを設営して、カレーをいただく。
はー。美味しい。
テン場に戻ってみればぎゅうぎゅう。
おお、まだ増えますか、ここから
旦那によると120張り越えらしい。恐ろしい。
槍。いつか登りたい山。
でも蝶でこんなにバテた私に登れるのか?と少し自信を失う。
若干の紅葉。
蝶ヶ岳の頂上。
夕飯
今回は鍋。最高です。
夕陽。いつ見ても綺麗だ。
心が洗われる。
さて、明日に向けて早めに就寝
2日目
朝食を簡単に済ませて、パッキング
いざ目指すは常念岳
なんだ、めちゃくちゃかっこいいじゃないか…
当たり前だが、いっぱい歩いた。
だが、まだまだらしい
ちなみに写真に見えるのは頂上ではない…
見切れている山、あれが頂上。
無理のないペース配分していたつもりが昨日と同じく、バテる。
いい景色が広がるのに、見ていたのはほとんど足元。
もっと写真撮っときゃ良かった…といつも思う
やっとかっと着いた。
頂上は人に溢れていた
いつもなら遠くから見るだけでいいか、となるのだが今回はしっかりと順番待ちをして「常念岳」の標識(?)を持ち上げて旦那と2人で写真まで撮ってもらった
2人で写真を撮ることはあまりない
めちゃくちゃ珍しいのである(笑)
さて、ここから常念小屋まで下る
ガスガスで先が見えないが、結構下った
明日これ登るのか…と思いながら下る。
バテバテの時はどうやらマイナス思考になってしまうようだ。
途中で外国人のカップルとすれ違った
「It's so cooool‼︎」
「OMG‼︎‼︎」
「hooooooo‼︎‼︎」
というハイテンションさに、元気付けてもらい
無事常念小屋に到着
テン場がキャパオーバーのため、ちょっと外れたところに。
富士山ばりに見慣れてきた槍ヶ岳
夕飯はパスタにするも、やらかす
美味しいパスタが出来上がるはずが、粘土が出来上がった
ここでも心にダメージ_(:3 」∠)_
3日目も朝が早いので早めに就寝
夜は少し風が強く、フライがはためく音で何度か目が覚めた
朝、昨日のうちに山小屋で買い込んだパンを食べようとするも胃が気持ち悪くてお茶を飲んで出発
今度テン泊する時にはウィダーインゼリーとか持っていこう。
辛くてもしんどくても自然は綺麗だ
少し胃の調子が良くなってきたので低血糖を避けるべく、絶景をみながら分岐で栄養補給
ひたすら下る
ちょっと寄り道
こういうところに入る勇気は私にはない…笑
そしてひたすらに下る。
写真は撮り忘れてしまったけど、三叉へ下る間蝶ヶ岳〜常念岳まで自分が歩いてきた道が一直線に見えたこと感動した。
ようやくゴールの三叉
登りも下りも全然スピードが出なくて、下山口の三叉に着いた時には嬉しすぎて今までにないくらい満面の笑みを浮かべました
(この後車までさらに30分ほど歩かなければいけないことに気づいていない)
ほんと、体力つけたい。
次はもっと余裕で楽しみたい!
心が折れかけまくった蝶ヶ岳〜常念岳
少しでも良いから一歩一歩歩けばなんとか着くもんだと学びました
お天気最高で、お山には文句の付け所がなかった
自分の体力の無さと2日目の晩ごはんをやらかしてしまったことで辛かった(笑)
下山後は大好きな我山のソースカツ丼
美味しすぎた。
いろんな感情が混ざって食べた瞬間にちょっと涙が出ました(笑)
帰りの車の中、旦那と次はどこに登ろうかと話をする。
こんなに辛くてもしんどくても、山に登りたいって…
もはや病気!
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кочапо
人がバテている話は蜜の味😁 次回はバテないようにします…