ヘリノックス燃ゆ（ガンダム風に）

テントよりも先に買ったチェア・・・
車中泊がデビューだったので、何よりも先に買ったチェア。。。

テントの中の敷物を片付けている時にヤツは突然やってきた。

風「ぴゅううぅぅう」

ま「風出てきたなー」

焚「ボボボボ・・・」

ま「さっさと片付けて温泉行こうっと」

風「ひゅーーーー」

焚「ボボボボ・・・メラメラメラメラ！」

ま「ん・・・メラメラ？」

・・・君のことは忘れない

ちょこっと頭を出した富士山が語りかけてくる。

「くよくよすんなよ！あと２つ持ってるだろ？」

数の問題じゃないんだ。
たしかにアレはずっと使い続けていたからそりゃクタビレてるさ。そう、思い出の分コイツはクタビレてるのさ。
時間をかけている物はいつも何かを語りかけてくれるんだぜ。
そう、ロックンローラーのモミアゲだってそうさ。

Kinksのデイヴ・デイヴィスのモミアゲなんて、語り過ぎてもはやヒゲだかモミアゲだかわからないくらいだ。

彼に至ってはモミアゲのプロだね。

アゴの先だけヒゲがないなんて、素人には無理だ。
プレスリーがスタンダードなモミアゲだとしたら、彼はモミアゲの異端児だろう。。。

いやまて、ヒゲでもモミアゲでも細かいことは気にしない。イスの１つや２つ、くよくよすんじゃねーって、彼のモミアゲは語っているのかもしれない。

「過ぎたことなに言ってやがる！気晴らしに温泉入って行きな！」

今度は雲ひとつないスッキリした青空に
背中を押され、温泉に入る。

「どうだ！露天風呂は夜ばっかりじゃないぜ！真っ青な青空の下で入るのも気分がいいだろ？」

そうだな・・・

家に帰って、休めなかった分にたまった洗濯物をしよう。

洗濯物、乾かしてくれよ。青空。